2026年のプロ野球は、9月28日から戦力外通告が始まり、10月26日時点では第2次通告期間に入っています。巨人、阪神、ソフトバンクをはじめ、各球団で来季の契約に関する発表が相次いでおり、戦力外通告だけでなく、自由契約、現役引退、育成再契約、他球団への移籍など、選手の進路にも関心が集まっています。
日刊スポーツの10月26日更新版やスポーツ報知などの報道によると、第2次戦力外通告の期限は10月30日です。また、2026年の合同トライアウトは11月17日にバンテリンドーム ナゴヤで開催予定となっています。この記事では、プロ野球12球団の主な発表選手を整理し、通告期間のルール、育成再契約の仕組み、現役続行の可能性まで詳しく解説します。
【2026年最新】プロ野球12球団の戦力外通告・退団選手一覧

2026年10月26日までに公表・報道された情報を見ると、今季も支配下選手と育成選手の双方に契約見直しの動きが広がっています。ここでは、セ・リーグ、パ・リーグの12球団について、主な戦力外通告選手と関連する退団・引退情報をまとめます。
なお、以下は各球団の発表や10月26日までの報道を基にした整理です。球団によって発表時期が異なるほか、自由契約や育成再契約の打診が含まれるため、掲載された選手全員が球団を完全に退団するとは限りません。
セ・リーグ6球団
■ 阪神タイガース
- 支配下選手:島田海吏、豊田寛、長坂拳弥
- 育成選手:伊藤稜、松原快、戸井零士、アンソニー・マルティネス、ジーン・アルナエス、スタンリー・コンスエグラ
- 引退関連:西勇輝、岩貞祐太
阪神では、9月29日に育成選手6人、10月19日に島田海吏と豊田寛、10月23日に長坂拳弥への来季契約に関する通告が報じられました。戦力外通告と現役引退の情報は分けて確認する必要があります。
■ 横浜DeNAベイスターズ
- 投手:大貫晋一、橋本達弥、小園健太、佐々木千隼、中川颯、堀岡隼人、藤浪晋太郎、松本隆之介
- 捕手:益子京右、東妻純平、近藤大雅
- 内野手:西巻賢二、小笠原蒼
- 外野手:浜将乃介、井上絢登
- 引退関連:ビシエド
DeNAでは複数の選手に育成再契約が打診されたと報じられています。一方、藤浪晋太郎、小園健太、佐々木千隼らについては現役続行に関する動向も注目点です。個別の契約状況は、その後の球団発表によって確認する必要があります。
■ 読売ジャイアンツ(巨人)
- 支配下選手への通告など:湯浅大、松浦慶斗、山田龍聖、岡田悠希、郡拓也
- 育成選手:板東湧梧、富田龍、松井颯、石田隼都、吉村優聖歩、森本哲星、喜多隆介、北村流音、田上優弥、フランシス・グズマン
- 自由契約・育成契約関連:浅野翔吾、北浦竜次、鈴木大和、知念大成、三塚琉生、宇都宮葵星、萩尾匡也
巨人では、育成選手への通告に加え、支配下選手の自由契約や育成契約の打診も報じられています。10月25日には湯浅大への戦力外通告が報じられ、浅野翔吾らの契約形態にも関心が集まっています。自由契約と育成契約への切り替えは、同じ意味ではありません。
■ 中日ドラゴンズ
- 投手:福敬登、三浦瑞樹、土生翔太
- 捕手:宇佐見真吾
- 内野手:知野直人、辻本倫太郎、川上理偉、津田啓史
- 外野手:川越誠司、ブライト健太、尾田剛樹
- 引退関連:ブライト健太については現役引退の情報も報じられている
中日は、投手陣に加え、内野手や外野手にも契約見直しの動きが出ています。福敬登や辻本倫太郎など、現役続行を希望する選手については、今後の移籍先探しも焦点になります。
■ 広島東洋カープ
- 投手:ケムナ誠、長谷部銀次、松本竜也、日高暖己、辻大雅、杉原望来
- 内野手:小園海斗、矢野雅哉、前川誠太
- 外野手:田村俊介、中村貴浩
- 外国人選手関連:M・ラミレス、N・ロベルト
広島については、10月26日までの複数の選手一覧に、上記の選手名が掲載されています。選手ごとに戦力外通告、契約解除、育成契約などの区分が異なるため、個々の発表内容を区別して見ることが大切です。
■ 東京ヤクルトスワローズ
- 投手:小沢怜史、沼田翔平、田口麗斗、青柳晃洋、長谷川宙輝
- 内野手:茂木栄五郎、北村恵吾、山野辺翔、根岸辰昇
- 自由契約関連:沢野聖悠、セデーニョ
- 引退関連:石川雅規
ヤクルトでは、10月26日に小沢怜史、茂木栄五郎、北村恵吾の名前が新たに報じられました。過去に他球団で実績を残した選手も含まれており、来季の戦力構成を見直す動きが表れています。
パ・リーグ6球団
■ 福岡ソフトバンクホークス
