高校サッカー全国大会の第105回全国高等学校サッカー選手権大会が、2026年12月28日(月)に開幕します。決勝は2027年1月11日(月・祝)、会場は東京のMUFGスタジアム(国立競技場)です。全国の高校生が冬の日本一を懸けて戦う今大会は、県予選から注目校の勝ち上がりが続いています。
日本サッカー協会(JFA)が2026年10月21日に公表した大会概要によると、出場枠は東京都の2校を含む全48校。組み合わせ抽選会は11月16日、チケット販売は11月22日午前10時に始まる予定です。テレビ放送に加え、TVerとSPORTS BULLでは全国大会の全試合を無料ライブ配信します。この記事では、10月25日時点の県予選の結果、出場校の決定状況、大会方式、前回王者・神村学園の実績、歴代優勝校まで整理します。
【第105回の最新日程】開幕から決勝までの開催日・会場を一覧で解説

第105回全国高等学校サッカー選手権大会は、2026年12月28日から2027年1月11日までの開催です。試合会場は東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県に分かれ、開幕戦や準決勝、決勝などの主要試合はMUFGスタジアム(国立競技場)で行われます。
JFAが発表した大会日程は以下のとおりです。年末年始に試合が集中するため、現地観戦を予定している人は、応援する学校の試合日だけでなく、会場への移動時間も含めて計画を立てておきましょう。
| 日程 | 大会スケジュール | 主な会場 |
|---|---|---|
| 2026年12月28日(月) | 開会式・開幕戦 | MUFGスタジアム(国立競技場) |
| 12月29日(火) | 1回戦 | 首都圏の指定会場 |
| 12月31日(木) | 2回戦 | 首都圏の指定会場 |
| 2027年1月2日(土) | 3回戦 | 首都圏の指定会場 |
| 1月4日(月) | 準々決勝 | Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu、フクダ電子アリーナなど |
| 1月9日(土) | 準決勝 | MUFGスタジアム(国立競技場) |
| 1月11日(月・祝) | 決勝 | MUFGスタジアム(国立競技場) |
試合会場は9会場です。東京都内ではMUFGスタジアム、駒沢陸上競技場、味の素フィールド西が丘、神奈川県ではUvanceとどろきスタジアム by Fujitsu、ニッパツ三ツ沢球技場が使用されます。
埼玉県の会場は埼玉スタジアム2002とNACK5スタジアム大宮、千葉県の会場はフクダ電子アリーナと県立柏の葉公園総合競技場です。なお、12月29日の1回戦は抽選結果によって1会場のみで1試合が行われる予定です。
決勝のMUFGスタジアムは、国立競技場のネーミングライツによる名称です。冬の高校サッカーを象徴する舞台で、48校の頂点を決める一戦が開催されます。各会場には大会専用の駐車場が設けられていないため、現地観戦では公共交通機関の利用を基本に考えると安心です。
【県予選の結果と出場校一覧】全48枠の決定状況は?東京都代表2校にも注目
全国大会への出場枠は、46道府県から各1校、東京都から2校の計48校です。東京都に2枠が割り当てられるのは、加盟校数が最も多いためです。東京Aと東京Bの2ブロックで代表校が決まり、それぞれ全国大会へ進みます。
2026年10月25日時点で全国大会出場を決めたのは、秋田県代表の明桜と山形県代表の羽黒です。日本テレビの大会関連情報や高校サッカー専門メディアの予選報道によると、全国48代表の決定は11月中旬まで続く見通しです。
秋田県では明桜が秋田商を4-3で破り、全国切符を獲得しました。山形県では羽黒が米沢中央との決勝を延長戦の末に4-2で制しています。いずれも接戦を勝ち切って全国への道を切り開きました。
10月25日には、福島、福井、鳥取、岡山の各県で準決勝が行われ、次の決勝進出校が決まりました。福島は尚志と帝京安積、福井は丸岡と福井商、鳥取は米子北と境、岡山は岡山学芸館と作陽学園が決勝に進出しています。これらの学校は各県の代表決定戦を控えており、全国出場が確定したわけではありません。
現時点での出場枠48校の決定状況は次のとおりです。「未定」は全国大会の代表校がまだ確定していないことを示します。
- 北海道・東北(7枠):北海道(未定)、青森(未定)、岩手(未定)、宮城(未定)、秋田(明桜)、山形(羽黒)、福島(未定)
- 関東・東京(9枠):茨城(未定)、栃木(未定)、群馬(未定)、埼玉(未定)、千葉(未定)、東京A(未定)、東京B(未定)、神奈川(未定)、山梨(未定)
- 北信越(5枠):新潟(未定)、富山(未定)、石川(未定)、福井(未定)、長野(未定)
- 東海(4枠):岐阜(未定)、静岡(未定)、愛知(未定)、三重(未定)
