「ホロライブ規約違反」と検索すると、二次創作や切り抜き動画をめぐるルール、SNSで拡散される疑惑、カードゲーム大会での失格処分など、性質の異なる話題が見つかります。しかし、これらはすべて同じ規約に基づく問題ではありません。運営会社のカバー株式会社が定める二次創作ガイドラインと、カードゲーム大会で適用されるブシナビ利用規約・罰則規定は、分けて理解する必要があります。
2026年10月25日時点で特に注目されるのは、カバー株式会社が2026年8月31日に二次創作ガイドラインを一部改訂したことと、hololive OFFICIAL CARD GAME(ホロカ)の公式「罰則規定適用履歴」で、ブシナビの利用規約違反に伴う失格・追加処分が公表されていることです。公式資料を基に、改訂の背景、違反となり得る行為、実際の処分、報告方法、SNS上の噂を見分けるポイントまで整理します。
【まず結論】ホロライブ規約違反とは何か?問題の種類と真相

「ホロライブ規約違反」は、特定の一件だけを指す名称ではありません。検索結果やSNSでは、ファンによる二次創作のルール違反、配信の切り抜きに関する問題、公式コンテンツの不適切な利用、カードゲーム大会での不正行為などが、同じキーワードでまとめられています。
この混同を解消するには、問題が発生した場所と適用されるルールを確認することが先決です。
- 二次創作・ファン活動:カバー株式会社が公開するホロライブプロダクション公式二次創作ガイドラインが基準になります。
- 切り抜き動画:二次創作ガイドライン内の切り抜き動画に関する規定に加え、動画プラットフォームや第三者の権利者が定める規約も関係します。
- ホロカの大会:hololive OFFICIAL CARD GAMEの大会ルール、応用フロアルール、罰則規定、ブシナビ利用規約などが関係します。
- SNS上の疑惑や告発:投稿者の主張だけでは公式認定された違反とは限りません。運営や大会主催者の発表、適用規則、処分内容を確認する必要があります。
とりわけ重要なのは、ホロカの大会で参加者に処分が出た事実と、ホロライブ所属タレント本人が規約違反をしたという主張を混同しないことです。公式の罰則適用履歴が公表しているのは、カードゲーム大会に関する特定の参加者の行為と処分であり、それだけでタレントや事務所全体の不正を示すものではありません。
また、ガイドラインに反する可能性があることと、運営が実際に違反を認定したことも別の段階です。ファンの解釈、第三者による告発、公式の判断を区別することが、問題の真相を把握する出発点になります。
【2026年8月31日改訂】二次創作ガイドラインは何が変わったのか
カバー株式会社は2026年8月31日、ホロライブプロダクションの二次創作ガイドラインを一部改訂しました。公式サイトには同日付の改訂情報が掲載されています。ITmedia NEWSも9月2日付の記事で、違反を疑う行為を見つけた場合のSNS上での晒しや攻撃を控えるよう求める条項が新設されたと報じました。
公式告知で示された主な改訂項目は、コスプレ・ファン主催イベントの明確化、二次創作デジタルゲームとファンゲーム支援プログラム「holo Indie」に関する整理、海外で活動する際の留意事項です。これらに加え、ガイドライン本文では、違反と思われる行為を発見しても、他のファンや参加者を攻撃・非難したり、SNSなどで晒したりしないよう求めています。
ここで押さえたいのは、改訂が単に禁止事項を増やすためのものではないという点です。創作活動を認める範囲や個別ルールを整理しつつ、問題が起きた際の対応を、ファン同士の対立や私的制裁ではなく、適切な報告経路へ誘導する内容になっています。
二次創作で注意したい主な禁止事項
公式ガイドラインでは、二次創作の基本的な考え方として、カバー株式会社のコンテンツをそのまま利用するだけではなく、創意工夫やアイデアを加えた創作活動であることを重視しています。ガイドラインに沿った二次創作については、原則として個別の問い合わせを必要としないとしていますが、すべての利用方法が無条件で許可されるわけではありません。
- 公式との誤認:公式作品や公認企画であると誤解される表現、公式を詐称する行為は避ける必要があります。
- 公序良俗・イメージへの配慮:公序良俗に反するもの、反社会的なもの、所属タレントやコンテンツのイメージを著しく損なうものなどは認められない場合があります。
- 第三者の権利:他者の著作権、名誉、品位などを侵害しないことが大切です。
- 営利目的の利用:企業が営利目的で行う利用は原則として認められていません。個人名義であっても、法人が制作費を負担するなど、実態によって判断される場合があります。
