2024年夏の高校野球西東京大会は、早稲田実業高校野球部が日大三高校野球部との壮絶な決勝戦を制し、9年ぶりの夏の甲子園出場を決めました。2024年7月28日に明治神宮野球場で行われた決勝は、早稲田実業が9回裏にサヨナラ打を放ち、10対9で勝利する劇的な幕切れとなりました。
2026年に改めて振り返ると、この大会の見どころは決勝の逆転劇だけではありません。早稲田実業が國學院久我山との準々決勝を14対13で制したこと、日大三が創価との接戦を勝ち抜いたこと、そして甲子園でも延長タイブレークの激闘が続いたことなど、2024年の西東京大会には高校野球の醍醐味が凝縮されていました。
【速報の結末】高校野球西東京大会2024の決勝結果は早稲田実業が10対9で優勝

第106回全国高等学校野球選手権大会の西東京大会は、2024年7月7日に開幕し、7月28日に決勝を迎えました。東京都高等学校野球連盟の大会記録によると、参加校数は131校、実施された試合は123試合。夏の甲子園出場権を懸けた約3週間の戦いを制したのは、早稲田大学系属早稲田実業学校でした。
決勝の相手は、前年の2023年大会で優勝していた日大三。西東京を代表する強豪同士が顔を合わせた一戦は、両チームが何度も主導権を奪い合う乱打戦となりました。
朝日新聞社・日刊スポーツの試合速報や高校野球ドットコムの報道によると、早稲田実業は初回に3点を先制。しかし、日大三も反撃し、試合は終盤まで勝敗の行方が分からない展開となりました。9回を終えて9対9。最後は早稲田実業が無死満塁の好機をつくり、内囿光太選手の左前適時打で決着しました。
早稲田実業にとっては、清宮幸太郎選手を擁して2015年に甲子園へ出場して以来、9年ぶりの夏の聖地への切符です。大会記録上、通算29回目の西東京大会優勝であり、夏の甲子園出場は30回目となりました。
一方の日大三は、あと一歩で2年連続の代表権を逃しました。9点を奪いながら最後の1点を守り切れなかった悔しさは残るものの、強力な打線で早稲田実業を最後まで追い詰めた試合でもありました。
【決勝スコアを徹底分析】日大三との9対10、最後の1点はどう生まれた?
2024年7月28日の西東京大会決勝は、序盤から得点が動き続けました。最終スコアだけを見ると1点差の接戦ですが、実際には両校が何度もリードを奪い返す、展開の読めない試合でした。
決勝スコア(明治神宮野球場、9回終了)
日大三:0・1・3・0・3・0・2・0・0=9点
早稲田実業:3・1・0・1・1・2・0・1・1=10点
試合の流れを追うと、早稲田実業は1回裏に3点を先行し、2回にも加点しました。しかし日大三は3回表に3点を奪って4対4の同点に追いつき、5回表にはさらに3点を挙げて逆転します。
早稲田実業も反撃を止めません。4回裏と5回裏に得点を重ね、6回裏には2点を奪って8対7と再逆転。ところが、日大三は7回表に2点を挙げて9対8と再びリードしました。8回裏、早稲田実業が同点に追いつき、勝負は最終回へ持ち越されます。
9回裏、早稲田実業は無死満塁の好機をつくりました。ここで打席に立ったのが、8番打者の内囿光太選手です。内囿選手が左前へ適時打を放ち、三塁走者が生還。10対9で試合が終わりました。
この場面で注目したいのは、早稲田実業が一度の大量得点だけで勝ったのではなく、リードを奪われても得点を積み重ね、最後まで同点に食らいついた点です。日大三も本塁打を含む攻撃で何度も試合をひっくり返しており、どちらか一方が一方的に押し切った試合ではありません。
TBS NEWS DIGの決勝報道では、早稲田実業の先発・中村心大投手が5回途中までに7失点したことも伝えられています。投手陣が苦しい状況に置かれながらも継投で試合をつなぎ、打線が最後に勝利を引き寄せました。決勝の10対9は、攻撃力だけでなく、苦しい時間帯をしのぐチーム全体の粘りを示すスコアだったのです。
【組み合わせ・トーナメント表・ベスト8】早稲田実業はどう勝ち上がった?
