2026年10月25日、プロ野球の横浜DeNAベイスターズは、福岡ソフトバンクホークスとの「SMBC日本シリーズ2026」に臨んでいる。10月24日の第1戦は、牧秀悟の同点本塁打で試合を振り出しに戻したものの、延長11回に勝ち越しを許し、1-3で敗れた。第2戦は10月25日18時から横浜スタジアムで開催予定だ。
レギュラーシーズンは71勝69敗3分、セ・リーグ3位。それでもクライマックスシリーズ(CS)では巨人に2連勝、阪神に4連勝し、日本シリーズへの切符をつかんだ。牧秀悟のポストシーズン5本目の本塁打、人的補償による移籍から日本シリーズ出場まで成長した古市尊、そして10月24日のみやざきフェニックス・リーグ中止情報まで、球団公式発表やNPB公式記録、報道各社の記事をもとに2026年のDeNAを整理する。
【2026年最新動向】DeNAは日本シリーズ第1戦で黒星発進

2026年の横浜DeNAベイスターズを語るうえで、まず押さえたいのがレギュラーシーズンとポストシーズンの対照的な戦いぶりだ。
レギュラーシーズンのDeNAは、143試合を71勝69敗3分、勝率.507で終え、セ・リーグ3位となった。一方、パ・リーグを制したソフトバンクは91勝49敗3分、勝率.650。長いシーズンの成績だけを比較すれば、ソフトバンクが優位に立っていた。
ところが、CSに入るとDeNAは一変する。10月10、11日のファーストステージで巨人を連破。さらに10月14日から17日にかけて甲子園で行われたファイナルステージでは、リーグ優勝の阪神を相手に4試合連続で勝利した。阪神には1勝のアドバンテージがあったものの、DeNAは実際の試合で4連勝し、シリーズ通算4勝1敗で突破した。
この6連勝が示すのは、レギュラーシーズンの順位だけでは測れない短期決戦への対応力だ。相手投手の攻略、得点機での集中力、接戦を落とさない投手運用がかみ合えば、順位が下のチームにも日本シリーズ進出の道が開ける。
ただし、CSでの好調をもってシーズン全体の課題が解消したと判断するのは早い。日本シリーズでは、レギュラーシーズンで圧倒的な勝率を残したソフトバンクが待ち受けている。DeNAにとっては、勢いを保つだけでなく、相手の総合力にどう対抗するかが問われるシリーズだ。
【公式日程・試合速報】10月25日の第2戦とフェニックス・リーグ中止情報
日本シリーズ第1戦は10月24日、横浜スタジアムで行われた。DeNAは0-1で迎えた8回2死、牧秀悟のソロ本塁打で同点に追いついた。しかし、延長11回にソフトバンクが2点を勝ち越し、最終スコアはソフトバンク3-1DeNA。DeNAは初戦を落とした。
球団公式サイトの試合日程によると、第2戦は10月25日(日)18時開始予定、会場は横浜スタジアム。第3~5戦は10月27~29日に福岡のみずほPayPayドームで行われる予定で、第6戦は10月31日、第7戦は11月1日に横浜で開催予定となっている。第6、7戦はシリーズが必要な試合数まで続いた場合の日程だ。
一方、ファームでは別のニュースがあった。横浜DeNAベイスターズの公式発表によると、10月24日(土)に清武第二球場で12時30分開始予定だった、みやざきフェニックス・リーグのハヤテベンチャーズ静岡対DeNA戦は、グラウンドコンディション不良のため中止となった。
ここで注意したいのは、中止理由の違いだ。球団は10月23日の北海道日本ハム戦については雨天中止と発表しているが、24日のハヤテ戦について発表した理由はグラウンドコンディション不良である。両日とも試合は実施されなかったものの、公式発表上の理由は同じではない。
また、今回の中止はファームの1試合に関するものだ。日本シリーズの開催や一軍のチーム活動とは別の情報であり、混同する必要はない。球団公式の日程では、フェニックス・リーグの次の予定として10月26日の千葉ロッテ戦が掲載されている。
【成績比較】3位からのCS6連勝はDeNAの強さを証明したのか
2026年のDeNAを評価するなら、レギュラーシーズン、CS、日本シリーズを分けて見る必要がある。NPB公式の年度別成績と球団公式のCS記録を整理すると、次のようになる。
| 項目 | 2026年の記録 | 読み取れるポイント |
|---|---|---|
| レギュラーシーズン | 3位、71勝69敗3分、勝率.507 | 勝ち越しを確保したが、リーグ優勝には届かなかった |
| チーム打撃 | 打率.246、125本塁打 | 長打力を備える一方、打線全体の継続的な得点力が課題となる |
| チーム投手成績 | 防御率3.27 | 短期決戦では投手陣の継投と失点管理が鍵になる |
