男子ゴルフのメジャー大会「マスターズ・トーナメント」は、2026年大会でローリー・マキロイが通算276打、12アンダーを記録し、前年に続く大会連覇を達成しました。最終順位2位のスコッティ・シェフラーとの差はわずか1打。2025年に悲願の初優勝を遂げたマキロイが、翌年もオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブで頂点に立ちました。
マスターズの歴代優勝者を振り返ると、最多6勝を誇るジャック・ニクラス、5勝のタイガー・ウッズ、そして2021年に日本人として初めて大会を制した松山英樹など、ゴルフ史に名を残す選手が並びます。2026年の最終順位と優勝スコアから歴代の記録、連覇の条件、日本人選手の実績まで、年別データとともに整理します。
【2026年最新】マスターズの優勝者はローリー・マキロイ!276打で連覇達成

2026年のマスターズは、4月9日から12日まで米ジョージア州のオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブで開催されました。優勝したローリー・マキロイの4日間のスコアは67、65、73、71。合計276打、通算12アンダーでフィニッシュしました。大会公式情報を掲載するPGAツアーのリーダーボードでも、マキロイの優勝と最終スコアが確認できます。
2位はスコッティ・シェフラーで、70、74、65、68の合計277打、11アンダー。マキロイとの差はわずか1打でした。3日目を終えた時点ではマキロイが通算11アンダー、シェフラーが通算7アンダー。最終ラウンドでシェフラーが68をマークして追い上げたものの、マキロイが71でまとめ、首位を守りました。
マキロイは2025年大会で通算277打、11アンダーを記録し、プレーオフの末にジャスティン・ローズを破って初優勝。長年追い求めてきたマスターズのタイトルを手にし、キャリア・グランドスラムも達成しました。2026年はその翌年に再び優勝し、連覇を成し遂げています。マスターズの連覇は、ジャック・ニクラス、ニック・ファルド、タイガー・ウッズに続く歴史的な記録です。
なお、2026年大会の上位争いはマキロイとシェフラーだけではありませんでした。3位タイにはキャメロン・ヤング、ジャスティン・ローズ、ラッセル・ヘンリー、ティレル・ハットンが並び、いずれも278打、10アンダー。7位タイにはコリン・モリカワとサム・バーンズが入りました。松山英樹も283打、5アンダーで12位タイと健闘しています。
出典:PGAツアー公式リーダーボード、Golf Channelの2026年大会結果報道。
【まとめ】マスターズ歴代優勝者と優勝スコアを年別に一覧
マスターズは1934年に始まり、第二次世界大戦中の1943~1945年を除いて開催されてきました。以下は1934年から2026年までの歴代優勝者と、各年の72ホールの合計打数、パーに対するスコアをまとめた一覧です。
スコア表記は「合計打数(パーとの差)」です。たとえば276打(-12)は、パー72のコースを4日間で合計12アンダーにまとめたことを意味します。プレーオフが行われた大会でも、ここでは規定の72ホール終了時点の合計スコアを掲載しています。
| 開催年 | 優勝者 | 優勝スコア |
|---|---|---|
| 2026 | ローリー・マキロイ | 276(-12) |
| 2025 | ローリー・マキロイ | 277(-11) |
| 2024 | スコッティ・シェフラー | 277(-11) |
| 2023 | ジョン・ラーム | 276(-12) |
| 2022 | スコッティ・シェフラー | 278(-10) |
| 2021 | 松山英樹 | 278(-10) |
| 2020 | ダスティン・ジョンソン | 268(-20) |
| 2019 | タイガー・ウッズ | 275(-13) |
| 2018 | パトリック・リード | 273(-15) |
| 2017 | セルヒオ・ガルシア | 279(-9) |
| 2016 | ダニー・ウィレット | 283(-5) |
| 2015 | ジョーダン・スピース | 270(-18) |
| 2014 | バッバ・ワトソン | 280(-8) |
| 2013 | アダム・スコット | 279(-9) |
| 2012 | バッバ・ワトソン | 278(-10) |
| 2011 | シャール・シュワーツェル | 274(-14) |
| 2010 | フィル・ミケルソン | 272(-16) |
| 2009 | アンヘル・カブレラ | 276(-12) |
| 2008 | トレバー・イメルマン | 280(-8) |
| 2007 | ザック・ジョンソン | 289(+1) |
| 2006 | フィル・ミケルソン | 281(-7) |
| 2005 | タイガー・ウッズ | 276(-12) |
| 2004 | フィル・ミケルソン | 279(-9) |
| 2003 | マイク・ウィア | 281(-7) |
| 2002 | タイガー・ウッズ | 276(-12) |
| 2001 | タイガー・ウッズ | 272(-16) |
| 2000 | ビジェイ・シン | 278(-10) |
| 1999 | ホセ・マリア・オラサバル | 280(-8) |
| 1998 | マーク・オメーラ | 279(-9) |
| 1997 | タイガー・ウッズ | 270(-18) |
| 1996 | ニック・ファルド | 276(-12) |
| 1995 | ベン・クレンショー | 274(-14) |
| 1994 | ホセ・マリア・オラサバル | 279(-9) |
| 1993 | ベルンハルト・ランガー | 277(-11) |
| 1992 | フレッド・カプルス | 275(-13) |
| 1991 | イアン・ウーズナム | 277(-11) |
| 1990 | ニック・ファルド | 278(-10) |
| 1989 | ニック・ファルド | 283(-5) |
| 1988 | サンディ・ライル | 281(-7) |
| 1987 | ラリー・マイズ | 285(-3) |
| 1986 | ジャック・ニクラス | 279(-9) |
| 1985 | ベルンハルト・ランガー | 282(-6) |
