2022年12月31日にさいたまスーパーアリーナで開催された「湘南美容クリニック presents RIZIN.40」は、RIZIN対Bellator全面対抗戦が組まれた大みそかの注目大会です。メインイベントではホベルト・サトシ・ソウザがAJ・マッキーと対戦し、セミファイナルではクレベル・コイケとパトリシオ・ピットブルが激突。世界のトップファイターが集結した対抗戦は、Bellator勢が5勝、RIZIN勢が0勝という結果に終わりました。
ただし、大会全体の勝敗は対抗戦だけでは決まりません。伊澤星花のトーナメント優勝、鈴木千裕や宇佐美正パトリックのKO勝利、井上直樹の一本勝ちなど、通常のワンマッチにも見逃せない結果が並びました。2026年に過去の大会記録を振り返る読者に向け、RIZIN公式サイトの試合結果一覧をもとに、全15試合の勝敗・決着方法・判定スコアと注目カードの内容を整理します。
【RIZIN.40の大会情報】大みそか決戦の概要と注目ポイント

RIZIN.40は、2022年の格闘技シーンを締めくくる大会として開催されました。主催はRIZIN FIGHTING FEDERATION。会場はさいたまスーパーアリーナで、12時開場、14時開始というスケジュールでした。大会の公式結果一覧は翌2023年1月1日付で公開されています。
最大の見どころは、RIZINとBellatorの代表選手が5試合で直接対決する全面対抗戦です。先鋒戦から大将戦まで、武田光司、キム・スーチョル、扇久保博正、クレベル・コイケ、ホベルト・サトシ・ソウザがRIZIN側として出場。対するBellator側には、ガジ・ラバダノフ、フアン・アーチュレッタ、堀口恭司、パトリシオ・ピットブル、AJ・マッキーが名を連ねました。
このカードが特別だったのは、単なる団体対抗の演出にとどまらず、異なる団体で活動するトップ選手同士の実力を直接比較できた点です。勝敗だけでなく、打撃、テイクダウン、寝技の攻防、試合運びを通じて、当時の両陣営の競技力を測る機会となりました。
【RIZIN.40全試合結果】全15カードの勝敗と決着方法一覧
RIZIN公式サイトの「湘南美容クリニック presents RIZIN.40 試合結果一覧」に掲載された全15試合を、メインイベントから第1試合まで順番にまとめました。勝敗だけでなく、ラウンド、試合時間、KO・TKO・一本・判定の違いも確認できます。
| 試合順 | 対戦カード | 勝者・結果 | 決着方法 |
|---|---|---|---|
| 第15試合 | ホベルト・サトシ・ソウザ vs. AJ・マッキー | AJ・マッキー | 3R 判定 0-3 |
| 第14試合 | クレベル・コイケ vs. パトリシオ・ピットブル | パトリシオ・ピットブル | 3R 判定 0-3 |
| 第13試合 | 扇久保博正 vs. 堀口恭司 | 堀口恭司 | 3R 判定 0-3 |
| 第12試合 | キム・スーチョル vs. フアン・アーチュレッタ | フアン・アーチュレッタ | 3R 判定 1-2 |
| 第11試合 | 武田光司 vs. ガジ・ラバダノフ | ガジ・ラバダノフ | 3R 判定 0-3 |
| 第10試合 | 伊澤星花 vs. パク・シウ | 伊澤星花 | 3R 判定 2-1 |
| 第9試合 | 井上直樹 vs. 瀧澤謙太 | 井上直樹 | 2R 3分53秒 一本(アームバー) |
| 第8試合 | スダリオ剛 vs. ジュニア・タファ | ジュニア・タファ | 1R 1分38秒 TKO(スタンドパンチ) |
| 第7試合 | 所英男 vs. ジョン・ドッドソン | ジョン・ドッドソン | 1R 1分43秒 TKO(グラウンドパンチ) |
| 第6試合 | 平本蓮 vs. 梅野源治 | 勝敗なし | 2R 3分00秒 |
| 第5試合 | 元谷友貴 vs. ホジェリオ・ボントリン | 元谷友貴 | 2R 2分56秒 KO(スタンドでの膝蹴り) |
| 第4試合 | ジョニー・ケース vs. 大尊伸光 | ジョニー・ケース | 1R 36秒 TKO(グラウンドパンチ) |
| 第3試合 | 中原由貴 vs. 鈴木千裕 | 鈴木千裕 | 1R 4分44秒 KO(スタンドパンチ) |