西東京大会2024の試合日程は7月7日から28日まで。複数の球場で試合が行われ、勝ち上がったチームが終盤の神宮球場で代表の座を争いました。東京都高等学校野球連盟が公表した大会記録と各試合のスコアをもとに、早稲田実業の勝ち上がりと準々決勝以降の主要結果を整理します。
| 日付 | 回戦 | 対戦カード | 結果 |
|---|---|---|---|
| 7月16日 | 3回戦 | 早稲田実業-明大八王子 | 早実 6-4 |
| 7月18日 | 4回戦 | 早稲田実業-上水 | 早実 8-1 |
| 7月21日 | 5回戦 | 早稲田実業-日本学園 | 早実 6-1 |
| 7月22日 | 準々決勝 | 早稲田実業-國學院久我山 | 早実 14-13 |
| 7月22日 | 準々決勝 | 日大三-拓大一 | 日大三 7-1 |
| 7月22日 | 準々決勝 | 日大二-桜美林 | 日大二 9-0 |
| 7月23日 | 準々決勝 | 創価-早大学院 | 創価 7-6 |
| 7月26日 | 準決勝 | 早稲田実業-日大二 | 早実 14-3 |
| 7月26日 | 準決勝 | 日大三-創価 | 日大三 3-2 |
| 7月28日 | 決勝 | 早稲田実業-日大三 | 早実 10-9 |
※スコアは各試合の最終結果です。上記は大会全体のトーナメント表を再現したものではなく、早稲田実業の勝ち上がりと終盤の主要カードを抜粋した一覧です。
2024年の西東京大会ベスト8に入ったのは、早稲田実業、日大三、日大二、創価、國學院久我山、桜美林、拓大一、早大学院の8校です。
準々決勝で最も得点が動いたのは、早稲田実業と國學院久我山の一戦でした。早稲田実業が14対13で競り勝ち、準決勝へ進出。決勝に匹敵するほどの得点の応酬を経験したことは、その後の日大二戦、そして日大三との決勝を考えるうえでも注目です。
日大三は準々決勝で拓大一を7対1で下し、準決勝では創価に3対2で勝利しました。早稲田実業のような大量得点ではなく、接戦をものにして決勝へ進んだ点が特徴です。
また、準々決勝の創価対早大学院は、天候の影響で継続試合となり、7月23日に決着しました。大会日程を確認するときは、当初の予定だけでなく、継続試合や順延後の結果も確認する必要があります。
【早稲田実業と日大三を比較】2024年の勝敗を分けたポイント
早稲田実業と日大三は、どちらも全国レベルの実績を持つ強豪です。ただし、2024年夏の西東京大会では、決勝までの勝ち上がり方に違いが見られました。
早稲田実業は、3回戦の明大八王子戦を6対4で制した後、上水、日本学園を破り、準々決勝で國學院久我山と14対13の激戦を演じました。準決勝の日大二戦では14対3と打線が爆発し、勢いを保ったまま決勝に進みました。
大会6試合の合計得点は58点、失点は31点。得点力が際立つ一方、失点も少なくありません。優勝の背景には、打線が得点を重ねる力と、試合展開が苦しくなっても勝利を諦めない粘りがありました。
一方の日大三は、2回戦から順調に勝ち上がり、準々決勝では拓大一に7対1、準決勝では創価に3対2で勝利しました。特に創価戦は1点差の接戦で、終盤まで気の抜けない展開を制しています。決勝でも9得点を記録し、強力打線の存在感を示しました。
両校の違いを「攻撃型と守備型」と単純に分類するのは適切ではありません。決勝では日大三も効果的に得点し、早稲田実業も投手交代を重ねて相手の攻撃をしのぎました。むしろ、両校とも攻撃力が高いなか、終盤に得点機を生かした早稲田実業が最後の1点を手にした、と見るのが実際の試合経過に即した評価です。
試合を振り返る際は、勝敗だけでなく、得点のタイミング、継投の流れ、走者を置いた場面での打撃を合わせて見ると、結果の背景が理解しやすくなります。2024年の決勝は、最終スコアだけでは読み取れない両校の底力が表れた一戦でした。
