2026年の男子バレーボール日本代表は、石川祐希、髙橋藍、西田有志ら世界の舞台で活躍する主力選手に加え、甲斐優斗や麻野堅斗ら次世代を担う選手も存在感を高めています。日本バレーボール協会(JVA)は2026年度の代表登録メンバーとして37人を発表。ネーションズリーグ(VNL)、アジア男子選手権、アジア競技大会では、それぞれ異なるメンバー構成で戦いました。
2026年10月時点では、男子日本代表はVNLで4位、9月のアジア男子選手権で優勝し、10月のアジア競技大会では銀メダルを獲得しています。FIVB世界ランキングは10月13日時点で5位。この記事では、代表選手の背番号・身長・ポジション・所属チームから、最新の大会結果、歴代の名選手、2019年の代表名称変更まで、知っておきたい情報を整理します。
【2026年最新】男子バレーボール日本代表メンバーと注目選手

2026年度の男子日本代表は、ロラン・ティリ監督のもとで強化を進めています。JVAが4月17日に公表した登録メンバーは37人で、海外クラブ所属の選手、SVリーグで活躍する選手、大学生、高校生まで幅広い世代が含まれています。
代表登録された選手全員が、すべての国際大会に出場するわけではありません。年間を通じた登録メンバーと、VNLやアジア選手権、アジア競技大会などの大会別メンバーは区別する必要があります。たとえば、9月のアジア男子選手権は14人、9月末から10月にかけてのアジア競技大会は12人で臨みました。
代表の中心となる選手には、それぞれ異なる強みがあります。
- 石川祐希:アウトサイドヒッター。攻撃、レシーブ、試合の流れを読む力を備えた経験豊富な主力選手。
- 髙橋藍:アウトサイドヒッター。攻守のバランスに優れ、サーブレシーブから攻撃へのつなぎでも力を発揮します。
- 西田有志:オポジット。強烈なスパイクとサーブで得点を狙う、日本の攻撃を支える選手です。
- 宮浦健人:オポジット。西田とともに攻撃の選択肢を増やし、相手ブロックに圧力をかけます。
- 大塚達宣:アウトサイドヒッター。海外でのプレー経験も持ち、攻守両面でチームに貢献します。
- 甲斐優斗:アウトサイドヒッター。200cmの高さを生かした攻撃力が持ち味です。
- 麻野堅斗:ミドルブロッカー。207cmの長身を備え、ブロックとクイック攻撃で成長が期待される選手です。
2026年度に初選出された選手としては、河東祐大、デ アルマス アライン、武田大周、一ノ瀬漣の4人が挙げられます。実績のある選手だけでなく、新たな戦力を代表活動に組み込む姿勢も今季の特徴です。
【背番号・身長・ポジション・所属】アジア選手権2026の代表14人一覧
背番号や所属チームを調べる際に注意したいのが、番号は大会の登録によって変わる場合があるという点です。ここでは、日本バレーボール協会の大会情報と2026年9月3日に公表されたメンバー情報をもとに、9月4日から13日まで開催されたアジア男子選手権の代表14人をまとめます。所属は大会前に公表された情報に基づきます。
| 背番号 | 選手名 | ポジション | 身長 | 所属チーム |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 西田有志 | オポジット | 186cm | 大阪ブルテオン |
| 2 | 小野寺太志 | ミドルブロッカー | 202cm | サントリーサンバーズ大阪 |
| 3 | 深津英臣 | セッター | 181cm | ウルフドッグス名古屋 |
| 4 | 宮浦健人 | オポジット | 190cm | ウルフドッグス名古屋 |
| 5 | 大塚達宣 | アウトサイドヒッター | 195cm | パワーバレー・ミラノ(イタリア) |
| 6 | 山内晶大 | ミドルブロッカー | 204cm | 大阪ブルテオン |
| 9 | 河東祐大 | セッター | 175cm | ジェイテクトSTINGS愛知 |
| 11 | 富田将馬 | アウトサイドヒッター | 190cm | 大阪ブルテオン |
| 12 | 髙橋藍 | アウトサイドヒッター | 188cm | ボクダンカ・LUK・ルブリン(ポーランド) |
