2026年の男子フィギュアスケートは、ミラノ・コルティナ冬季オリンピックで日本勢が銀メダルと銅メダルを獲得し、大きな注目を集めました。鍵山優真選手が合計280.06点で銀メダル、佐藤駿選手が274.90点で銅メダルを獲得。金メダルはカザフスタンのミハイル・シャイドロフ選手で、合計291.58点でした。
2026年10月25日現在、フィギュアスケートのグランプリシリーズも開幕しています。フランス大会の男子ショートプログラム(SP)では山本草太選手が77.02点で5位につけ、男子フリーは日本時間10月25日夜に予定されています。この記事では、五輪のショート・フリーの順位と得点、日本代表の成績、イリア・マリニン選手の結果、そしてNHK杯フィギュア2026の最新日程まで、大会別に整理します。
【2026年最新】男子フィギュアスケートの五輪結果・最終順位一覧

ミラノ・コルティナ冬季オリンピックの男子シングルは、現地時間2026年2月10日にショートプログラム、2月13日にフリースケーティングが行われました。日本時間ではそれぞれ2月11日、2月14日にあたります。
国際スケート連盟(ISU)の公式リザルトによると、優勝したのはカザフスタンのミハイル・シャイドロフ選手。ショートプログラム5位からフリーで198.64点を獲得し、合計291.58点で金メダルに輝きました。日本の鍵山選手と佐藤選手が続き、日本勢が銀・銅の2つのメダルを獲得しています。
男子シングルの上位13人と、主要選手の得点は次のとおりです。
- 1位:ミハイル・シャイドロフ(カザフスタン)291.58点
- 2位:鍵山優真(日本)280.06点
- 3位:佐藤駿(日本)274.90点
- 4位:チャ・ジュンファン(韓国)273.92点
- 5位:スティーブン・ゴゴレフ(カナダ)273.78点
- 6位:ピョートル・グメンニク(AIN)271.21点
- 7位:アダム・シャオ・イム・ファ(フランス)269.27点
- 8位:イリア・マリニン(米国)264.49点
- 9位:ダニエル・グラッスル(イタリア)263.71点
- 10位:ニカ・エガゼ(ジョージア)260.27点
- 11位:ケビン・エイモズ(フランス)259.94点
- 12位:アンドリュー・トルガシェフ(米国)259.06点
- 13位:三浦佳生(日本)246.88点
この結果で押さえておきたいのは、ショートプログラムの順位が、そのまま最終順位になるわけではないという点です。マリニン選手がSP首位から8位へ後退した一方、佐藤選手はSP9位から総合3位へ浮上しました。2種目の合計得点がメダルの行方を左右した大会でした。
【ショート・フリーの得点比較】鍵山優真、佐藤駿、三浦佳生、マリニンの明暗
五輪の結果を詳しく見ると、メダルを獲得した日本勢2人と、優勝候補として注目されたマリニン選手では、ショートプログラムとフリーの結果が大きく異なっていました。
鍵山優真はSP2位から銀メダルを獲得
鍵山選手はショートプログラムで103.07点を獲得し、2位でフリーに進みました。フリーは176.99点で6位となり、2種目の合計は280.06点。最終順位は2位で、銀メダルを獲得しました。
SPでは技術点56.50点、演技構成点46.57点を記録しています。フリーでは得点を伸ばし切れなかったものの、ショートで築いた得点と演技全体の評価が、表彰台を確保するうえで重要な役割を果たしました。
佐藤駿はSP9位からフリー3位の演技で銅メダル
佐藤選手のSP得点は88.70点で、順位は9位でした。しかし、フリーでは186.20点を獲得し、種目別3位の成績を残しました。合計274.90点で総合3位となり、銅メダルを手にしています。
フリーの内訳は技術点101.85点、演技構成点84.35点。フリーで高得点を積み重ね、SPで先行した複数の選手を上回ったことがメダル獲得につながりました。男子シングルでは、SPの順位だけで選手の最終的な実力や結果を判断できないことを示す展開でした。
イリア・マリニンはSP首位から総合8位
米国のイリア・マリニン選手は、ショートプログラムで108.16点を獲得して首位に立ちました。技術点62.35点、演技構成点45.81点という高得点で、フリーを前に優勝争いの中心と見られていました。
ところが、フリーでは156.33点にとどまり、種目別15位。合計264.49点で総合8位となり、メダルには届きませんでした。フリーでは転倒などのミスが得点に影響し、SPで築いたリードを維持できませんでした。
この結果は、難度の高いジャンプを組み込むことと、それを本番で安定して成功させることが別の課題であると示しています。高い技術力があっても、フリーでの実施状況や演技全体の得点によって最終順位は大きく変わります。
三浦佳生は総合13位、フリーで10位
日本代表の三浦佳生選手は、SPで76.77点を獲得して22位。フリーでは170.11点で10位となり、合計246.88点で総合13位でした。