| CSファーストステージ | 巨人に2勝0敗 | 第1戦2-1、第2戦4-1で突破 |
| CSファイナルステージ | 阪神との実試合で4勝0敗 | 2-0、1-0、4-0、8-5で4連勝 |
| 日本シリーズ第1戦 | ソフトバンクに1-3で敗戦 | 牧の同点弾が出たものの、延長11回に決着 |
| ファーム公式発表 | 10月24日の試合は中止 | ハヤテ戦はグラウンドコンディション不良による中止 |
この数字から見えてくるのは、DeNAが長期戦で圧倒的だったというよりも、ポストシーズンで勝ち切る力を発揮したという実態だ。レギュラーシーズンは3位だったが、CSでは阪神の得点を最初の3試合で合計0点に抑え、第4戦も5失点ながら8得点で競り勝った。
もっとも、日本シリーズ第1戦ではソフトバンクの投手陣を相手に7回まで無得点。牧の本塁打で追いついた後も、最後は延長戦で突き放された。CSで見せた勝負強さを日本シリーズでも再現するには、主砲の一発だけでなく、打線全体で得点機を作り、投手陣が終盤まで試合をコントロールする必要がある。
「DeNAは短期決戦に強い」という評価には、2024年の日本一や2026年CSの結果という根拠がある。ただし、1試合の結果だけでチーム全体の実力を決めつけるのも適切ではない。レギュラーシーズンの安定性と、短期決戦での爆発力は別の尺度で評価するのが妥当だ。
【牧秀悟の勝負強さ】ポストシーズン5本目の本塁打が持つ意味
2026年のDeNA打線を語るうえで外せないのが、主将の牧秀悟だ。球団公式選手名鑑とNPB公式の個人成績によると、牧はレギュラーシーズン108試合に出場し、打率.283、119安打、30本塁打、75打点を記録した。30本塁打は、チームの長打力を支える中心的な数字である。
さらに注目を集めたのが、10月24日の日本シリーズ第1戦だ。DeNAが0-1とリードを許していた8回2死、牧はソフトバンクの松本裕樹が投じた外角低めの155キロの直球を捉え、バックスクリーンへ同点ソロを放った。2ボール1ストライクからの一撃で、チームを敗戦寸前の状況から引き戻した。
デイリースポーツなどの報道によれば、この本塁打は2026年のCSと日本シリーズを合わせたポストシーズン通算5本目だった。巨人とのファーストステージで2試合連続本塁打を放ち、阪神とのファイナルステージでも4試合中2本塁打。そこに日本シリーズ第1戦の一発が加わった。
この記録を評価する際に大切なのは、本塁打の本数だけではない。8回2死という追い込まれた局面で、相手にリードを許したまま試合を終わらせなかった点に価値がある。長打を期待される中心打者が、勝負どころで結果を出すことは、ベンチ全体の戦い方にも影響する。
BASEBALL KINGが紹介した野球解説者の片岡篤史氏の分析でも、牧が球種の流れから直球を意識し、外角の球を捉えた点が評価された。もちろん、一発が出たからといって試合に勝てるわけではない。第1戦では延長11回に失点し、最終的に敗れている。それでも、牧の打撃がシリーズの流れを変え得ることを示した場面だった。
なお、「ポストシーズン5本目」という数字は、2026年のCSと日本シリーズを合わせた本塁打数を指す。レギュラーシーズンの30本塁打とは集計対象が異なるため、両者を混同しないことが重要だ。
【古市尊の成長】人的補償による移籍から日本シリーズ初出場へ
牧の打撃と並んで注目したいのが、捕手・古市尊の歩みだ。2026年1月8日、横浜DeNAベイスターズは古市の獲得を公式発表した。桑原将志が海外フリーエージェント権を行使して埼玉西武ライオンズへ移籍したことに伴う、人的補償による加入だった。古市の背番号は60と発表されている。
古市は2002年6月15日生まれ。高松南高、独立リーグの徳島インディゴソックスを経て、2021年の育成ドラフト1位で西武に入団した。2022年から2025年まで西武でプレーし、2026年からDeNAに加わった。リーグも球団も変わり、新たな投手陣との信頼関係を築くところからスタートしたシーズンだった。
日刊スポーツが10月25日に報じた記事では、古市が香川への帰省中に西武から電話を受け、人的補償でDeNAへ移籍することになった経緯が紹介されている。本人にとっては、長く過ごした古巣を離れ、新天地で自分の役割を一から築く大きな転機だった。
その古市は10月24日の日本シリーズ第1戦で、11回に途中出場してマスクをかぶった。試合はDeNAが延長11回に決勝点を許して敗れたが、古市にとってはプロ入り後初めての日本シリーズ出場となった。
捕手は、投手との意思疎通、配球の組み立て、走者への対応など、スコアに表れにくい判断を数多く求められるポジションだ。新天地での経験がまだ浅い選手にとって、最高峰の舞台で実戦に出ることは、今後の成長を考えるうえで大きな経験になる。
