King & Prince(キンプリ)の脱退問題は、2022年11月4日の突然の発表から大きな注目を集めました。平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太の3人がグループを離れることになり、2023年5月23日からは永瀬廉と髙橋海人の2人体制へ移行。デビュー当初の6人からメンバー構成が変わり続けたKing & Princeにとって、歴史的な転換点となりました。
脱退の理由として公式に説明されたのは、海外進出をはじめとする活動方針や、それぞれが目指す将来像の違いです。一方、メンバー同士の不仲説や事務所との対立など、発表をめぐるさまざまな憶測も広がりました。2026年10月現在、King & Princeは2人で活動を続け、脱退した3人もNumber_iとして音楽活動を展開しています。発表当時の本人コメントと公式情報を軸に、脱退の経緯から現在までを整理します。
【King & Prince脱退の理由】公式発表が示したのは「方向性の違い」

King & Princeの脱退問題を理解するうえで、まず押さえておきたいのは、所属事務所とメンバー5人が2022年11月4日に公表した説明です。
発表では、前年からグループの今後だけでなく、メンバーそれぞれの人生についても話し合いを重ねてきたと説明されました。その結果、海外での活動をはじめ、各メンバーが目指す方向に違いが生まれていることが明らかになったとしています。
メンバー5人の連名コメントでも、活動方針について本音で話し合った結果、全員が「お互いの人生を尊重しよう。」という考えで一致したことが報告されました。つまり、公式に説明された脱退の背景は、単純な人間関係の問題ではなく、将来のキャリアやグループとして目指す方向の違いです。
とりわけ重要なのが、海外進出という目標でした。King & Princeはデビュー当初から海外で活躍するグループを目指していましたが、その夢をどのように実現するのか、どのような活動を優先するのかについて、メンバーそれぞれの考えが変化していきました。
グループ活動では、歌やダンス、テレビ出演、ドラマ、舞台、バラエティーなどを並行して進める必要があります。国内での人気を維持しながら海外市場を目指すには、語学やパフォーマンスの強化、作品制作、プロモーションなどにも継続的に取り組まなければなりません。限られた時間の中で何を優先するかは、グループの将来を左右する問題です。
ただし、事務所との具体的な対立や、特定の人物が脱退を強制したといった説明は、公式発表では示されていません。「ジャニーズ事務所との方向性の違い」という言葉だけで、特定の対立構図まで事実として断定することはできません。
今回の決断は、人気グループの活動を継続することと、個人が思い描く将来を追求することが、必ずしも同じ方向を向かない場合があると示した出来事でした。
【脱退発表の経緯】2022年11月から2023年5月23日までを時系列で整理
King & Princeの脱退は、突然発表されたように見えました。しかし、公式コメントによれば、メンバー間では発表の前年から今後の活動について話し合いが続いていました。公表された出来事を時系列で追うと、グループがどのように転換期を迎えたのかが分かります。
| 時期 | 出来事 | 確認できる事実・背景 |
|---|---|---|
| 2018年5月23日 | CDデビュー | 岩橋玄樹を含む6人でデビュー曲「シンデレラガール」をリリース。 |
| 2018年11月 | 岩橋玄樹が活動休止 | パニック障害の治療に専念するため、芸能活動を休止。 |
| 2021年3月31日 | 岩橋玄樹が脱退 | グループは5人体制へ移行。 |
| 2022年11月4日 | 3人の脱退を発表 | 平野紫耀・岸優太・神宮寺勇太が2023年5月22日をもって脱退することを公表。 |
| 2023年5月22日 | 5人体制での活動終了 | 平野・岸・神宮寺の3人がKing & Princeを脱退。平野と神宮寺は同日、岸は同年秋に事務所を退所する予定と発表された。 |
| 2023年5月23日 | 2人体制がスタート | 永瀬廉と髙橋海人がKing & Princeとして活動を継続。 |
| 2023年10月15日 | Number_i結成を発表 | 平野・岸・神宮寺の3人が新グループとして活動することを発表。 |
| 2026年9月2日 | 「So Honey EP」をリリース | 2人体制のKing & Princeが初のEPをリリース。 |
| 2026年9月23日 | Number_iが新作をリリース | 「REBON / BUGS LIFE / DIGITAL GIRL」を発売。 |
2022年11月4日の発表は、公式発表全文を掲載したTBS NEWS DIGなどの報道によると、当初は翌5日に公表する予定だったものの、憶測が先行する可能性を考慮し、タイミングを早めたものでした。また、直前に終了したアリーナツアーをファンに楽しんでもらいたいという配慮から、ツアー終了後の発表になったことも説明されています。