| 13 | 小川智大 | リベロ | 176cm | ボクダンカ・LUK・ルブリン(ポーランド) |
| 14 | 石川祐希 | アウトサイドヒッター | 192cm | ジラート・バンク・アンカラ(トルコ) |
| 17 | 西本圭吾 | ミドルブロッカー | 188cm | 広島サンダーズ |
| 20 | 山本智大 | リベロ | 171cm | 大阪ブルテオン |
| 23 | エバデダン ラリー | ミドルブロッカー | 195cm | 大阪ブルテオン |
この14人はアジア男子選手権の大会メンバーです。アジア競技大会の12人とは異なり、石川、髙橋藍、西田ら経験豊富な主力が選ばれていました。対してアジア競技大会では、大塚達宣、新井雄大、甲斐優斗、西山大翔、高橋慶帆、麻野堅斗らを中心とした構成になっています。
そのため、検索結果に異なる背番号や所属チームが表示されても、直ちに誤情報とは限りません。大会名、発表日、登録時点を確認することが、正確な選手情報を見分ける基本です。
【身長ランキングとポジション一覧】男子日本代表の高さと役割を解説
男子バレーボールでは身長がブロックやスパイクの打点に影響します。ただし、身長が高い選手ほど必ず優れているわけではありません。ジャンプ力、助走、腕の振り、判断速度、レシーブ能力などが組み合わさって、実際の競技力が決まります。
JVAの2026年度登録メンバーに掲載された身長を基準にすると、長身選手の上位は次のとおりです。
- 1位:麻野堅斗(207cm) — ミドルブロッカー。ネット際の高さを生かしたブロックや速攻が期待されます。
- 2位:山内晶大(204cm) — ミドルブロッカー。長身とブロック力を持ち、経験面でもチームを支えます。
- 3位:小野寺太志(202cm) — ミドルブロッカー。中央からのブロックとクイック攻撃を担います。
- 4位:髙橋健太郎(201cm) — ミドルブロッカー。高さを生かして相手の攻撃を抑えます。
- 5位:甲斐優斗(200cm) — アウトサイドヒッター。高い打点からの攻撃に加え、サーブなどでも存在感を発揮します。
これは年度登録メンバーの公表身長に基づく比較であり、大会ごとの出場選手だけを対象とした順位ではありません。
ポジションごとの役割を理解すると、選手の評価も変わります。
- アウトサイドヒッター(OH):サーブレシーブと攻撃の両方を担うポジション。石川、髙橋藍、大塚らが代表的です。
- オポジット(OP):セッターの対角に位置し、強力な攻撃で得点を狙います。西田、宮浦らがこの役割を担います。
- ミドルブロッカー(MB):ネット中央でブロックを担当し、素早いクイック攻撃にも参加します。小野寺、山内、麻野らが該当します。
- セッター(S):レシーブされたボールを攻撃につなぎ、アタッカーへのトスを配分します。深津、関田、河東らが代表的です。
- リベロ(L):守備専門の選手で、レシーブやディグによってラリーを継続させます。小川、山本らがこのポジションを務めます。
日本代表の強みを考えるうえでは、長身選手をそろえるだけでなく、守備で拾ったボールを正確にセッターへ返し、複数の攻撃手段につなげられるかが大切です。高さと機動力、攻撃力と守備力の組み合わせが、チーム全体の完成度を左右します。
【VNL・アジア選手権・アジア競技大会】2026年の結果と注目ポイント
2026年の男子日本代表を振り返る際は、VNL、アジア男子選手権、アジア競技大会の3大会を分けて見る必要があります。いずれも国際大会ですが、開催時期、出場メンバー、競技上の目的が異なります。
VNL 2026:最終順位は4位
日本はネーションズリーグ2026で決勝ラウンドに進出しました。準々決勝では中国に3対1で勝利し、準決勝ではアメリカに2対3で敗戦。3位決定戦でもスロベニアに1対3で敗れ、最終順位は4位となりました。日本バレーボール協会が公表した最終順位でも、ポーランド、アメリカ、スロベニアに続く4位です。
VNLは強豪国との対戦が続くため、個々の選手の得点力だけでなく、サーブで相手の攻撃を崩せるか、ブロックとレシーブを連動させられるか、接戦でミスを抑えられるかが問われます。日本が上位に食い込むには、主力の得点力を生かしながら、試合ごとの戦術対応を安定させる必要があります。
