ホロライブは、VTuberによるゲーム実況や雑談、歌、音楽ライブなどを通じて、国内外にファンを広げてきたバーチャルタレントグループです。運営元はカバー株式会社で、女性VTuberグループ「hololive」と男性VTuberグループ「ホロスターズ」を中心に、配信、音楽、イベント、グッズ、ゲームなど多方面に事業を展開しています。
2026年は、ホロライブプロダクションの9周年を迎え、翌年の10周年に向けたブランド刷新や記念プロジェクトが始動した節目の年です。新ユニット「アソビ★まわり隊!」のデビューや、2027年開催の音楽ライブも発表されました。ホロライブとは何かという基本から、運営の仕組み、現在の所属メンバー、歴代タレント、公式YouTubeの楽しみ方まで、最新の公式発表を踏まえて整理します。
【ホロライブとは?運営元のカバー株式会社とホロスターズとの違い】

ホロライブを理解するうえで最初に押さえたいのは、「ホロライブ」「ホロライブプロダクション」「カバー株式会社」が、それぞれ異なる意味を持つという点です。インターネット上では同じ意味で使われることもありますが、厳密には区別されています。
ホロライブ(hololive)は、女性VTuberを中心とするタレントグループの名称です。ゲーム実況、雑談、歌唱、オリジナル楽曲、3Dライブなど、個々のタレントの個性を生かした活動を行っています。
ホロライブプロダクション(hololive production)は、カバー株式会社が展開するVTuberプロダクションのブランドです。日本国内のタレントに加え、インドネシアや英語圏を中心とする海外向けの活動、男性VTuberグループなどを含む、より広い枠組みとして位置づけられています。
カバー株式会社は、タレントの活動を支える運営会社です。所属VTuberのマネジメントだけでなく、配信技術の開発、音楽制作、ライブイベント、グッズ販売、ライセンス事業、メタバース関連の開発などを手がけています。代表取締役社長は谷郷元昭氏です。
カバー株式会社の公式事業紹介によると、同社はVTuberプロダクション運営に加えて、メディアミックスやメタバース事業にも取り組んでいます。つまり、ホロライブは動画配信だけで完結する活動ではなく、キャラクターや楽曲、ライブなどを横断して価値を生み出すエンターテインメント事業でもあります。
ホロライブとホロスターズの違い
検索時によく混同されるのが、ホロライブとホロスターズの関係です。両者は同じカバー株式会社が運営するホロライブプロダクションのグループですが、基本的な所属区分が異なります。
- hololive(ホロライブ):女性VTuberを中心とするグループ。ゲーム、雑談、歌、バラエティー、ライブなど、幅広い活動を展開しています。
- HOLOSTARS(ホロスターズ):男性VTuberを中心とするグループ。ゲーム実況、雑談、歌、ユニット活動、音楽ライブなどを行っています。
- ホロライブプロダクション:両グループを含む、カバー株式会社のVTuberプロダクションブランドです。
両グループは運営基盤を共有していますが、タレントの所属や活動の展開はそれぞれのグループ単位で確認する必要があります。コラボレーションが行われる場合もあるため、男性タレントが所属しているからといって、その人物が「ホロライブ」の女性VTuberグループに所属しているとは限りません。
なお、2026年9月に発表されたブランド刷新では、ホロライブインドネシア、ホロライブEnglish、hololive DEV_ISなどの地域・グループ別の垣根を越え、より統合的に「hololive」として展開する方針が示されました。これはグローバルな交流を広げるための再編であり、ホロスターズとの区分まで一律に同一化したという意味ではありません。
【ホロライブの名前の由来と、ときのそらから始まった歴史】
ホロライブの歴史をたどると、中心人物として名前が挙がるのが、ときのそらです。ホロライブプロダクションの公式沿革では、カバー株式会社初のVTuberが2017年9月に活動を開始したことが記録されています。
ホロライブの名前の由来も、この初期の歩みと関係しています。もともと「ホロライブ」は、バーチャルアイドルの配信を支えるARアプリケーションとして展開された名称でした。ときのそらをイメージキャラクターとした配信サービスに由来し、その後、女性VTuberグループの名称へと発展していきました。