| 第2試合 | 「ブラックパンサー」ベイノア vs. 宇佐美正パトリック | 宇佐美正パトリック | 1R 45秒 KO(スタンドパンチ) |
| 第1試合 | YUSHI vs. 中澤達也 | YUSHI | 3R 判定 3-0 |
大会全体では、KOが3試合、TKOが3試合、一本が1試合、判定が7試合、勝敗なしが1試合という内訳です。第6試合の平本蓮対梅野源治は、通常のMMAではなく「RIZINスタンディングバウト特別ルール」で行われました。公式結果は2ラウンド3分終了時点で「勝敗なし」となっており、通常のMMAの判定勝ち・判定負けとは区別する必要があります。
また、判定結果を見る際は、数字の並びにも注意が必要です。たとえば「0-3」は3人のジャッジ全員が同じ選手を支持したことを示します。一方、「1-2」はジャッジの支持が分かれた判定です。勝敗一覧を読むときは、単に「判定」と記載されているかどうかだけでなく、スコアまで確認すると試合の評価をより正確に把握できます。
【RIZIN対Bellator全面対抗戦】最終結果はBellatorの5勝0敗
RIZIN.40最大の話題となった全面対抗戦は、Bellator側が5試合すべてに勝利しました。RIZIN側は0勝5敗。しかも、5試合のうちKOや一本で終わった試合はなく、すべて3ラウンド終了後の判定で勝敗が決まっています。
対抗戦の勝敗を個別に見ると、次のようになります。
- 先鋒戦:武田光司 vs. ガジ・ラバダノフ — ガジ・ラバダノフが0-3判定勝ち。
- 次鋒戦:キム・スーチョル vs. フアン・アーチュレッタ — アーチュレッタが1-2判定勝ち。
- 中堅戦:扇久保博正 vs. 堀口恭司 — 堀口恭司が0-3判定勝ち。
- 副将戦:クレベル・コイケ vs. パトリシオ・ピットブル — ピットブルが0-3判定勝ち。
- 大将戦:ホベルト・サトシ・ソウザ vs. AJ・マッキー — マッキーが0-3判定勝ち。
ここで押さえておきたいのは、全面対抗戦の「5勝0敗」が、KOや一本による圧倒的な決着を意味するわけではないことです。5試合とも最後まで戦い抜いたうえで、ジャッジの判定によって勝者が決まりました。対抗戦の結果は明確でしたが、試合内容を評価するには、それぞれのラウンドでどのような攻防があったかを見なければなりません。
また、対抗戦は国籍別の日本対海外という構図ではありません。堀口恭司は日本人選手ですが、この大会ではBellator側の代表として出場しました。つまり、勝敗を数える基準は選手の国籍ではなく、対抗戦でどちらの団体側として出場したかという点にあります。
【注目カードを検証】クレベル対ピットブル、サトシ対マッキーの判定結果
全面対抗戦の後半を飾ったクレベル・コイケ対パトリシオ・ピットブル、そして大将戦のホベルト・サトシ・ソウザ対AJ・マッキーは、ともにRIZINを代表する実力者とBellatorのトップ選手がぶつかるカードでした。いずれもフィニッシュには至らず、0-3判定でBellator側の勝利となりました。
クレベル・コイケ vs. パトリシオ・ピットブル
公式試合レポートによると、クレベルは組みつきや引き込みから得意の寝技に持ち込もうとしました。しかし、ピットブルはタックルを切り、グラウンドでの攻防を長く続けさせない対応を見せます。打撃では前進してプレッシャーをかけ、クレベルをコーナーへ追い込む場面もありました。
3ラウンドにはクレベルがテイクダウンを奪い、グラウンドで攻める局面もありましたが、ピットブルは立ち上がり、寝技での決定的な展開を回避。最終的に3人のジャッジ全員がピットブルを支持しました。結果はクレベルの0-3判定負けです。
この試合の要点は、クレベルの寝技が機能しなかったという単純な評価ではありません。相手が得意な局面を避け、組みつきやテイクダウンへの対応を繰り返すことで、クレベルがフィニッシュにつなげる時間を限定したことが勝敗を分ける要素になりました。
ホベルト・サトシ・ソウザ vs. AJ・マッキー
メインイベントでは、サトシがタックルからのテイクダウンやバックポジションを狙い、三角絞めやスリーパーなどのサブミッションを仕掛けました。RIZIN公式レポートには、マッキーがサトシの絞め技をしのぎ、ポジションを入れ替えながら打撃でも反撃する展開が記録されています。