なお、脱退と事務所退所の日付は同じではありません。平野紫耀と神宮寺勇太は2023年5月22日にグループを脱退して事務所を退所しましたが、岸優太の事務所退所は同年9月30日でした。その後、10月15日に岸が平野・神宮寺と合流し、Number_iとして活動することが発表されています。
この時間差は、3人の進路が最初から完全に同じ日程で進んでいたわけではないことを示しています。脱退の発表日、グループを離れた日、事務所を退所した日、新グループの結成発表日を区別して把握することが大切です。
【平野紫耀・岸優太・神宮寺勇太】3人それぞれの脱退理由
3人は同じタイミングでKing & Princeを離れましたが、本人が公表した理由には、それぞれ異なる事情がありました。日刊スポーツや日テレNEWS NNNなどが伝えた2022年11月の本人コメントを読み解くと、海外進出という共通の目標と、個人ごとの考えが浮かび上がります。
平野紫耀:海外で活躍するという目標を見つめ直した
平野紫耀は、デビュー当時から海外で活躍できるグループになることを目指して活動してきたと説明しました。ジャニー喜多川氏との夢や約束、ファンとの約束を意識していたことにも触れています。
一方で、メンバーが年齢を重ね、さまざまな経験を積むにつれて、活動方針に違いが生じてきたと明かしました。加えて、自分の年齢と向き合ったとき、グループとして海外で活躍するという目標を実現するには時間的な焦りがあり、全力で取り組んでも間に合わないと感じるようになったことを、決断の理由として説明しています。
平野のコメントから読み取れるのは、単に海外へ行きたいという希望だけではありません。海外で活躍するという目標を実現できるのか、自分のキャリアの時間軸を踏まえて考えた結果、従来のグループ活動を続けることに難しさを感じたということです。
2023年以降、平野は神宮寺、岸とともにNumber_iとして活動。2026年には、グループの楽曲「3XL」などを通じた音楽活動に加え、海外展開にもつながる動きを見せています。ワーナーミュージック・ジャパンの公式プロフィールでは、平野がプロデュースした楽曲のリリースや、海外の音楽市場を見据えた展開が紹介されています。
岸優太:夢と自分の実力とのギャップに悩んだ
岸優太は、海外で活躍できるグループを目指す一方、ドラマや舞台、バラエティーなどの仕事を続けながら、海外で通用するスキルも同時に身につけることに難しさを感じていたと説明しました。
本人のコメントでは、夢と目標に対して自分の実力とのギャップを感じるようになり、当時のままでは海外で活躍できるグループになることは難しいと考えるようになったことが語られています。メンバーとの話し合いを重ねる中で目標の違いが生まれたことも、決断に至った背景でした。
ここで注目したいのは、岸が海外進出という目標そのものを軽視していたわけではない点です。むしろ、その目標を実現したいという思いがあるからこそ、現状の自分とのギャップに悩んだと受け取れます。
岸は2023年9月30日に事務所を退所し、翌10月15日にNumber_iへの合流を発表しました。2026年も同グループのメンバーとして音楽活動を続けており、ワーナーミュージック・ジャパンの公式情報では、岸がプロデュースした「GOD_i」などの作品も紹介されています。
神宮寺勇太:活動方針の変化と、自分なりの決意
神宮寺勇太は、King & Princeとして海外に進出することを、自分自身やジャニー喜多川氏、ファンにとって大切な夢の一つとして捉えていたと説明しました。しかし、活動を続ける中で、海外進出だけでなく、グループの活動方針そのものについても考えが変わっていったと明かしています。
さらに神宮寺は、メンバーの誰か一人でも事務所を退所する話が出た場合、自分も退所するという考えを以前から持っていたことを公表しました。こうした本人の考えと活動方針の変化が重なり、今回の決断に至ったという説明です。
神宮寺のコメントは、脱退を単純に「海外進出をしたかったから」とまとめるだけでは不十分であることを示しています。本人には、グループの将来に対する考えに加え、メンバーの進路を自分自身の選択にも関わるものとして捉える姿勢がありました。
2023年10月以降は平野、岸とNumber_iとして活動。2026年には神宮寺がプロデュースした「BUGS LIFE」などを発表し、3人それぞれの個性を生かした音楽制作を続けています。
3人のコメントを比較すると、海外進出という目標は共通していても、平野は目標を実現する時間軸、岸は能力やスキルとのギャップ、神宮寺は活動方針の変化とメンバーの進路に対する考えを、それぞれ重視していたことが分かります。脱退の理由を一つの言葉だけで説明できないのは、この違いがあるためです。
【キンプリ不仲説の真相】メンバー同士の対立が原因だったのか
King & Princeの脱退発表後、ネット上では「メンバー同士が不仲だったのではないか」「5人の間で深刻な対立があったのではないか」といった疑問が広がりました。人気絶頂期のグループから3人が同時に離れるという発表だっただけに、ファンが背景を知りたいと考えたのは自然な反応です。