フリーの順位をSPから大きく上げたものの、上位選手との合計得点差を埋めるには至りませんでした。三浦選手の結果を評価する際は、総合順位だけでなく、SPとフリーそれぞれの順位、技術点、演技構成点を分けて見ることが大切です。
【五輪歴代メダリスト比較】日本男子は5大会連続で表彰台へ
2026年大会の日本勢の活躍は、単年の好成績にとどまりません。日本は2010年バンクーバー大会から2026年ミラノ・コルティナ大会まで、冬季五輪の男子シングルで5大会連続のメダル獲得を達成しました。
日本男子の五輪メダル獲得の経緯を整理すると、次のようになります。
| 大会 | 日本男子の主なメダリスト | 獲得メダル |
|---|---|---|
| 2010年バンクーバー | 高橋大輔 | 銅メダル |
| 2014年ソチ | 羽生結弦 | 金メダル |
| 2018年平昌 | 羽生結弦、宇野昌磨 | 金・銀メダル |
| 2022年北京 | 宇野昌磨、鍵山優真 | 銀・銀メダル |
| 2026年ミラノ・コルティナ | 鍵山優真、佐藤駿 | 銀・銅メダル |
歴代の結果を見ると、日本男子は羽生結弦選手や宇野昌磨選手らが築いた実績を、鍵山選手や佐藤選手らが引き継いでいます。2026年大会では、同じ日本代表でも鍵山選手がSPで上位につけ、佐藤選手がフリーで順位を上げるという異なる展開から、2人がメダルを獲得しました。
日本代表の強みを単純にジャンプの難度だけで説明することはできません。SPで高い得点を確保する力、フリーで順位を上げる力、演技構成点を積み上げる力など、複数の要素が総合成績を左右します。2026年の結果は、異なる持ち味を持つ選手が同じ大会で表彰台に立った事例としても注目されます。
【採点基準を解説】男子フィギュアスケートの得点はどう決まる?
男子シングルの結果を理解するには、得点の仕組みを知っておくと便利です。ISUの採点方式では、ショートプログラムとフリースケーティングを別々に採点し、その合計点で最終順位を決めます。
技術点・演技構成点・減点の3要素
得点の基本は、次の計算で整理できます。
各種目の得点 = 技術点(TES)+演技構成点(PCS)-減点
- 技術点(TES):ジャンプ、スピン、ステップなどの要素について、基礎点と出来栄え点を積み上げます。
- 演技構成点(PCS):構成、表現、スケーティング技術など、プログラム全体の質を評価します。
- 減点:転倒など、規定に基づく違反やミスに応じて得点から差し引かれます。
ジャンプの基礎点は、種類や回転数などに応じて設定されています。加えて、実施の質を示す出来栄え点(GOE)が加算または減算されます。GOEはプラス5からマイナス5までの評価を基に算出されるため、同じジャンプを成功させても、着氷や流れなどの質によって得点は変わります。
SP首位でも金メダルとは限らない理由
SPは演技時間や実施できる要素に制限があり、フリーではより多くの要素を組み込んだプログラムで競います。SPで高得点を出しても、フリーでミスが続けば、他の選手に逆転される可能性があります。
2026年五輪では、マリニン選手がSP1位から総合8位へ、佐藤選手がSP9位から総合3位へと順位を変えました。この対照的な結果は、SPとフリーを合算する採点方式の特徴を端的に示しています。
結果速報を見る際は、最終順位だけでなく、SPの順位、フリーの順位、各種目の得点をセットで確認するのがおすすめです。合計点だけでは、どの種目で順位が動いたのか、技術点と演技構成点のどちらが得点を支えたのかまでは分かりません。
【GPシリーズ2026フランス大会】男子の結果速報と日本勢の順位
2026-2027シーズンのISUグランプリシリーズは、10月23日から25日までフランスのアンジェで開催されるフランス大会から始まりました。大会は現在進行中で、日本時間10月25日夜に男子フリーが予定されています。このため、同日午前の欧州時間時点では男子の最終順位は確定していません。
男子ショートプログラムの上位結果
ISUの男子SP結果ページに掲載された順位は、次のとおりです。
- 1位:ソ・ミンギュ(韓国)83.83点
- 2位:ジェイコブ・サンチェス(米国)79.63点
- 3位:フランソワ・ピト(フランス)79.46点
- 4位:ジミー・マー(米国)77.11点
- 5位:山本草太(日本)77.02点
- 6位:ニコライ・メモラ(イタリア)69.54点
- 7位:サミー・ハミー(フランス)65.53点
- 8位:アダム・ハガラ(スロバキア)59.17点
日本勢では山本選手が5位につけています。上位4人との差は大きくなく、フリーでのジャンプの成功率や演技構成点の積み上げが、総合順位を左右するポイントになります。
一方、三浦佳生選手については、ISUのSP結果ページで得点が掲載されていない状態です。得点のない表示を順位や成績として扱うことはできず、棄権などの理由についても公式な情報を確認する必要があります。五輪の総合13位という結果と、今大会の途中経過は分けて把握しておきましょう。
男子フリーの結果はいつ確定する?