- 投手:大江竜聖、長谷川威展、ハモンド、岩井俊介、安徳駿、中村稔弥、相良雅斗、木村大成、宮里優吾、川口冬弥、田上奏大、岡植純平、佐々木明都
- 捕手:牧原巧汰
- 内野手:秋広優人、桑原秀侍
- 外野手:重松凱人、佐藤航太
ソフトバンクでは10月26日、秋広優人を含む複数の選手への通告が報じられました。報道には育成選手も含まれ、球団が支配下登録枠と育成枠の双方を見直していることがうかがえます。
■ 北海道日本ハムファイターズ
- 投手:福谷浩司、松岡洸希、清宮虎多朗、加藤大和、松本遼大
- 捕手:梅林優貴
- 内野手:明瀬諒介、阪口樂
- 外野手:山口アタル、藤田大清
- 引退関連:中島卓也
日本ハムでは、過去に育成契約から支配下登録へ復帰した経験を持つ選手も契約見直しの対象として報じられています。10月26日には清宮虎多朗、阪口樂、加藤大和、松本遼大らの名前が挙がりました。
■ オリックス・バファローズ
- 投手:阿部翔太、芦田丈飛、寿賀弘都、東晃平、曽谷龍平、藤川敦也、横山楓、川瀬堅斗
- 捕手:頓宮裕真、村上喬一朗
- 内野手:香月一也
- 自由契約関連:ルイス・ペルドモ
- 引退関連:平野佳寿、西野真弘、山田修義
オリックスでは10月26日、東晃平、曽谷龍平、藤川敦也、横山楓、川瀬堅斗の5投手に関する通告が報じられました。育成契約への切り替えが打診された選手もいるとされ、通告後の契約条件が注目されます。
■ 東北楽天ゴールデンイーグルス
- 投手:酒居知史、日當直喜、林優樹、今野龍太、松田啄磨
- 捕手:伊藤光
- 外野手:前田銀治
- 自由契約関連:ゴンザレス
- 引退関連:田中和基、辛島航
楽天では、酒居知史や林優樹に育成再契約が打診されたと報じられています。戦力外通告を受けた後も、育成選手として球団に残る選択肢があることを示す事例です。
■ 埼玉西武ライオンズ
- 投手:シンクレア、糸川亮太、青山美夏人、佐々木健
- 捕手:牧野翔矢
- 外野手:奥村光一、茶野篤政、古川雄大、林冠臣
- 自由契約関連:ボー・タカハシ
- 引退関連:栗山巧
西武では10月26日に糸川亮太、青山美夏人、牧野翔矢、茶野篤政、古川雄大、林冠臣、佐々木健の名前が報じられました。若手選手や育成選手も含まれ、今後の進路が焦点になります。
■ 千葉ロッテマリーンズ
- 投手:菊地吏玖、東妻勇輔、一條力真、本前郁也、永島田輝斗、森遼大朗、早坂響、唐川侑己
- 内野手:石垣勝海、勝又琉偉、中村奨吾
- 外野手:愛斗、高野光海
- 引退関連:角中勝也、唐川侑己
ロッテでは一條力真、本前郁也、永島田輝斗、勝又琉偉、高野光海らのほか、10月下旬には森遼大朗や早坂響の名前も一覧に掲載されています。現役続行を希望する選手については、トライアウトや他球団の編成状況が今後のポイントです。
以上の選手一覧には、戦力外通告だけでなく、自由契約、育成契約への切り替え、退団、引退などの異なる区分が含まれています。選手名だけで判断せず、球団が発表した契約上の扱いと、その後の進路を合わせて確認してください。
【通告期間を整理】第1次・第2次戦力外通告の発表日と期限
戦力外通告は、球団が選手に対し、翌シーズン以降の契約を結ばない意向を伝えるものです。通告できる時期には一定の枠組みがあり、2026年はファーム・リーグのレギュラーシーズン終了後に第1次期間が始まり、クライマックスシリーズの進行に合わせて第2次期間へ移行しています。
日刊スポーツなどの報道による2026年の通告期間は、次のとおりです。
| 区分 | 2026年の期間 | 確認しておきたいポイント |
|---|---|---|
| 第1次通告 | 9月28日〜10月9日 | ファーム・リーグのレギュラーシーズン終了翌日から、CSファーストステージ初戦前日まで |
| 第1次の例外 | CSファーストステージ敗退後 | 敗退球団は敗退翌日まで。移動日を伴う場合は翌々日まで |
| 第2次通告 | CS全日程終了翌日〜10月30日 | 10月26日時点では第2次期間中。期限まで追加発表の可能性がある |
| 合同トライアウト | 11月17日(火) | バンテリンドーム ナゴヤで開催予定 |
特に注意したいのは、第2次通告の期限が10月30日という点です。10月26日に発表された選手だけで最終的な顔ぶれが確定するわけではありません。期限までは各球団の公式発表や、日刊スポーツなどの随時更新型の選手一覧を追う必要があります。
また、通告期間中に公表された情報は、その後の契約交渉によって変化することがあります。戦力外通告の発表日と、自由契約公示日、退団が確定した日、引退を表明した日は、必ずしも一致しません。