- デジタルゲーム:有料でファンゲームを公開する場合は、holo Indieへの申請と審査・許諾が必要です。成人向け要素を含む二次創作デジタルゲームの公開・頒布も禁止されています。
フィギュアやガレージキットなどの造形作品についても、対象となるイベントや販売プラットフォーム、許諾手続き、当日版権制度などのルールが別途関係します。イラストや漫画の二次創作が認められているからといって、グッズの販売や企業による利用まで同じ条件で許されるわけではありません。
加えて、海外での活動では、現地の法令や利用するプラットフォームの規約が適用される場合があります。日本国内向けのガイドラインだけを読んで、すべての地域で問題がないと判断するのは適切ではありません。
【公式記録で検証】ホロカのブシナビ利用規約違反と追加処分の経緯
二次創作ガイドラインの改訂とは別に、2026年のホロカでは、大会参加資格の不正利用などに関する処分が公式に公表されています。hololive OFFICIAL CARD GAME公式の「罰則規定適用履歴」には、2026年7月31日付のエリア予選失格事例と、9月25日付の追加処分が掲載されています。
この記録で問題となったのは、主に出場権・本人確認書類の譲渡や不正利用、ブシナビのアカウント情報に関する違反です。公式資料では、参加者をA・B・C・Dと表記して経緯を説明しており、個人名は公表していません。
| 時期 | 公式記録にある事案 | 処分・要点 |
|---|---|---|
| 2026年7月31日 | エリア予選の失格事例①。他の出場権保有者の権利証と本人確認書類を使って受付を通過した事案。 | 大会で失格。関係する2名に、2028年1月末までを期限とする約18か月のイベント入場禁止と、ブシナビ利用イベントの参加・申込資格停止。 |
| 2026年7月31日 | エリア予選の失格事例②。参加していない店舗予選の出場権を使った登録や、本人以外によるブシナビ情報の利用が確認された事案。 | 関係する2名が失格。調査への非協力的な対応なども含めて判断され、2029年7月末までを期限とする約36か月のイベント入場禁止と参加・申込資格停止。 |
| 2026年8月31日 | カバー株式会社が二次創作ガイドラインを一部改訂。 | 二次創作やファン主催イベントなどの規定を整理し、違反を疑う相手への攻撃・晒しや私的制裁を控えるよう明確化。 |
| 2026年9月25日 | 失格事例②に関係する処分中の参加者について、ブシナビの複数アカウントを保有・管理していたことが調査で確認された事案。 | アカウントの利用停止に加え、ブシロードが主催・運営協力するカードゲームイベントへの入場禁止と、ブシナビ利用イベントの参加・申込資格停止を無期限とする追加処分。 |
なぜブシナビのアカウント共有が問題になるのか
公式の失格事例②では、ブシナビ利用規約第8条第1項(4)に定められた、個人認証情報を会員本人以外に開示・貸与・譲渡・交換する行為などへの違反が確認されています。また、参加資格を偽って大会に出場する行為は、応用フロアルールの罰則規定における「詐欺行為」に該当すると説明されています。
出場権は、店舗予選を勝ち抜いた本人が使用するものです。公式記録では、権利証そのものを他者に渡していなくても、記載された登録番号などを伝え、他人に参加登録で使用させる行為は権利の譲渡に当たると注意喚起しています。本人が出場権を獲得していたとしても、本人以外に登録や参加を代行させてよいことにはなりません。
加えて、2026年9月25日の追加処分では、処分中の参加者について、複数のブシナビアカウントを保有・管理していたことが調査で確認されました。公式記録によると、登録情報や本人確認書類、利用状況などを総合的に調査したうえで、アカウントの利用停止と無期限の追加処分が行われています。
ここから分かるのは、処分が大会当日の行為だけで完結するとは限らないことです。大会運営は、参加資格の不正利用に加えて、その後に判明した利用規約違反も調査し、追加の措置を取る場合があります。本人確認情報やアカウントの共有は、軽い便宜上の対応と考えず、規約に従って取り扱う必要があります。
なお、これらはホロカの大会運営に関する公式記録です。ホロライブ所属タレントが同じ違反をしたという意味ではなく、二次創作ガイドライン違反の処分とも別の話です。両者をひとまとめにした情報拡散には注意が必要です。
【切り抜き動画も要確認】許可される活動と規約違反の境界線
ホロライブの切り抜き動画は、配信の見どころを広めるファン活動の一つです。公式ガイドラインは、一定の条件を満たす切り抜き動画について、YouTubeやニコニコ動画などの動画共有サイトが提供する広告収益機能を利用できるとしています。ただし、収益化が可能であることと、映像を自由に再利用できることは同じではありません。
切り抜き動画の制作・投稿では、次の点を確認する必要があります。