3ラウンドにはサトシがテイクダウンを成功させ、背後からスリーパーを狙う場面もありました。しかし、マッキーは極められることなく防御を続け、試合終了まで持ち込みました。結果はAJ・マッキーの0-3判定勝ち。サトシにとっては、得意の柔術を軸に勝負を仕掛けながらも、最後までフィニッシュを奪えなかった一戦となりました。
両カードに共通するのは、RIZIN側の得意技がまったく通用しなかったということではなく、相手が危険な局面をしのぎ、勝敗を決めるフィニッシュを許さなかった点です。総合格闘技では、得意技を持つことに加え、それを相手に使わせるための展開づくりと、相手の強みを消す技術が勝敗に直結します。
【KO・一本・判定を比較】RIZIN.40の決着方法から見える大会の特徴
RIZIN.40の全試合結果を決着方法別に整理すると、大会全体ではKO・TKOが6試合、一本が1試合、判定が7試合、勝敗なしが1試合でした。フィニッシュで勝敗が決まる試合が複数あった一方、全面対抗戦は全試合が判定決着という対照的な結果になっています。
KOとTKOの違いは、公式結果に記載された決着区分で確認できます。鈴木千裕や宇佐美正パトリック、元谷友貴はKO勝ち。ジョニー・ケース、ジョン・ドッドソン、ジュニア・タファはTKO勝ちでした。TKOはレフェリーが試合続行を止めるなど、公式にテクニカルノックアウトとして記録された決着です。RIZIN.40では、序盤のパンチによる決着も目立ちました。
一本勝ちは井上直樹の1試合です。第9試合で瀧澤謙太を相手に2ラウンド3分53秒、アームバーによるタップアウトで勝利しました。打撃によるKOとは異なり、関節技などによって相手がタップする、あるいはレフェリーが試合を止めることで決着するのが一本です。
判定は7試合で、全面対抗戦の5試合に加え、伊澤星花対パク・シウ、YUSHI対中澤達也が該当します。伊澤は2-1、YUSHIは3-0の判定勝ちでした。同じ判定でも、ジャッジの支持が一致した試合と割れた試合があるため、スコアを見れば結果の違いを把握できます。
なお、RIZIN公式ルールでは、通常のMMAワンマッチは5分3ラウンド制で、時間内に決着がつかなければ試合全体の評価による判定となります。判定では、相手に与えたダメージ、決着を狙う積極性、試合のペースやポジションの支配などが評価基準です。RIZIN.40の判定結果を読み解く際も、単なる手数や攻撃時間だけで勝敗が決まるわけではない点を理解しておく必要があります。
【プロの結論】RIZIN.40の5戦全敗をどう評価するべきか
RIZIN対Bellator全面対抗戦の結果だけを見れば、Bellatorの5勝0敗という明確な差が残りました。しかし、結果の数字と試合内容は分けて考える必要があります。5試合すべてが判定まで進んだことは、RIZIN側がフィニッシュを許さず最後まで戦ったことを示す一方、勝利に必要な局面で相手を上回れなかった事実も示しています。
特にクレベルとサトシの試合では、RIZIN側が得意とする寝技の展開に入る場面がありました。それでも相手は極めを回避し、ポジションを立て直し、打撃を交えながら試合を進めました。MMAでは、得意分野の技術だけでなく、スタンドとグラウンドの両方で相手の攻撃を処理し、自分に有利な展開を維持する総合力が問われます。
一方、対抗戦以外のカードでは、鈴木千裕のKO勝ち、宇佐美正パトリックの45秒KO、元谷友貴の膝蹴りによるKO、井上直樹のアームバーによる一本勝ちなど、異なる決着の形が見られました。大会全体の結果を振り返るなら、全面対抗戦の勝敗だけでなく、各選手がどのような武器で勝利をつかんだかまで見ることが大切です。
2026年にRIZIN.40の記録を調べる読者にとって、確認すべき情報は大きく3つあります。第一に、全15試合の正式な勝敗。第二に、KO・TKO・一本・判定などの決着方法。第三に、全面対抗戦の5試合と通常カードを混同しないことです。これらを切り分けるだけで、「RIZINは全敗した」という一つの見出しからは見えにくい大会の全体像がつかめます。
【rizin 40 試合結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:RIZIN.40の全面対抗戦はどちらが勝ちましたか?