カバー株式会社の公式沿革によると、2017年9月にときのそらが活動を開始し、同年12月にARアプリケーション「hololive」がリリースされました。2018年6月には女性VTuberグループ「hololive」が立ち上がり、2019年5月には男性VTuberグループ「HOLOSTARS」が始動しています。
この経緯から分かるのは、ホロライブが最初から現在のような大規模な総合エンターテインメントブランドだったわけではないということです。個人のバーチャルアイドル活動と配信技術から始まり、タレントの増加、グループ化、音楽やライブへの展開を通じて、現在の事業構造へと広がってきました。
ホロライブの主な沿革
| 時期 | 主な出来事 | 意味・ポイント |
|---|---|---|
| 2016年6月 | カバー株式会社設立 | 現在のVTuber事業を展開する会社の出発点。 |
| 2017年9月 | ときのそらが活動開始 | 同社初のVTuberとして活動を始める。 |
| 2017年12月 | ARアプリケーション「hololive」リリース | 後のグループ名につながる名称が登場。 |
| 2018年6月 | 女性VTuberグループ「hololive」始動 | 個々の活動からグループとしての展開へ。 |
| 2019年5月 | 男性VTuberグループ「HOLOSTARS」始動 | プロダクションの活動領域が拡大。 |
| 2026年9月7日 | プロダクション9周年と10周年記念プロジェクトの開始 | ロゴ刷新やブランド統合、新たなコンテンツ展開を発表。 |
ときのそらは、単に初期の所属タレントというだけでなく、ホロライブの成り立ちを理解するうえで重要な存在です。2026年9月7日には、10周年に向けたビジュアルアップデートの第1弾として、新たなビジュアルがお披露目されました。長年の活動を継続しながら、ブランドの刷新にも関わる象徴的な存在となっています。
【ホロライブ2026年最新情報:10周年に向けた再編と新展開】
2026年のホロライブプロダクションを語るうえで重要なのが、2027年9月7日に迎える10周年に向けた取り組みです。カバー株式会社は2026年9月7日、プロダクションが9周年を迎えたことを発表し、記念企画を届けるニュース番組「hololive Next」とカウントダウン企画を始動しました。
今回の発表は、単なる周年イベントの告知にとどまりません。ブランドの見せ方やタレントのビジュアル、配信技術、映像コンテンツなど、今後の活動基盤を広げる複数の施策が含まれています。
1. ロゴ刷新とグループ横断のブランド展開
2026年9月7日から、ホロライブプロダクションの新しいロゴが順次使用されています。公式発表では、これまでの象徴だった三角形と青色を引き継ぎつつ、所属タレントそれぞれの個性が集まって新しいエンターテインメントを生み出す姿を表現したと説明されています。
同時に、ホロライブインドネシア、ホロライブEnglish、hololive DEV_ISなど、地域やグループごとに展開してきたブランドを、より横断的に「hololive」として扱う方針も発表されました。海外展開を単に地域別に分けるのではなく、タレント同士の交流やグローバルなコンテンツ制作を促進する狙いがあります。
2. 新ユニット「アソビ★まわり隊!」がデビュー
2026年9月18日、カバー株式会社は新ユニット「アソビ★まわり隊!」のデビューを発表しました。公式発表によると、同ユニットはホロライブに所属する4人組で、9月24日と25日にそれぞれデビュー配信を行いました。
- 百灯キョーコ:情熱系ヒーローポリス。
- 熱千めら:火消し屋のサラマンダー。
- 鈴鳴つづり:ヤギの郵便屋さん。
- 宙科そぴあ:科学を愛する宇宙飛行士。
ユニットは「遊び至上主義」を掲げ、それぞれのキャラクター設定を生かした活動を展開しています。既存の人気タレントだけでなく、新しいキャラクターやユニットを通じて視聴者との接点を増やすことは、ホロライブの継続的な成長を支える仕組みの一つです。
3. ホロライブ初のテレビアニメプロジェクト
2026年9月7日の公式発表では、ホロライブプロダクション初のテレビアニメプロジェクトも明らかになりました。アニメーション制作はスタジオKAIが担当すると発表され、プロジェクトの略称として「おでホロ」が告知されました。