- 元動画の情報を記載する:概要欄の冒頭に、元動画のURLとタイトルを明記します。
- 配信終了後に投稿する:元配信が終了し、アーカイブが公開される前の投稿は控えるよう求められています。
- 有料コンテンツを無断で切り抜かない:メンバーシップ限定動画やチケット制ライブ動画などは、特別な許可がない限り切り抜きガイドラインの対象外で、切り抜きは禁止されています。
- 第三者の権利も確認する:配信内のゲーム映像や音楽など、カバー株式会社が権利を保有していないコンテンツについては、各権利者の利用規約も確認する必要があります。
- コンテンツIDなどに登録しない:制作した切り抜き動画を、自分の著作物として自動識別機能に登録することは禁止されています。
また、公式は切り抜き動画チャンネルの登録制度を案内しています。登録すると関連するお知らせを受け取れるほか、削除手続きの前に連絡を受けられる場合があります。ただし、登録済みであればすべての動画が許容されるわけではなく、内容によっては削除手続きの対象になります。
削除依頼を受けた場合は、公式ガイドラインの記載に従い、依頼から7日以内に削除されなければ削除手続きが行われる場合がある点にも注意が必要です。
つまり、「他の人も投稿している」「広告収益が発生している」「切り抜きチャンネルを登録した」という事情だけで、個々の動画が規約に適合しているとは判断できません。元動画の公開状況、概要欄の記載、第三者コンテンツの権利、動画の内容を合わせて確認が必要です。
【私刑・魔女狩りは禁止】規約違反を見つけたときの報告方法
2026年8月31日のガイドライン改訂で明確になったのが、違反を疑う行為を見つけた場合の対応です。公式は、問題があると感じても、他のファンや参加者を攻撃・非難したり、SNSなどで晒したりすることを控えるよう求めています。イベント主催者、各プラットフォームの通報機能、カバー株式会社のお問い合わせ窓口などへの相談を案内しています。
この方針は、違反の指摘そのものを一律に禁じるものではありません。問題があると考えた際に、個人への攻撃や集団的な制裁ではなく、運営側が判断できる窓口へ情報を届けるよう促すものです。
規約違反を報告するときの手順
- 対象のルールを確認する:二次創作、切り抜き、ファンイベント、ホロカの大会など、どの規則が関係する問題なのかを整理します。
- 対象の情報を記録する:投稿や動画の公開ページ、投稿日時、該当箇所など、運営が内容を確認できる情報を整理します。必要に応じて、公開情報の記録を手元に残します。
- 適切な窓口に報告する:動画やSNS上の問題は各プラットフォームの通報機能、ファンイベントは主催者、カバー株式会社のコンテンツ利用に関する問題は公式のお問い合わせ窓口を利用します。ホロカの大会問題は大会運営側の案内に従います。
- 報告後は個人攻撃を避ける:対象者の個人情報を公開したり、処分を迫る目的で情報を拡散したりせず、運営側の判断に委ねます。
問い合わせを行う際は、問題と考える行為、確認できる日時、該当する公開情報、関係するルールを簡潔に対象者の本名や住所など、問題の確認に不要な個人情報を集めたり公開したりする必要はありません。
なお、ホロライブプロダクション公式の二次創作ガイドラインでは、ガイドラインの個別事項や判断基準に関する問い合わせに回答・返信しない旨も記載されています。問い合わせを送れば必ず個別の判断や回答が得られるわけではありません。ガイドライン本文を確認し、必要に応じてプラットフォームやイベント主催者の正式な手続きを利用することが基本です。
また、ホロカ公式の罰則規定適用履歴でも、当該事案の関係者かどうかにかかわらず、SNS投稿や配信コメントなどで誹謗中傷や個人攻撃を行わないよう注意を促しています。誹謗中傷、脅迫、社会的信用を傷つける行為などは、民事・刑事上の問題に発展する可能性があるとしています。
【噂と公式発表の見分け方】規約違反の真相を判断する基準
「規約違反が発覚した」「運営が処分した」といった情報がSNSで拡散されていても、その投稿だけで事実関係が確定するわけではありません。検索結果には、同じキーワードを含む無関係な動画や、異なる種類の問題が並ぶこともあります。ホロライブの規約違反に関する情報を確認する際は、次の基準を使うと判断しやすくなります。
- 公式発表に処分内容が記載されているか:ホロカの大会処分なら、公式の罰則規定適用履歴を確認します。二次創作のルールなら、改訂日を含む公式ガイドラインを確認します。
- 対象者と対象行為が一致しているか:大会参加者の違反を、ホロライブ所属タレントやカバー株式会社の違反として紹介していないかを見ます。
- 疑惑と認定済みの事実が区別されているか:第三者による告発や投稿者の推測と、運営が調査して公表した事実は別です。