A1:Bellator側が5勝、RIZIN側が0勝でした。武田光司、キム・スーチョル、扇久保博正、クレベル・コイケ、ホベルト・サトシ・ソウザが敗れ、5試合すべてが判定決着となりました。
Q2:クレベル・コイケ対パトリシオ・ピットブルの試合結果は?
A2:パトリシオ・ピットブルが3ラウンド終了後の判定で0-3の勝利を収めました。クレベルは寝技を狙いましたが、ピットブルがグラウンドでの攻防を回避し、判定勝ちを手にしました。
Q3:ホベルト・サトシ・ソウザ対AJ・マッキーの試合結果は?
A3:AJ・マッキーが3ラウンド終了後の判定で0-3の勝利を収めました。サトシはテイクダウンやスリーパーなどで攻めましたが、マッキーがサブミッションをしのぎ、最後まで戦い抜きました。
Q4:RIZIN.40ではKOと一本が何試合ありましたか?
A4:KOが3試合、TKOが3試合、一本が1試合でした。KOとTKOを合わせると6試合が打撃によるフィニッシュで、一本勝ちは井上直樹対瀧澤謙太のアームバーによる決着です。
Q5:平本蓮対梅野源治の試合結果はどうなりましたか?
A5:RIZINスタンディングバウト特別ルールで行われ、2ラウンド3分00秒で勝敗なしと記録されています。通常のMMAルールの試合ではないため、他のカードと同じ判定基準で扱わないことが大切です。
Q6:RIZIN.40の公式試合結果はどこで確認できますか?
A6:RIZIN FIGHTING FEDERATIONの公式サイトに掲載された「湘南美容クリニック presents RIZIN.40 試合結果一覧」で確認できます。審判・競技運営に関する資料を確認する場合は、一般社団法人日本MMA審判機構(JMOC)の大会関連記録も参考になります。
まとめ:RIZIN.40の全試合結果を正しく読み解くポイント
RIZIN.40は、2022年12月31日にさいたまスーパーアリーナで開催され、全15試合が行われた大会です。全面対抗戦ではBellator側が5勝0敗で勝利し、クレベル・コイケ対パトリシオ・ピットブル、ホベルト・サトシ・ソウザ対AJ・マッキーを含む5試合すべてが判定で決着しました。
大会全体ではKO3試合、TKO3試合、一本1試合、判定7試合、勝敗なし1試合という結果が残っています。中原由貴対鈴木千裕、ブラックパンサー・ベイノア対宇佐美正パトリック、YUSHI対中澤達也など、対抗戦以外のカードにも特徴的な勝敗がありました。
試合結果を調べる際は、勝者の名前だけでなく、決着方法、ラウンドと試合時間、判定スコアまで確認するのが確実です。5戦全敗という対抗戦の結果を出発点にしつつ、各試合の攻防や選手の得意分野にも目を向けることで、RIZIN.40という大会が残した競技面での意味をより立体的に理解できます。