2026年の王将戦結果を振り返るうえで最大の注目点は、藤井聡太王将が永瀬拓矢九段との第75期七番勝負で、1勝3敗から3連勝を達成し、通算4勝3敗でタイトルを防衛したことだ。2026年3月26日の第7局で決着がつき、藤井王将は王将戦5連覇を成し遂げた。日本将棋連盟とALSOK杯王将戦の公式特設サイトにも、各局の勝敗と防衛の記録が掲載されている。
一方、2026年10月28日時点では、第76期王将戦の挑戦者決定リーグが進行中だ。永瀬拓矢九段、伊藤匠二冠、藤本渚七段がいずれも3勝1敗で並び、藤井王将への挑戦権を争っている。この記事では、第75期の王将戦結果速報、全7局の勝敗と対局日程、挑戦者決定リーグの成績、第76期の最新状況、今後の対局予定まで整理する。
【速報】第75期王将戦結果は藤井聡太が4勝3敗で防衛

第75期王将戦七番勝負は、藤井聡太王将と永瀬拓矢九段が2期連続で対戦するシリーズとなった。序盤は永瀬九段が主導権を握り、藤井王将は第4局終了時点で1勝3敗と、タイトル防衛にあとがない状況に追い込まれた。
しかし、第5局から流れが変わる。藤井王将は第5局、第6局、第7局を連取し、最終的に4勝3敗で防衛。ALSOK杯王将戦の公式特設サイトも、1勝3敗からの3連勝による王将戦5連覇と紹介している。
この結果は、単にタイトルを守ったというだけではない。七番勝負で先に4勝を挙げなければならない厳しい条件のもと、3連敗を喫した後に勝ち続け、最終局でシリーズを決着させた点に大きな意味がある。
第75期の最終結果は、藤井聡太王将が4勝3敗で防衛、永瀬拓矢九段が3勝4敗で敗退。王将戦第7局の勝利によって、藤井王将の5連覇が確定した。
【棋譜・勝敗一覧】第75期王将戦の全7局を振り返る
第75期王将戦の棋譜・勝敗一覧を確認すると、藤井王将が第1局と第3局、第4局で敗れた後、第5局から3連勝していることがわかる。以下は、公式特設サイトに掲載された対局日程、開催地、勝敗を整理した一覧だ。
| 局 | 対局日・会場 | 勝者 | 藤井―永瀬の通算成績 |
|---|---|---|---|
| 第1局 | 1月11日・12日 静岡県掛川市・掛川城二の丸茶室 |
永瀬拓矢九段 | 0勝1敗 |
| 第2局 | 1月24日・25日 京都市伏見区・伏見稲荷大社 |
藤井聡太王将 | 1勝1敗 |
| 第3局 | 2月3日・4日 東京都立川市・オーベルジュときと |
永瀬拓矢九段 | 1勝2敗 |
| 第4局 | 2月17日・18日 和歌山県和歌山市・和歌山城ホール |
永瀬拓矢九段 | 1勝3敗 |
| 第5局 | 3月8日・9日 栃木県大田原市・ホテル花月 |
藤井聡太王将 | 2勝3敗 |
| 第6局 | 3月18日・19日 名古屋市・名古屋将棋対局場 |
藤井聡太王将 | 3勝3敗 |
| 第7局 | 3月25日・26日 大阪府高槻市・関西将棋会館 |
藤井聡太王将 | 4勝3敗・防衛 |
第1局は永瀬九段が先勝。藤井王将が第2局を取り返したものの、第3局、第4局を連続で落とし、シリーズは1勝3敗となった。その後、藤井王将が3連勝して逆転した経過が、星取り表から明確に読み取れる。
なお、七番勝負は原則として先に4勝した棋士がタイトルを獲得する方式だ。したがって、第4局終了時点で1勝3敗だった藤井王将には、残る対局をすべて勝つ必要があった。第5局、第6局で連勝して3勝3敗に追いつき、最終第7局で勝ち切ったことが、防衛を決定づけた。
【勝負の分岐点】1勝3敗からの3連勝で王将戦5連覇
第75期を象徴するのは、藤井王将が追い込まれた局面からシリーズを立て直した点だ。第4局までの成績は藤井王将が1勝3敗。永瀬九段はあと1勝で王将奪取という位置にいたが、そこからの3局を藤井王将がすべて制した。
第5局の勝利で2勝3敗とし、まずシリーズを継続。続く第6局にも勝って3勝3敗のタイに戻した。そして迎えた第7局は、2026年3月25日、26日に大阪府高槻市の関西将棋会館で行われた。