- 近畿(6枠):滋賀(未定)、京都(未定)、大阪(未定)、兵庫(未定)、奈良(未定)、和歌山(未定)
- 中国(5枠):鳥取(未定)、島根(未定)、岡山(未定)、広島(未定)、山口(未定)
- 四国(4枠):徳島(未定)、香川(未定)、愛媛(未定)、高知(未定)
- 九州・沖縄(8枠):福岡(未定)、佐賀(未定)、長崎(未定)、熊本(未定)、大分(未定)、宮崎(未定)、鹿児島(未定)、沖縄(未定)
現段階で48校の一覧を確認する際に注意したいのは、予選の有力校と全国大会の出場決定校を区別することです。過去の全国大会で実績を残した学校であっても、各都道府県の予選を突破しなければ出場できません。代表校の最新状況は、JFAの大会公式情報や各都道府県サッカー協会の発表を基準に確認するのが確実です。
【組み合わせ・トーナメント表】大会方式と勝ち上がりの仕組み
第105回大会の組み合わせ抽選会は、2026年11月16日(月)に予定されています。10月25日時点では全国大会の対戦カードは確定していないため、トーナメント表も正式な抽選結果の公表を待つ段階です。
大会は48校によるノックアウト方式で実施されます。リーグ戦のように勝ち点を積み上げる形式ではなく、負ければその時点で敗退する一発勝負です。優勝、準優勝、第3位までを決定しますが、3位決定戦は行われません。
48校で争うため、トーナメントの組み合わせによっては1回戦を戦わず、2回戦から登場するチームもあります。初戦の対戦相手や試合間隔、移動先は大会を勝ち上がるうえで重要な要素です。抽選後は、単純に有名校同士の対戦だけを見るのではなく、準々決勝までの勝ち上がり経路にも目を向けたいところです。
試合時間は準々決勝までが80分、準決勝と決勝が90分です。規定時間で勝敗が決まらない場合はPK戦で勝者を決めます。ただし、決勝のみ延長戦が行われ、延長戦でも決着しない場合はPK戦となります。
このルールの違いは、観戦する際にも押さえておきたいポイントです。決勝では延長戦を含めて試合が長引く可能性があり、準決勝までは規定時間終了後にPK戦へ進むことがあります。トーナメント表が公開されたら、応援校の初戦だけでなく、勝ち進んだ場合の次戦日程も確認しておきましょう。
チケットの販売開始は2026年11月22日(日)午前10時の予定です。販売方法や席種、各試合の入場条件などは、大会公式のチケット情報で確認できます。
【テレビ放送・ネット配信】高校サッカー全国大会を無料で見る方法
第105回全国高校サッカー選手権大会は、民間放送43社によるテレビ放送が予定されています。加えて、民放公式テレビ配信サービスのTVerと、スポーツ配信サービスのSPORTS BULLでは、全国大会の全試合を無料ライブ配信します。
テレビでじっくり観戦したい人は、開催が近づいた段階で各局の番組表を確認しましょう。ネット配信なら、全国大会の全試合をライブで追えるため、地元代表の試合や注目校の対戦を視聴しやすいのが利点です。
- テレビ放送:民間放送43社が大会を放送予定。具体的な放送枠は各局の番組表で確認。
- TVer:全国大会の全試合を無料ライブ配信。
- SPORTS BULL:全国大会の全試合を無料ライブ配信。
ここで混同しやすいのが、全国大会と都道府県予選の配信情報です。全国大会は全試合の無料ライブ配信が発表されていますが、予選の放送・配信は地域ごとに異なります。地元の代表決定戦を見たい場合は、担当する放送局や都道府県サッカー協会の案内も確認してください。
また、テレビ放送の予定があることと、全試合が地上波で生中継されることは同じではありません。見たい試合の開始時刻や放送局が確定したら、番組表と配信サービスの大会ページを照合するのが確実です。
【前回大会の結果】神村学園が初優勝、史上6校目の夏冬2冠を達成
第105回大会を展望するうえで外せないのが、前回の第104回全国高校サッカー選手権大会です。2026年1月12日にMUFGスタジアム(国立競技場)で行われた決勝では、鹿児島県の神村学園が茨城県の鹿島学園を3-0で下し、選手権初優勝を果たしました。
神村学園は2025年夏の全国高校総体(インターハイ)でも優勝しており、選手権制覇によって夏冬2冠を達成しました。高校サッカー専門メディアやTBS NEWS DIGの大会報道によると、夏冬2冠は史上6校目の快挙です。
神村学園の前回大会の勝ち上がりは、2回戦の東海学園戦で6-0、3回戦の水口戦で4-0、準々決勝の日大藤沢戦で4-1と、得点力を示す内容でした。準決勝の尚志戦は1-1からPK戦を9-8で制し、決勝進出を決めています。
決勝では前半に日高元と堀ノ口瑛太がゴールを挙げ、後半にも佐々木悠太が得点。3-0で鹿島学園を退けました。神村学園高等部の公式発表でも、選手権初優勝と夏冬2冠の達成が報告されています。