- 処分の範囲が正確か:大会での失格、一定期間の参加資格停止、無期限の利用停止などは、それぞれ異なる措置です。「永久追放」などの強い表現が公式記録に基づいているか確認します。
- 情報の時期が新しいか:2026年9月25日のような追加処分は、以前の発表だけでは把握できません。公式ページの更新内容まで確認する必要があります。
特に、公式の罰則適用履歴では、処分中の参加者に関する追加調査の結果が公表されています。初回の失格事例だけを引用した投稿では、その後の追加処分が抜け落ちている可能性があります。反対に、古い処分情報を現在も継続中の措置として紹介する場合も、期限や追加発表を確認しなければ誤解につながります。
2026年8月31日のガイドライン改訂についても、改訂の事実と、特定の人物が違反したという主張は分けて考える必要があります。改訂は公式ルールの変更を示すものですが、それ自体が特定のファンやタレントに対する処分の発表ではありません。
もう一つ注意したいのが、切り抜き動画のタイトルやサムネイルだけを見て判断することです。短い動画では、元配信の前後関係が省略されている場合があります。元動画やアーカイブを確認し、発言の文脈、投稿者の説明、公式資料の内容を照合することが、誤認を避けるうえで有効です。
公式情報を優先する読者には、ホロライブプロダクション公式の二次創作ガイドライン、公式FAQ、hololive OFFICIAL CARD GAMEの罰則規定適用履歴、カバー株式会社の公式発表を確認する方法が適しています。一方、SNSの反応や切り抜きだけを手掛かりに結論を出すことはおすすめできません。
【ホロライブ規約違反】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年8月31日のガイドライン改訂で、何が禁止されたのですか?
A1:二次創作に関する規定の整理に加え、ガイドライン違反と思われる行為を見つけても、他のファンや参加者への攻撃・非難、SNSなどでの晒しを控えるよう明確化されました。問題がある場合は、イベント主催者、各プラットフォームの通報機能、カバー株式会社のお問い合わせ窓口などに相談するよう案内されています。
Q2:ホロカのブシナビ利用規約違反では、どのような処分が行われましたか?
A2:公式の罰則規定適用履歴では、2026年7月31日付の失格事例について、関係する参加者に約18か月または約36か月のイベント入場禁止・参加資格停止が公表されています。さらに9月25日には、処分中の参加者による複数アカウントの保有・管理が確認され、アカウント利用停止と無期限の追加処分が発表されました。
Q3:ホロライブの切り抜き動画は収益化できますか?
A3:公式ガイドラインの条件を満たし、投稿プラットフォームや第三者の権利者の規約にも抵触しない場合は、広告収益などの収益化機能を利用できます。ただし、有料コンテンツの無断切り抜き、アーカイブ公開前の投稿、概要欄への元動画情報の不記載、切り抜き動画のコンテンツID登録などには注意が必要です。公開前に最新の切り抜きガイドラインを確認してください。
まとめ:今後の動向と失敗しないための判断基準
2026年10月25日時点で確認できるホロライブ規約違反に関する主要な動きは、二次創作ガイドラインの改訂と、ホロカの大会運営における不正行為への処分です。前者では創作活動のルールが整理され、違反を疑う相手への攻撃や私的制裁を控える方針が明確になりました。後者では、出場権や本人確認情報の不正利用、ブシナビの複数アカウント保有に関する調査と追加処分が公式記録に残されています。
両者に共通するのは、ルールを確認し、問題があれば適切な手続きに沿って対応することの重要性です。ただし、二次創作の権利関係とカードゲーム大会の参加規則は、適用されるルールも処分の仕組みも異なります。個々の事案を正確に理解するには、同じ「規約違反」という言葉だけで判断せず、対象となる活動と公式記録を確認しなければなりません。
ファン活動を行う人は、二次創作・切り抜き・イベント運営それぞれのガイドラインを事前に確認すること。ホロカの参加者は、出場権や本人確認情報、ブシナビのアカウントを本人以外に使用させないこと。そして疑惑を見かけた人は、SNSで相手を晒すのではなく、公式窓口やプラットフォームの通報機能を利用することが、トラブルを避けるための基本です。
今後もガイドラインや罰則規定適用履歴が更新される可能性があります。ホロライブ規約違反の現在と最新情報を追う際は、過去の投稿やまとめ記事だけに依存せず、ホロライブプロダクション公式の二次創作ガイドラインとhololive OFFICIAL CARD GAME公式の罰則規定適用履歴を確認することが、噂と事実を見分ける最も確実な方法です。