【混同に注意】戦力外通告・自由契約・退団・引退の違い
プロ野球のオフシーズンには、似たような言葉が並びます。しかし、それぞれが示す状況は異なります。選手の進路を正確に理解するには、発表された言葉の意味を押さえることが欠かせない。
戦力外通告は、翌シーズン以降の契約を結ばない旨を球団が選手に伝えることです。通告後に育成契約を打診されるケースや、他球団との交渉によって現役を続けるケースもあります。
自由契約は、球団が保有する選手契約の扱いを解除し、選手が他球団と契約できる状態になることを指します。自由契約となった選手が必ずしも引退するわけではありません。外国人選手の契約満了などでも使われる言葉です。
退団は、選手が球団を離れることを表す言葉です。契約満了、戦力外通告、移籍など、退団に至る経緯はさまざまです。一方、現役引退は、選手自身がプロ野球選手としての競技生活を終える決断をしたことを意味します。
育成再契約も重要な区分です。支配下登録から外れた選手が育成選手として再契約する場合、翌シーズンも同じ球団に在籍できる可能性があります。ただし、再契約は自動的に成立するものではなく、球団からの打診や選手本人の合意など、具体的な契約手続きが必要です。
【11月17日開催】合同トライアウト2026の日程・会場と注目点
戦力外通告を受けた選手の次の機会として注目されるのが、プロ野球12球団合同トライアウトです。日本プロ野球選手会は、2026年の「エイブル トライアウト2026〜挑め、その先へ〜」を11月17日(火)にバンテリンドーム ナゴヤで開催すると発表しています。
選手会の公式案内では、午後4時からシートノック、午後4時30分からシート打撃を開始する予定が示されています。進行時刻は目安で、当日の状況により前後する可能性があります。また、予備日は設けられていません。
合同トライアウトは、所属球団から翌年度の契約更新をされなかった選手や、育成再契約を打診された選手などが、プレーを通じて新たな機会を探す場です。参加すれば必ず他球団と契約できるわけではありませんが、実戦形式で能力をアピールできる機会となります。
球団が選手を評価する際には、当日の打撃や投球だけでなく、これまでの実績、年齢、守備位置、コンディション、チーム編成上の必要性なども関係します。投手であれば球速や制球、変化球、打者であれば打球の強さや対応力、守備や走塁などが評価材料になり得ます。
なお、トライアウトに参加しないことが、現役引退を意味するわけではありません。球団間の交渉や個別のテスト、海外球団、独立リーグなど、選手によっては別のルートを探る場合もあります。
【現役続行の可能性】育成再契約・他球団移籍・独立リーグへの進路
戦力外通告を受けた選手の進路は、一律ではありません。現役続行を目指す場合、同じ球団との育成再契約、他球団への移籍、合同トライアウトへの参加、独立リーグや海外リーグへの挑戦などが考えられます。一方で、指導者や球団スタッフへの転身、一般企業への就職など、競技生活以外の道を選ぶ選手もいます。
育成再契約は、選手がプロ野球でプレーを続けるための選択肢の一つです。球団側にとっては、支配下登録枠を調整しながら、将来的な戦力化を目指して選手を保有できるメリットがあります。選手側も、同じ球団の施設や指導環境を利用しながら再び支配下登録を目指せる可能性があります。
ただし、育成再契約には注意点もあります。支配下選手とは登録上の扱いが異なり、再び支配下登録されることが保証されるわけではありません。選手は契約内容を確認したうえで、同じ球団に残るか、他球団の評価を求めるかを判断する必要があります。
他球団への移籍では、過去の知名度やドラフト順位だけでなく、直近の成績、故障歴、年齢、ポジションの需要、チーム事情が判断材料になります。実績のある選手でも、補強ポイントが合わなければ契約に至らないことがあります。逆に、特定の役割を担える選手や、環境を変えることで成長が期待される若手が新天地を得る可能性もあります。
独立リーグは、NPB復帰を目指す選手にとって実戦経験を積む選択肢になり得ます。試合に出場して状態を示し、スカウトに評価される機会を得られる一方、待遇や移動環境などはNPB球団在籍時と異なります。現役続行を目指すなら、競技機会だけでなく生活面も含めた判断が必要です。