ただし、日本シリーズに出場したという事実だけで、古市が正捕手の座を確立したと判断することはできない。今後は出場機会を積み重ね、投手との連係や守備面でどのような信頼を築くかが評価のポイントになる。移籍の経緯と、現在の競争の中で得た経験を分けて見ることが大切だ。
【選手名鑑・球団の歴史】2026年のDeNAをどう見るべきか
横浜DeNAベイスターズは、日本野球機構(NPB)が統括する日本プロ野球のセントラル・リーグに所属する球団だ。球団の前身は1950年に始まった大洋ホエールズで、長い歴史の中で球団名や運営体制を変えながら横浜を本拠地とする現在の姿へ発展してきた。
球団公式のヒストリーによると、1960年に初のセ・リーグ優勝と日本一を達成。1998年には38年ぶりのリーグ優勝を果たし、日本シリーズでも西武ライオンズを破って日本一となった。2017年には19年ぶりに日本シリーズへ進出し、2024年にはソフトバンクを破って1998年以来26年ぶり、球団史上3度目の日本一を達成している。
2026年は、2024年の日本一から2年後に再び日本シリーズへ進んだシーズンとなった。2024年の優勝実績は、現在のチームが大舞台で勝つ可能性を示す材料ではあるが、それだけで2026年の勝敗が決まるわけではない。歴史的な実績と、今季の戦力・試合内容を組み合わせて判断する必要がある。
選手の現状を確認する際は、球団公式の「選手名鑑」が基本となる。公式名鑑では、牧秀悟は背番号2の内野手、古市尊は背番号60の捕手として掲載されている。捕手陣には松尾汐恩、戸柱恭孝らも名を連ねており、古市の出場機会もチーム内の競争や試合ごとの起用方針と合わせて見る必要がある。
また、日程と選手情報は更新されるタイミングが異なる。試合日程・結果は球団公式の試合情報、順位や年度別成績はNPB公式記録、移籍の経緯や試合中の具体的な出来事は日刊スポーツやデイリースポーツなどの報道を参照すると、速報と長期的な評価を混同しにくい。
DeNAの2026年を評価する際の判断基準は、主に3つある。第一に、レギュラーシーズンで示した安定性。第二に、CSや日本シリーズで得点機をものにする勝負強さ。第三に、古市のような新加入選手や若手が経験を積み、翌シーズン以降の戦力として成長できるかどうかだ。短期決戦の結果だけでなく、この3点を合わせて見ることでチームの実態がつかみやすくなる。
【プロ野球DeNA】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年10月24日のDeNAの試合結果は?
A1:日本シリーズ第1戦で福岡ソフトバンクホークスと対戦し、延長11回の末に1-3で敗れました。牧秀悟が8回2死に同点本塁打を放ちましたが、11回に2点を失いました。第2戦は10月25日18時から横浜スタジアムで開催予定です。
Q2:牧秀悟のポストシーズン本塁打5本目とは何ですか?
A2:2026年のクライマックスシリーズと日本シリーズを合わせた本塁打数です。巨人とのファーストステージで2本、阪神とのファイナルステージで2本、日本シリーズ第1戦で1本を記録しました。レギュラーシーズンの30本塁打とは別の集計です。
Q3:古市尊はなぜDeNAに移籍し、日本シリーズに出場したのですか?
A3:桑原将志が海外FA権を行使して西武へ移籍したことに伴い、DeNAが人的補償として古市を獲得しました。2026年に新天地でプレーし、10月24日の日本シリーズ第1戦では延長11回に途中出場。プロ入り後初の日本シリーズ出場を果たしました。
まとめ:DeNAの今後は牧の一発とチーム全体の戦い方が鍵
2026年10月25日時点の横浜DeNAベイスターズは、レギュラーシーズン3位からCSを6連勝で突破し、日本シリーズへ進出したチームだ。初戦はソフトバンクに1-3で敗れたものの、牧秀悟のポストシーズン5本目の本塁打は、接戦で流れを変える力を改めて示した。
一方、古市尊の日本シリーズ初出場は、人的補償による移籍から新しい環境で経験を積んできた過程を象徴する出来事だった。レギュラーシーズンの数字、短期決戦の勝ち上がり方、若手・新加入選手の成長を合わせて見ることが、現在のチーム状況を理解する近道となる。
まずは10月25日の第2戦で、DeNAが打線のつながりと投手陣の安定感を取り戻せるかに注目したい。公式日程・試合結果は球団公式サイト、年度別成績はNPB公式記録、選手の背景や試合の詳細は信頼できる報道各社で確認する。この3つを使い分ければ、速報に振り回されず、横浜DeNAベイスターズの現在地と今後の可能性をより立体的に捉えられる。