日本将棋連盟の王将戦中継ブログによると、第7局は3月26日午後3時34分に藤井王将の勝利で終局した。89手で決着し、消費時間は藤井王将が5時間28分、永瀬九段が7時間12分。持ち時間は双方8時間だった。
この最終局で藤井王将が勝利したことで、シリーズは4勝3敗となり、王将戦5連覇が確定した。1勝3敗からの逆転は、単局の勝敗だけでは見えにくい七番勝負の特徴を示している。各局の結果を追うだけでなく、シリーズ全体で何勝何敗になったのかを確認することが、王将戦の経過を理解するうえで欠かせない。
【挑戦者決定リーグ】第75期の成績と歴代優勝者
第75期の七番勝負に進んだ永瀬拓矢九段は、挑戦者決定リーグで6勝0敗という成績を残した。日本将棋連盟の公式リーグ表によると、西田拓也六段は4勝2敗、伊藤匠二冠も4勝2敗、近藤誠也八段は3勝3敗だった。
第75期の王将戦リーグ成績一覧は次のとおりだ。
- 永瀬拓矢九段:6勝0敗。リーグ1位で挑戦権を獲得。
- 西田拓也六段:4勝2敗。
- 伊藤匠二冠:4勝2敗。
- 近藤誠也八段:3勝3敗。
- 菅井竜也八段:2勝4敗。
- 佐々木勇気八段:2勝4敗。
- 大橋貴洸七段:0勝6敗。
永瀬九段はリーグ戦を全勝で通過して挑戦者となり、七番勝負でも序盤に3勝を挙げた。最終的には藤井王将が防衛したものの、挑戦者決定リーグでの成績とタイトル戦の結果は別々に評価する必要がある。リーグを勝ち抜く力と、2日制のタイトル戦を勝ち切る力は、同じ棋士でも異なる局面で問われるからだ。
王将戦歴代優勝者を振り返ると、藤井聡太王将は第71期から第75期まで5期連続で王将位を保持している。直近の主な結果は以下のとおりだ。
- 第70期:渡辺明王将が永瀬拓矢九段を4勝2敗で破って防衛。
- 第71期:藤井聡太王将が渡辺明九段に4勝0敗で勝利。
- 第72期:藤井聡太王将が羽生善治九段に4勝2敗で勝利。
- 第73期:藤井聡太王将が菅井竜也八段に4勝0敗で勝利。
- 第74期:藤井聡太王将が永瀬拓矢九段に4勝1敗で防衛。
- 第75期:藤井聡太王将が永瀬拓矢九段に4勝3敗で防衛。
第74期、第75期と永瀬九段が連続して挑戦者となり、藤井王将と2期続けて対戦した点も特徴的だ。第74期は藤井王将が4勝1敗で防衛した一方、第75期は最終第7局までもつれ込んだ。対戦相手が同じでも、シリーズの展開は大きく異なる。
【第76期王将戦最新結果】2026年のリーグ順位と今後の日程
2026年10月28日時点で、第76期王将戦は挑戦者決定リーグの途中だ。第76期七番勝負の挑戦者はまだ決まっていない。日本将棋連盟の公式リーグ表では、10月24日の藤本渚七段対西田拓也六段戦までの結果が反映されている。
最新の王将戦リーグ成績一覧は次のとおりだ。
- 永瀬拓矢九段:3勝1敗。
- 伊藤匠二冠:3勝1敗。
- 藤本渚七段:3勝1敗。
- 郷田真隆九段:2勝2敗。
- 本田奎六段:2勝2敗。
- 西田拓也六段:1勝3敗。
- 近藤誠也八段:0勝4敗。
10月24日のリーグ戦では、藤本七段が西田六段に勝利し、成績を3勝1敗とした。これにより、永瀬九段、伊藤二冠、藤本七段の3人が同じ成績で並んだ。挑戦者争いは、残りの対局でどの棋士が勝ち星を積み上げるかが焦点となる。
次の注目対局は11月6日に予定されている伊藤匠二冠対永瀬拓矢九段戦だ。現時点では挑戦者が決まっていないため、この対局を含む残りのリーグ戦が、第76期の七番勝負に進む棋士を左右する。
第76期王将戦の七番勝負は、2027年1月から3月にかけて開催される予定だ。ALSOK杯王将戦の公式特設サイトが公表している日程と会場は次のとおり。
- 第1局:2027年1月11日・12日、島根県大田市「さんべ荘」
- 第2局:1月23日・24日、京都府京都市「伏見稲荷大社」