アジア男子選手権2026:優勝でロサンゼルス五輪出場権を獲得
9月4日から13日に福岡県北九州市などで開催されたアジア男子選手権では、日本が決勝でイランを3対0(25対21、26対24、25対23)で破り、優勝しました。大会を主催するアジアバレーボール連盟などの大会報道によると、日本はアジア王者の座を守り、2028年ロサンゼルスオリンピックの男子バレーボール出場権を獲得しています。
決勝では西田有志が攻撃の中心となり、髙橋藍も得点を重ねました。勝負どころで攻撃を決め切る力に加え、相手の反撃を抑えるブロックやサーブが優勝を支えました。五輪出場権を確保したことは、2026年シーズンの大きな成果です。
アジア競技大会2026:イランに敗れ銀メダル
9月27日から10月3日まで行われた第20回アジア競技大会では、男子日本代表は決勝に進出しましたが、10月3日のイラン戦で1対3(26対28、25対19、21対25、24対26)と敗れ、銀メダルとなりました。準決勝では中国をフルセットの末に下しており、決勝進出までに接戦を勝ち抜いています。
ここで混同しやすいのが、アジア男子選手権とアジア競技大会は別の大会だという点です。前者では日本が優勝し、後者では準優勝でした。アジア選手権の優勝とアジア競技大会の銀メダルは矛盾する結果ではなく、それぞれ異なる大会での成績です。
【FIVB世界ランキングと歴代代表】2019年の名称変更も解説
男子日本代表の世界的な立ち位置を確認する指標が、国際バレーボール連盟(FIVB)の世界ランキングです。J SPORTSが掲載した2026年10月13日時点のランキングでは、日本は5位、352.70ポイントでした。8月20日時点の6位から順位を上げています。
同日時点の上位は、ポーランドが1位、イタリアが2位、ロシアが3位、アメリカが4位、日本が5位という並びでした。ランキングは国際大会の結果などに応じて変動するため、「世界ランキング5位」は特定日時点の評価として捉える必要があります。大会の最終順位と世界ランキングは別の指標であり、VNLで4位だったことがそのまま世界ランキング4位を意味するわけではありません。
代表名称は2019年1月に変更
日本バレーボール協会における正式名称は、2018年度までは「全日本男子バレーボールチーム」でした。2019年1月からは「バレーボール男子日本代表」に変更されています。現在の表記と過去の大会記録で異なる名称が使われていても、基本的には同じ日本の男子ナショナルチームを指します。
名称変更の前後を比較する際には、チーム名だけでなく、開催年、大会名、選手の所属や当時のポジションを確認が必要です。名称が変わったことによって、過去の国際大会での成績や選手の実績が別のものになるわけではありません。
歴代の男子日本代表を振り返る
日本男子バレーボールの歴史を語るうえで欠かせないのが、1964年東京オリンピックの銅メダル、1968年メキシコオリンピックの銀メダル、1972年ミュンヘンオリンピックの金メダルです。1972年の優勝は、男子日本代表の歴史を象徴する実績として知られています。
当時の代表では、猫田勝敏、大古誠司、森田淳悟らが活躍しました。その後、国際舞台で苦戦する時期もありましたが、2020年東京オリンピックと2024年パリオリンピックでは、ともに7位で大会を終えています。一方、2024年のVNLでは銀メダルを獲得し、世界の上位チームと競り合う力を示しました。
歴代選手と2026年の代表を比較すると、共通しているのは組織的な守備と連係の重要性です。一方、現在の代表は海外リーグで経験を積む選手が複数おり、個々の攻撃力と戦術の幅を国際大会で生かすことが大きなテーマになっています。
【プロの結論】注目選手の実力比較と2028年に向けた判断基準
2026年の男子日本代表を評価する際は、得点数や身長だけで選手を比較するのではなく、ポジションごとの役割と、チームにどのような影響を与えているかを考える必要があります。
石川祐希と髙橋藍:攻守の総合力に注目