現役引退を選んだ場合も、野球との関わりが完全になくなるとは限りません。指導者や球団職員、解説者、野球教室の運営など、これまでの経験を生かせる道があります。戦力外通告後の進路を追う際は、選手が競技を続けるかどうかだけでなく、どのようなキャリアを選ぶのかにも目を向けたいところです。
【現役ドラフト2026・FA・トレード】戦力外情報と補強動向の関係
プロ野球のオフシーズンは、戦力外通告だけで動いているわけではありません。現役ドラフト、フリーエージェント(FA)、トレード、外国人選手との契約交渉、新外国人の獲得などが並行して進みます。球団はこれらを組み合わせながら、翌シーズンの戦力を整えていきます。
現役ドラフトは、出場機会に恵まれない選手などが他球団へ移籍する機会を広げるための制度です。戦力外通告とは別の仕組みであり、現役ドラフトの対象となる選手と、戦力外通告を受けた選手は同じ区分ではありません。2026年の開催日程や対象選手については、NPBや各球団の正式発表を基準に確認する必要があります。
FA移籍は、所定の資格を得た選手が権利を行使して移籍先を選ぶ制度です。戦力外通告による契約終了とは性質が異なります。また、トレードは球団同士の合意によって選手が移籍する仕組みで、契約を更新しないという意味ではありません。
補強情報を読み解くうえでは、球団がどのポジションを必要としているかが大切です。投手が不足している球団であれば、先発や救援の経験を持つ選手に関心を示す可能性があります。捕手や内野手、外野手についても、守備力や打撃力、控え選手の層などによって評価が変わります。
また、支配下登録枠の使い方も注目です。戦力外通告によって枠を整理した後、FAやトレード、新外国人の獲得、育成選手の支配下登録などを進めることがあります。そのため、戦力外選手の一覧だけで翌シーズンの陣容を判断するのではなく、補強や契約更新の情報も合わせて見ることが大切です。
【野球戦力外】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の第2次戦力外通告はいつまでですか?
A1:2026年の第2次戦力外通告期間は、クライマックスシリーズ全日程終了翌日から10月30日までです。10月26日時点では期間中のため、期限までに新たな発表が出る可能性があります。
Q2:戦力外通告を受けた選手は必ず退団するのですか?
A2:必ずしもそうではありません。育成再契約が打診され、同じ球団に残るケースがあります。また、他球団との契約交渉やトライアウトを通じて現役を続ける可能性もあります。最終的な進路は、その後の契約発表で確認できます。
Q3:プロ野球合同トライアウト2026はいつ、どこで開催されますか?
A3:日本プロ野球選手会の公式発表によると、11月17日(火)にバンテリンドーム ナゴヤで開催予定です。午後4時からシートノック、午後4時30分からシート打撃を開始する案内があり、予備日は設けられていません。
Q4:自由契約と戦力外通告は同じ意味ですか?
A4:同じ意味ではありません。戦力外通告は翌シーズン以降の契約を結ばない旨を伝えることで、自由契約は選手契約の保有関係が解除され、他球団との契約が可能になる状態を指します。自由契約になった選手が現役を引退するとは限りません。
Q5:戦力外通告を受けた選手がNPBに復帰する可能性はありますか?
A5:可能性はあります。合同トライアウト、他球団との個別交渉、育成契約、移籍などを通じてプレーを続ける道があります。ただし、契約は選手の実績や状態、ポジションの需要、球団の編成方針などによって判断されます。
まとめ:2026年の野球戦力外は通告期限と選手の進路をセットで確認
2026年のプロ野球戦力外通告は、9月28日に第1次期間が始まり、10月26日時点では第2次期間に入っています。第2次通告の期限は10月30日で、巨人、阪神、ソフトバンクなど12球団の発表に加え、自由契約、育成再契約、現役引退、退団の動きも続いています。
今後の大きな節目となるのが、11月17日にバンテリンドーム ナゴヤで開催予定の合同トライアウトです。戦力外通告を受けた選手が現役続行を目指す場となる一方、参加の有無だけで選手の将来が決まるわけではありません。育成再契約や他球団との交渉、独立リーグへの挑戦など、進路は選手によって異なります。
最新情報を追う際は、選手名だけでなく、発表日、契約区分、球団の公式発表、その後の移籍や引退の情報まで確認することが大切です。戦力外通告は選手にとって大きな転機ですが、それが必ずしも野球人生の終わりを意味するわけではありません。10月30日までの追加発表と、11月以降の選手たちの新たな挑戦に注目が集まります。