ただし、公開されている本人コメントと公式発表を確認する限り、メンバー同士の不仲が脱退の直接的な原因だったと断定できる根拠は示されていません。
5人の連名コメントでは、今後の活動や個人の人生について時間をかけて話し合った結果、目指す方向に違いが生まれたこと、そして互いの人生を尊重する考えで一致したことが説明されています。これは公式に示された経緯です。
一方で、方向性が異なることと、個人的に仲が悪いことは同じではありません。長く一緒に活動してきたメンバーであっても、仕事に対する価値観や将来の希望が変わることはあります。グループを継続するか、それぞれの道を選ぶかという判断に違いが生まれたからといって、必ずしも人間関係の破綻を意味するわけではありません。
また、発表時に永瀬廉と髙橋海人がグループを存続させる決断をしたことも、単純な対立構図では説明できない点です。日刊スポーツが伝えた永瀬のコメントによると、2人は3人がいないKing & Princeを続けるべきか悩んだ末、これまで応援してきたファンのためにもグループを残す道を選びました。
したがって、「不仲が原因で3人が追い出された」「特定のメンバーだけが脱退を望んでいた」といった説明を、確定した事実として扱うことはできません。公に確認できるのは、複数回の話し合いが行われ、メンバーごとに目指す方向が異なってきたという点です。
脱退の真相を知りたい場合は、匿名の投稿や出どころが不明な証言よりも、本人の発言、所属先の公式発表、当時の報道で確認できる内容を優先が必要です。憶測が繰り返し転載されることで、いつの間にか事実のように扱われてしまうケースもあるためです。
【2026年最新】King & Princeの現在と脱退メンバー3人の活動
2026年10月現在、King & Princeは永瀬廉と髙橋海人の2人体制で活動を続けています。一方、脱退した平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太の3人はNumber_iとして活動しており、両者は別々のグループとしてそれぞれの道を歩んでいます。
永瀬廉と髙橋海人:2人体制でグループを継続
2人体制になったKing & Princeは、2026年も音楽活動とライブ活動を継続しています。STARTO ENTERTAINMENTの公式公演情報には、2026年1月から3月にかけて開催された「King & Prince DOME TOUR 2026 STARRING」が掲載されています。
加えて、ユニバーサル ミュージックの公式情報によると、2026年9月2日には初のEP「So Honey EP」をリリース。作品の告知やミュージックビデオ、配信企画なども展開されており、2人体制での活動が続いていることを確認できます。
注目すべき動きは、髙橋海人が「KAITO」名義でソロアーティストとしての活動を始めたことです。2026年10月5日に1stデジタルシングル「swim?」をリリースし、同月15日には1st EP「SALT BOY」を11月25日に発売すると発表しました。
ソロ活動の開始は、King & Princeからの脱退を意味するものではありません。髙橋は引き続きKing & Princeのメンバーとして活動しており、グループ活動と個人の表現を並行させる形を取っています。2026年10月21日には、ユニバーサル ミュージックがKAITO名義の音楽情報を明確に発信するための案内も公表しました。
この動きは、メンバーがそれぞれの得意分野や表現方法を広げながら、グループ活動も継続できることを示しています。2022年の脱退問題で浮き彫りになった「個人の目標とグループの活動をどう両立させるか」という課題を考えるうえでも、興味深い変化です。
平野紫耀・岸優太・神宮寺勇太:Number_iとして海外も視野に
脱退した3人は、2023年10月15日にNumber_iの結成を発表しました。ワーナーミュージック・ジャパンの公式プロフィールによると、グループは2024年1月1日に「GOAT」を配信リリースしてデビュー。その後、アルバム「No.I」「No.II」などを発表し、グループとしての音楽活動を進めてきました。
2026年には、2月に世界的なエージェンシーWMEとの契約、5月に米国のレーベルAtlantic Recordsとの契約を発表。加えて、9月23日には「REBON / BUGS LIFE / DIGITAL GIRL」をリリースしています。これらは、海外の音楽市場を視野に入れた活動の具体的な動きです。
もちろん、現在の活動が2022年当時のメンバーそれぞれの考えを完全に実現したものかどうかは、外部から断定できません。ただ、平野、岸、神宮寺が新たなグループを結成し、海外展開も含めて活動の幅を広げていることは、公式の作品情報や契約発表から確認できます。
King & PrinceとNumber_iは、かつて同じグループで活動していたメンバーが、現在は別々の体制で音楽を届けているという関係です。どちらか一方が活動を失ったわけではなく、異なる形でキャリアを築いている点が、2026年の大きな特徴です。