石川と髙橋はアウトサイドヒッターとして、攻撃だけでなくレシーブやラリーの継続にも関わります。スパイクで得点する場面だけを見ていると、相手サーブを受け、攻撃を組み立てるまでの貢献が見えにくくなります。試合を見る際は、レシーブから攻撃へのつながりや、難しいボールをどれだけ得点機会に変えられるかにも注目したいところです。
西田有志と宮浦健人:得点を生み出すオポジット
オポジットは強力な攻撃を求められるポジションです。西田はサーブやスパイクで試合の流れを変える力を持ち、宮浦も攻撃の選択肢を増やす役割を担います。相手ブロックがどちらの選手を警戒しているか、セッターがどのように攻撃を配分しているかを見れば、攻撃戦術への理解が深まります。
麻野堅斗と甲斐優斗:高さと将来性
麻野は207cm、甲斐は200cm。いずれも高さを生かしたプレーが期待される選手です。ただし、長身というだけで代表の主力として定着できるわけではありません。ブロックの反応、移動の速さ、サーブの精度、攻撃の決定力などを継続して伸ばせるかが、今後の評価を左右します。
世界ランキングと大会成績は組み合わせて見る
日本は2026年のアジア男子選手権で優勝し、ロサンゼルス五輪の出場権を確保しました。一方、VNLは4位、アジア競技大会は銀メダルでした。これらの結果を総合すると、アジアの頂点を争う力を示しながら、世界の強豪との継続的な対戦では、さらに完成度を高める余地があると考えられます。
2028年ロサンゼルスオリンピックを見据えるなら、主力選手のコンディションや経験に加え、若手がどれだけ国際大会で出場機会を得て成長できるかが大切です。特定のスター選手だけに注目するより、セッター、ミドルブロッカー、リベロを含めたチーム全体の連係を見ることが、日本代表の実力を正確に評価する近道です。
【バレーボール選手男子】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の男子バレーボール日本代表で注目すべき選手は誰ですか?
A1:石川祐希、髙橋藍、西田有志、大塚達宣らの主力に加え、甲斐優斗や麻野堅斗など将来性のある選手にも注目です。攻撃力だけでなく、守備や連係を含めて比較すると、選手ごとの特徴が分かります。
Q2:男子日本代表の身長ランキングで最も高い選手は誰ですか?
A2:JVAの2026年度登録メンバーに掲載された選手では、ミドルブロッカーの麻野堅斗が207cmで最も高身長です。山内晶大は204cm、小野寺太志は202cmです。大会ごとの出場メンバーと年度登録メンバーは異なる場合があります。
Q3:男子日本代表は2026年の国際大会で優勝しましたか?
A3:9月のアジア男子選手権で優勝しました。一方、VNLは4位、9月末から10月にかけて開催されたアジア競技大会は準優勝です。大会ごとの結果を分けて確認してください。
Q4:男子日本代表の名称はいつ変更されましたか?
A4:日本バレーボール協会の正式名称は、2018年度まで「全日本男子バレーボールチーム」でした。2019年1月から「バレーボール男子日本代表」に変更されています。
Q5:男子日本代表の背番号や所属チームは毎年同じですか?
A5:必ずしも同じではありません。年度登録メンバーと大会ごとの登録メンバーは異なり、背番号も大会の登録によって変わる場合があります。選手情報を調べる際は、対象の大会と発表時点を確認するのがおすすめです。
まとめ:2026年の男子日本代表は主力と若手の融合が鍵
2026年の男子バレーボール日本代表は、石川祐希、髙橋藍、西田有志らの実績ある選手と、甲斐優斗、麻野堅斗ら次世代の戦力がそろうチームです。VNL4位、アジア男子選手権優勝、アジア競技大会銀メダルという結果からは、アジアでの強さと世界の上位を目指す課題の両方が見えてきます。
選手を知るうえでは、背番号・身長・所属チームだけでなく、ポジションごとの役割や大会別のメンバー構成を理解することが大切です。FIVB世界ランキングも日々の国際大会の結果に応じて変動します。最新情報は日本バレーボール協会の年度登録メンバーと各大会の公式発表を基準に確認すると、選手の現在地を正確に把握できます。
アジア選手権で獲得したロサンゼルス五輪出場権を足がかりに、2028年に向けて主力の安定感と若手の成長がどこまでかみ合うか。2026年以降の男子日本代表を追ううえで、最も注目したいポイントです。