- 第3局:2月2日・3日、東京都立川市「オーベルジュときと」
- 第4局:2月15日・16日、北海道松前町「温泉旅館矢野」
- 第5局:3月6日・7日、静岡県掛川市「掛川城二の丸茶室」
- 第6局:3月18日・19日、栃木県大田原市「ホテル花月」
- 第7局:3月30日・31日、東京都渋谷区「将棋会館」
第76期の七番勝負は、藤井聡太王将が防衛を目指し、挑戦者決定リーグを勝ち抜いた棋士が挑む構図になる。開催日程と会場は公式発表に基づく予定であり、実際の勝敗やシリーズの進行は対局開始後に確定する。
【プロの結論】王将戦結果速報を正しく読み解く3つのポイント
王将戦の結果を追う際は、単に「どちらが勝ったか」だけを見るのではなく、対局の段階とシリーズ全体の状況を区別することが重要だ。特に第75期のように、序盤にリードを許した棋士が最終局までに逆転するケースでは、1局の結果とタイトル獲得の結果を混同すると、シリーズの全体像を見失いやすい。
- 1.単局の勝敗とシリーズ成績を分ける。第75期では、藤井王将は第4局終了時点で1勝3敗だったが、最終結果は4勝3敗で防衛だった。最新の速報を見るときは、当日の勝敗と累計成績の両方を確認したい。
- 2.挑戦者決定リーグと七番勝負を区別する。リーグ戦は挑戦者を決める段階であり、そこでの勝ち星がそのままタイトル獲得を意味するわけではない。第75期の永瀬九段はリーグ全勝で挑戦権を得たが、七番勝負では3勝4敗だった。
- 3.公式発表で最新状況を確認する。日本将棋連盟の棋戦情報は勝敗やリーグ成績の確認に適しており、ALSOK杯王将戦の特設サイトでは七番勝負の日程や開催地を確認できる。対局の詳しい流れを知りたい場合は、中継ブログなどの棋譜解説も併せて見ると理解が深まる。
王将戦は、一次予選・二次予選から挑戦者決定リーグへ進み、最後にタイトル保持者と七番勝負を戦う仕組みだ。リーグでは各4時間、七番勝負では2日制で持ち時間各8時間が採用されている。短時間の速報だけでは見えにくい棋士の準備や長時間の読み合いも、王将戦の見どころの一つだ。
【王将戦結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:第75期王将戦の最終結果はどうなりましたか?
A1:藤井聡太王将が永瀬拓矢九段に4勝3敗で勝利し、タイトルを防衛しました。1勝3敗から3連勝し、王将戦5連覇を達成しています。
Q2:王将戦第7局はいつ、どこで行われましたか?
A2:2026年3月25日・26日に大阪府高槻市の関西将棋会館で行われ、3月26日午後3時34分に藤井王将の勝利で終局しました。
Q3:第76期王将戦の挑戦者は誰ですか?
A3:2026年10月28日時点では未決定です。10月24日のリーグ戦終了時点で、永瀬拓矢九段、伊藤匠二冠、藤本渚七段が3勝1敗で並んでいます。次の注目対局として、11月6日に伊藤二冠と永瀬九段の対戦が予定されています。
まとめ:王将戦の今後は第76期リーグの首位争いに注目
第75期王将戦は、藤井聡太王将が永瀬拓矢九段に1勝3敗から3連勝し、4勝3敗で防衛したシリーズだった。2026年3月26日の第7局で決着し、藤井王将は王将戦5連覇を達成。全7局の結果を通して見ると、序盤の劣勢を覆して最終局で勝ち切った経過が際立つ。
一方、第76期王将戦は挑戦者決定リーグが進行中で、永瀬九段、伊藤二冠、藤本七段が3勝1敗で並んでいる。11月6日の伊藤二冠対永瀬九段戦をはじめ、残りの対局が挑戦者争いの行方を左右する。第76期の七番勝負は2027年1月から3月に予定されており、挑戦者が決まった後は、藤井王将が6連覇を達成するかどうかも大きな焦点となる。
王将戦結果速報を追うなら、最新の単局結果、リーグの累計成績、七番勝負の日程を分けて確認するのが基本だ。第75期の逆転劇を踏まえつつ、第76期で誰が挑戦権を獲得するのか、公式の勝敗一覧と対局日程を確認しながら見守りたい。