フランス大会の男子フリーは、現地時間10月25日13時10分開始予定です。日本時間では同日20時10分ごろにあたります。総合順位はSPとフリーの得点がそろった段階で確定するため、SPの順位を最終結果と混同しないよう注意が必要です。
また、GPシリーズは各大会の順位だけでなく、出場選手が獲得するポイントも大切です。各大会の成績は、シーズン終盤のグランプリファイナル進出争いにも関わります。フランス大会の最終結果を確認する際は、総合順位と合計得点に加えて、フリーの技術点や演技構成点もチェックすると、選手ごとの強みが見えてきます。
【NHK杯フィギュア2026】男子の開催日程・出場予定選手
次の国内注目大会は、2026年11月27日から29日まで東京都調布市の京王アリーナTOKYOで開催されるNHK杯国際フィギュアスケート競技大会です。グランプリシリーズの第6戦にあたり、男子シングルには日本勢と海外の有力選手がエントリーしています。
大会公式の日程によると、男子シングルは以下のスケジュールで予定されています。
- 11月27日(金)19時00分ごろ:男子ショートプログラム
- 11月28日(土)19時30分ごろ:男子フリースケーティング
- 11月28日(土)競技終了後:男子シングル表彰式
- 11月29日(日):エキシビション
男子の出場予定選手には、佐藤駿選手、中田璃士選手、吉岡希選手らの日本勢に加え、イリア・マリニン選手、ジェイソン・ブラウン選手、チャ・ジュンファン選手らが名を連ねています。五輪で銅メダルを獲得した佐藤選手が、シーズン後半に向けてどのような演技を見せるかが注目点です。
ただし、10月25日時点ではNHK杯は開催前のため、男子の滑走順やSP・フリーの得点、最終順位はまだ確定していません。エントリーは変更される可能性もあるため、観戦やテレビ視聴の予定を立てる場合は大会公式の日程・結果ページで最新情報を確認してください。
【男子フィギアスケート結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年ミラノ・コルティナ五輪の男子フィギュアスケートで金メダルを獲得したのは誰ですか?
A1:カザフスタンのミハイル・シャイドロフ選手です。合計291.58点で優勝し、鍵山優真選手が280.06点で銀メダル、佐藤駿選手が274.90点で銅メダルを獲得しました。
Q2:イリア・マリニン選手は五輪で何位でしたか?
A2:総合8位です。SPでは108.16点で首位でしたが、フリーは156.33点で15位となり、合計264.49点で大会を終えました。
Q3:三浦佳生選手の五輪の最終順位と得点は?
A3:総合13位で、合計246.88点でした。SPは76.77点で22位、フリーは170.11点で10位です。
Q4:男子フィギュアスケートの最終順位は何で決まりますか?
A4:ショートプログラムとフリースケーティングの得点を合計して決まります。技術点、演技構成点、減点が各種目の得点に反映されるため、SP首位の選手が必ずしも総合優勝するとは限りません。
Q5:NHK杯フィギュア2026の男子シングルはいつ開催されますか?
A5:11月27日に男子ショートプログラム、11月28日に男子フリーが予定されています。会場は東京都調布市の京王アリーナTOKYOです。
まとめ:2026年の男子フィギュアスケートは総合力とフリーの安定感が鍵
2026年の男子フィギュアスケートで最も大きなニュースとなったのは、ミラノ・コルティナ五輪で鍵山優真選手が銀メダル、佐藤駿選手が銅メダルを獲得したことです。金メダルはミハイル・シャイドロフ選手が手にし、SP首位のイリア・マリニン選手は総合8位となりました。
日本勢の結果を比較すると、鍵山選手はSP2位から銀メダルを獲得し、佐藤選手はSP9位からフリー3位の演技で銅メダルへ浮上しました。三浦佳生選手は総合13位で、フリーでは10位と順位を上げています。3選手の成績は、同じ大会でも種目ごとの得点や演技内容によって結果が変わることを示しています。
10月25日現在はGPシリーズのフランス大会が進行中で、男子フリーの結果が注目されています。さらに11月27日からはNHK杯が控えています。最新結果を正しく把握するには、速報のSP順位と確定した総合順位を区別し、合計得点だけでなくフリーの得点や演技内容まで確認することが大切です。