テレビアニメ化は、日々のライブ配信を見ている視聴者だけでなく、アニメ作品からホロライブを知る人にも接点を広げる施策です。配信を主軸にしてきたタレントの魅力を、ストーリーや映像作品という別の形式で届ける点に意味があります。
4. 自宅配信の表現を広げる新アプリ
同じ発表では、所属タレント向けの新配信アプリ「hololive raku」の導入も発表されました。公式説明では、従来のスタジオ配信や3Dライブで実現してきた光や質感の表現を、自宅からの配信にも取り入れやすくする構想が示されています。
配信環境の技術向上は、視聴者にとって映像表現の幅が広がるだけでなく、タレント自身が企画を実現する選択肢を増やすことにもつながります。ホロライブの特徴である日常的な配信と、大規模なライブ制作の両方を支える取り組みです。
5. 2027年の音楽ライブと新たなゲーム展開
2026年10月20日、カバー株式会社は音楽レーベル「hololive RECORDS」初のリアルライブ「hololive RECORDS MUSIC STAGE 2027」を発表しました。開催日は2027年1月9日・10日、会場はKアリーナ横浜です。
公式発表では、1日目にAZKi、ハコス・ベールズ、さくらみこ、ReGLOSS、2日目に角巻わため、こぼ・かなえる、白上フブキ、FLOW GLOWが出演する予定です。音楽レーベルとしての活動を独立したリアルイベントへ広げる動きは、ホロライブの音楽事業が発展していることを示しています。
また、10月9日にはカバー株式会社と株式会社Aimingの協業タイトル「ホロライブ麻雀 -ホロじゃん-」が発表され、事前登録の受付開始が告知されました。音楽、映像、ゲームといった複数の領域で、タレントの魅力を配信以外のコンテンツへ広げる展開が続いています。
こうした動きを
【ホロライブの現在の所属メンバーと公式YouTubeの見方】
ホロライブの所属タレントは、活動の歴史やデビュー時期、ユニットの特徴などによってグループ分けされています。日本語圏だけでなく、インドネシアや英語圏で活動するタレントも所属しており、配信言語や文化的な背景も多彩です。
所属メンバーを調べる際には、ホロライブ公式サイトの「所属タレント一覧」を確認するのが基本です。同ページでは各タレントのプロフィールに加え、グループ別の分類や卒業生などの区分が掲載されています。所属状況や活動ステータスは変化するため、名前だけで判断せず、公式サイト上の表示も確認する必要があります。
日本を中心に活動する主な所属メンバー
0期生には、ときのそら、ロボ子さん、AZKi、さくらみこ、星街すいせいがいます。ホロライブの歴史を知りたい人は、ときのそらの活動や、音楽を中心に活躍するタレントの配信から見始めると、グループの幅広さを理解しやすくなります。
1期生にはアキ・ローゼンタール、赤井はあと、白上フブキ、夏色まつりが所属しています。2期生には百鬼あやめ、癒月ちょこ、大空スバルがいます。ホロライブゲーマーズでは、白上フブキ、大神ミオ、猫又おかゆ、戌神ころねが知られています。白上フブキのように、複数のグループ区分に関係するタレントもいます。
3期生には兎田ぺこら、不知火フレア、白銀ノエル、宝鐘マリンがいます。4期生には角巻わため、常闇トワ、姫森ルーナ、5期生には雪花ラミィ、桃鈴ねね、獅白ぼたん、尾丸ポルカが所属しています。
秘密結社holoXには、ラプラス・ダークネス、鷹嶺ルイ、博衣こより、風真いろはが所属しています。これらのグループは、同期でのコラボレーションや共通の企画などを通じて、タレント個人とは異なる魅力を発信しています。
hololive DEV_ISから展開してきたユニットには、ReGLOSSの音乃瀬奏、一条莉々華、儒烏風亭らでん、轟はじめ、FLOW GLOWの響咲リオナ、虎金妃笑虎、水宮枢、輪堂千速、綺々羅々ヴィヴィがいます。2026年に始動した「アソビ★まわり隊!」の百灯キョーコ、熱千めら、鈴鳴つづり、宙科そぴあも、現在の所属タレントを知るうえで押さえておきたいメンバーです。
海外で活動する主な所属メンバー
ホロライブインドネシアには、アユンダ・リス、ムーナ・ホシノヴァ、アイラニ・イオフィフティーン、クレイジー・オリー、アーニャ・メルフィッサ、