前回王者という肩書きは、第105回大会の注目ポイントの一つです。ただし、前回の優勝が次の大会の勝利を保証するわけではありません。選手の卒業や新チームへの移行がある高校サッカーでは、前年の実績に加えて、現在のチーム構成、県予選の内容、全国大会までの調整状況を合わせて見る必要があります。
神村学園が連覇を目指す一方、全国大会には各地の予選を勝ち抜いた48校が集まります。前回大会で決勝まで進んだ鹿島学園をはじめ、過去に全国制覇を経験した学校が再び頂点を狙うのか、それとも新たな優勝校が誕生するのか。抽選後の対戦カードが勢力図を考える手掛かりになります。
【歴代優勝校・優勝回数】名門校の実績と第105回の見どころ
全国高校サッカー選手権大会は、1917年に第1回大会が開催された長い歴史を持つ大会です。JFAが公開する歴代優勝チームの記録を見ると、戦前から現在まで、各時代を代表する学校が日本一の座を争ってきました。
歴代の通算優勝回数では、戦前に圧倒的な強さを誇った御影師範が11回を記録しています。戦後の優勝実績では帝京と国見がそれぞれ6回、市立船橋が5回、青森山田が4回です。時代ごとに強豪校が入れ替わってきたことが分かります。
近年の優勝校を振り返ると、2025年度の第104回大会は神村学園、2024年度の第103回大会は前橋育英、2023年度の第102回大会は青森山田、2022年度の第101回大会は岡山学芸館が制しました。2021年度は青森山田、2020年度は山梨学院、2019年度は静岡学園が優勝しています。
こうした歴代記録は、強豪校の伝統を知るうえで参考になります。ただし、優勝回数だけで今大会の優勝候補を決めるのは早計です。過去の実績と現在のチーム力は別の指標であり、県予選での得点力や守備の安定感、接戦での勝負強さなども見極める必要があります。
【プロの結論】注目校を見極めるなら、伝統よりも直近の試合内容
第105回大会の展望で重視したいのは、過去の優勝回数だけではなく、県予選でどのような試合をしているかです。大差で勝ち進んでいるチームは攻撃力が注目されますが、僅差の試合やPK戦を経験したチームには、苦しい展開を乗り越えた経験が蓄積されている場合もあります。
また、全国大会は一発勝負のトーナメントです。リーグ戦のように次の試合で立て直す機会が限られるため、セットプレー、守備の連係、交代選手の活用、試合終盤の集中力が結果を左右することがあります。勝ち上がりを予想する際は、得点数だけでなく失点数や対戦相手も確認しましょう。
観戦の楽しみ方は人によって異なります。地元代表を応援したい人は県予選から追いかけるのがおすすめです。優勝候補を知りたい人は抽選会後にトーナメント表を確認し、強豪校同士がどの段階で対戦する可能性があるかを見ると、大会全体をより楽しめます。歴代優勝校のファンなら、伝統校が現在の世代でどのようなサッカーを見せるかに注目するとよいでしょう。
【高校サッカー全国大会】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:第105回全国高校サッカー選手権大会はいつ開催されますか?
A1:2026年12月28日(月)に開幕し、2027年1月11日(月・祝)に決勝が行われます。決勝会場はMUFGスタジアム(国立競技場)です。
Q2:2026年の出場校48校はすべて決まっていますか?
A2:2026年10月25日時点では、秋田県代表の明桜と山形県代表の羽黒の2校が決定しています。残る46枠は県予選の結果を待つ段階で、出場校は11月中旬までに出そろう見通しです。組み合わせ抽選会は11月16日に予定されています。
Q3:高校サッカー全国大会は無料でネット視聴できますか?
A3:はい。第105回大会はTVerとSPORTS BULLで全試合を無料ライブ配信する予定です。テレビ放送も民間放送43社で予定されています。個別の放送時間や配信ページは、大会が近づいた段階で公式情報を確認してください。
まとめ:第105回高校サッカー選手権は県予選から追うともっと楽しめる
第105回全国高校サッカー選手権大会は、2026年12月28日に開幕し、2027年1月11日にMUFGスタジアム(国立競技場)で決勝を迎えます。全国48校によるノックアウト方式で、TVerとSPORTS BULLでは全試合の無料ライブ配信が予定されています。
10月25日時点で全国大会出場を決めたのは明桜と羽黒の2校です。今後は各都道府県の予選が進み、11月16日の抽選会で全国大会の組み合わせが決まります。代表校一覧やトーナメント表、試合結果速報を追う際は、JFAの公式発表を基準にすると、出場決定と予選途中の情報を区別できます。
前回大会では神村学園が選手権初優勝と夏冬2冠を達成しました。第105回大会では前回王者の動向に加え、伝統校の巻き返しや初出場校の躍進にも注目です。歴代の優勝回数だけでなく、県予選の試合内容、組み合わせ、試合日程、放送・配信情報を確認しながら、冬の高校サッカー全国大会を楽しみましょう。