【夏の甲子園2024西東京代表】早稲田実業の結果と西東京大会の歴代優勝校
西東京大会の優勝校となった早稲田実業は、2024年8月に阪神甲子園球場で開催された第106回全国高等学校野球選手権大会に出場しました。地方大会の優勝で終わらず、全国の強豪校と対戦した結果まで追うことで、2024年のチームが残した足跡をより正確に把握できます。
早稲田実業の甲子園での結果は、1回戦で徳島代表の鳴門渦潮に8対4で勝利。2回戦では山形代表の鶴岡東を1対0で破りました。そして8月17日の3回戦では、島根代表の大社と対戦し、延長11回タイブレークの末に2対3で敗れました。
鶴岡東戦は1点を争う接戦となり、大社戦も延長タイブレークまでもつれ込みました。西東京大会決勝でのサヨナラ勝利に続き、甲子園でも最後まで勝敗の分からない試合を経験したことは、2024年の早稲田実業を象徴する流れの一つです。
西東京大会の歴代優勝校を見ると、近年は早稲田実業、日大三、東海大菅生、國學院久我山などが優勝校として名を連ねています。日刊スポーツの過去20年成績によると、2015年は早稲田実業、2017年は東海大菅生、2018年は日大三、2019年は國學院久我山が優勝。2021年は東海大菅生、2022年と2023年は日大三が西東京代表となりました。
その流れのなかで、2024年に早稲田実業が9年ぶりに優勝したことは、近年の西東京大会における勢力図を考えるうえで大きな出来事でした。日大三は2022年、2023年と連覇していましたが、2024年は決勝で早稲田実業に敗れ、3連覇を逃しました。
なお、2020年は新型コロナウイルスの影響で通常の全国高等学校野球選手権大会が中止となり、西東京でも独自大会が実施されました。そのため、2020年の成績は通常の夏の大会の優勝記録と区別して見る必要があります。
歴代優勝校を調べるときは、優勝校の名前だけでなく、開催年、準優勝校、甲子園での成績まで照らし合わせると、単年の結果と長期的な勢力の変化を混同せずに済みます。
【高校野球西東京速報2024】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2024年の高校野球西東京大会で優勝した高校はどこですか?
A1:早稲田大学系属早稲田実業学校です。2024年7月28日の決勝で日大三を10対9で破り、9年ぶり29回目の西東京大会優勝を果たしました。
Q2:西東京大会2024の決勝スコアと決勝打を放った選手は?
A2:早稲田実業が日大三に10対9でサヨナラ勝ちしました。9対9で迎えた9回裏、無死満塁から内囿光太選手が左前適時打を放ち、勝負を決めました。
Q3:早稲田実業は2024年夏の甲子園でどこまで勝ち進みましたか?
A3:1回戦で鳴門渦潮に8対4、2回戦で鶴岡東に1対0で勝利しました。3回戦では大社と対戦し、延長11回タイブレークの末に2対3で敗退しました。
まとめ:高校野球西東京速報2024から読み解く接戦の価値
高校野球西東京大会2024は、早稲田実業が日大三との決勝を10対9で制し、9年ぶりの夏の甲子園出場を決めた大会でした。決勝のサヨナラ打だけでなく、準々決勝の國學院久我山戦、準決勝の日大二戦、日大三が創価を破った接戦まで振り返ると、両校が決勝にたどり着いた過程が見えてきます。
2026年に2024年の大会結果を調べるなら、決勝のスコア、各回戦の日程、トーナメントの勝ち上がり、甲子園での結果をセットで確認することが大切です。大会速報は試合の途中経過を知るための情報ですが、最終結果と大会記録を照らし合わせることで、優勝までの道のりを正しく理解できます。
早稲田実業と日大三が繰り広げた9対10の決勝は、1点の重みと最後まで勝負を諦めない姿勢を印象づけた一戦でした。2024年の西東京大会は、両校の実力と高校野球ならではの劇的な展開を、今も振り返る価値のある大会として記憶されています。