【歴代メンバー6人】岩橋玄樹の脱退から現在の2人体制まで
King & Princeの歴史を整理する際には、2022年に脱退した3人だけでなく、デビュー当初の6人目のメンバーだった岩橋玄樹の存在も欠かせない。
King & Princeは2018年5月23日、岩橋玄樹を含む6人でCDデビューしました。しかし、岩橋はパニック障害の治療に専念するため、2018年11月から芸能活動を休止。2021年3月31日にグループを脱退し、所属事務所を退所しました。テレビ朝日や日刊スポーツなどの当時の報道でも、治療を続ける中で本人が決断した経緯が伝えられています。
その後、King & Princeは5人で活動を続けましたが、2022年11月に平野、岸、神宮寺の脱退が発表され、2023年5月23日から永瀬と髙橋の2人体制へ移行しました。歴代6人の変遷を整理すると、メンバー構成の変化が一度だけ起きたのではないことが分かります。
現在のKing & Princeを理解するうえでは、初期の6人体制、岩橋脱退後の5人体制、2023年以降の2人体制を区別することが大切です。また、2022年の3人の脱退と、岩橋の脱退では、発表された背景や時期が異なります。岩橋の脱退を、後年の海外進出や活動方針の違いと同じ理由で説明することはできません。
歴代メンバーそれぞれが異なる選択をしたことで、King & Princeの形は変化してきました。しかし、グループ名を残して活動を続ける選択も、新たなグループで挑戦する選択も、それぞれのキャリアにおける転換点となっています。
【King & Prince脱退】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:King & Princeを脱退した3人は誰ですか?
A1:平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太の3人です。2023年5月22日にグループを脱退し、翌23日から永瀬廉と髙橋海人が2人体制で活動を続けています。
Q2:キンプリ脱退の本当の理由は何ですか?
A2:公式発表では、海外進出をはじめとする活動方針や、メンバーそれぞれが目指す将来の方向性に違いが生じたことが説明されています。本人のコメントでは、平野は海外進出の目標と時間的な焦り、岸は夢と実力のギャップ、神宮寺は活動方針の変化やメンバーの進路に対する考えを挙げています。
Q3:キンプリの脱退はメンバー同士の不仲が原因ですか?
A3:公表された公式発表や本人コメントからは、不仲が脱退の直接的な原因だったとは断定できません。確認できる説明は、話し合いを重ねた結果、目指す方向に違いが生じたというものです。
Q4:脱退した3人は現在何をしていますか?
A4:平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太はNumber_iとして活動しています。2026年も新作のリリースを続けており、海外の音楽市場を視野に入れた契約や活動も発表しています。
Q5:King & Princeは2026年現在も2人で活動していますか?
A5:はい。永瀬廉と髙橋海人の2人体制で活動を継続しています。2026年9月には「So Honey EP」をリリースし、髙橋はKAITO名義でソロ活動も始めています。ソロ活動の開始は、King & Princeからの脱退を意味するものではありません。
まとめ:キンプリ脱退の真相と2026年の現在地
King & Princeの脱退問題は、2022年11月4日の発表から2023年5月23日の2人体制への移行まで、多くのファンにとって大きな転換点となりました。公式に説明された理由は、海外進出をはじめとする活動方針や将来の目標の違いです。平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太の3人は、それぞれの考えを示したうえでグループを離れました。
一方、永瀬廉と髙橋海人はKing & Princeの名前を残す道を選び、2026年も音楽やライブなどの活動を続けています。髙橋のソロ活動開始も、グループを維持しながら個人の表現を広げる動きとして注目されます。脱退した3人もNumber_iとして新作を発表し、海外展開を視野に入れた活動を進めています。
今回の経緯を振り返る際に大切なのは、公式に説明された事実と、ネット上で広がった憶測を分けて考えることです。不仲説や事務所との対立を断定するのではなく、本人が公表した言葉と、その後の活動を照らし合わせることで、脱退の背景をより正確に理解できます。
6人で始まったKing & Princeは、メンバー構成の変化を経て、現在は2人体制とNumber_iという異なる形で活動が続いています。2026年の両者の歩みは、グループとしての活動を守ることと、個人の夢を追求することが、それぞれ異なる道で実現し得ることを示しています。今後も公式発表や作品情報を手がかりに、2つのグループがどのような音楽と活動を届けていくのかに注目したいところです。