| 1984 | ベン・クレンショー | 277(-11) |
| 1983 | セベ・バレステロス | 280(-8) |
| 1982 | クレイグ・スタドラー | 284(-4) |
| 1981 | トム・ワトソン | 280(-8) |
| 1980 | セベ・バレステロス | 275(-13) |
| 1979 | ファジー・ゼラー | 280(-8) |
| 1978 | ゲーリー・プレーヤー | 277(-11) |
| 1977 | トム・ワトソン | 276(-12) |
| 1976 | レイモンド・フロイド | 271(-17) |
| 1975 | ジャック・ニクラス | 276(-12) |
| 1974 | ゲーリー・プレーヤー | 278(-10) |
| 1973 | トミー・アーロン | 283(-5) |
| 1972 | ジャック・ニクラス | 286(-2) |
| 1971 | チャールズ・クーディ | 279(-9) |
| 1970 | ビリー・キャスパー | 279(-9) |
| 1969 | ジョージ・アーチャー | 281(-7) |
| 1968 | ボブ・ゴールビー | 277(-11) |
| 1967 | ゲイ・ブリュワー | 280(-8) |
| 1966 | ジャック・ニクラス | 288(E) |
| 1965 | ジャック・ニクラス | 271(-17) |
| 1964 | アーノルド・パーマー | 276(-12) |
| 1963 | ジャック・ニクラス | 286(-2) |
| 1962 | アーノルド・パーマー | 280(-8) |
| 1961 | ゲーリー・プレーヤー | 280(-8) |
| 1960 | アーノルド・パーマー | 282(-6) |
| 1959 | アート・ウォール・ジュニア | 284(-4) |
| 1958 | アーノルド・パーマー | 284(-4) |
| 1957 | ダグ・フォード | 283(-5) |
| 1956 | ジャック・バーク・ジュニア | 289(+1) |
| 1955 | ケーリー・ミドルコフ | 279(-9) |
| 1954 | サム・スニード | 289(+1) |
| 1953 | ベン・ホーガン | 274(-14) |
| 1952 | サム・スニード | 286(-2) |
| 1951 | ベン・ホーガン | 280(-8) |
| 1950 | ジミー・デマレー | 283(-5) |
| 1949 | サム・スニード | 282(-6) |
| 1948 | クロード・ハーモン | 279(-9) |
| 1947 | ジミー・デマレー | 281(-7) |
| 1946 | ハーマン・カイザー | 282(-6) |
| 1943~1945 | 開催なし | 第二次世界大戦のため中止 |
| 1942 | バイロン・ネルソン | 280(-8) |
| 1941 | クレイグ・ウッド | 280(-8) |
| 1940 | ジミー・デマレー | 280(-8) |
| 1939 | ラルフ・ガルダール | 279(-9) |
| 1938 | ヘンリー・ピカード | 285(-3) |
| 1937 | バイロン・ネルソン | 283(-5) |
| 1936 | ホートン・スミス | 285(-3) |
| 1935 | ジーン・サラゼン | 282(-6) |
| 1934 | ホートン・スミス | 284(-4) |
出典:Golf Channelの歴代優勝者・スコア一覧、日本ゴルフツアー機構のマスターズ歴代優勝者記録。
【優勝回数ランキング】最多6勝のジャック・ニクラスと歴代王者の記録
マスターズの優勝回数ランキングで、2026年終了時点も頂点に立つのはジャック・ニクラスです。1963年、1965年、1966年、1972年、1975年、1986年の計6勝を挙げています。特に1986年の優勝は46歳での達成で、現在も大会最年長優勝記録として知られています。
2位はタイガー・ウッズの5勝です。1997年、2001年、2002年、2005年、2019年にグリーンジャケットを獲得しました。3位は4勝のアーノルド・パーマー。3勝の選手には、ゲーリー・プレーヤー、サム・スニード、ジミー・デマレー、ニック・ファルド、フィル・ミケルソンがいます。
複数回優勝する選手が限られる点は、マスターズの難しさを示しています。同じコースで開催される大会とはいえ、毎年のコース設定や芝の状態、風、気温、グリーンの速さは同一ではありません。過去に勝った経験は大きな財産ですが、前年の成功をそのまま再現できるとは限らないのです。
2026年のマキロイは、2025年に続く優勝で通算2勝となりました。連覇を達成した選手は大会史上4人目。連覇の達成者は、ニクラス、ファルド、ウッズ、マキロイです。1度勝つだけでも難しい大会で、翌年も同じタイトルを獲得したことが、2026年の優勝を特別なものにしています。
参考:DPワールドツアーのマスターズ記録資料、Golf Channelの歴代優勝者・優勝回数記録。
【日本人初優勝】松山英樹が2021年に成し遂げた歴史的快挙
日本のゴルフファンにとって、マスターズの歴代優勝者を語るうえで欠かせないのが松山英樹です。松山は2021年大会で通算278打、10アンダーを記録し、日本人選手として初めてマスターズを制しました。アジア出身選手による初優勝という点でも、大会史に残る節目となりました。
マスターズは、世界のトップ選手が集うメジャー大会です。単にスコアを伸ばすだけでなく、起伏のあるグリーンや池、バンカー、林が配置されたコースで、4日間を通じてミスを抑える必要があります。松山の優勝は、日本の男子ゴルフが世界最高峰の舞台でメジャーを制した実績として、今も大きな意味を持っています。
2026年大会の松山は283打、通算5アンダーで12位タイに入りました。優勝には届かなかったものの、上位争いに加わった結果です。2021年の優勝者という肩書だけで現在の実力を判断するのではなく、各年のスコアや順位を合わせて見ることで、選手の成績をより正確に把握できます。
2026年終了時点で、マスターズの日本人優勝者は松山英樹ただ一人です。歴代優勝者の一覧を見る際は、優勝者の国籍や出身地域にも注目すると、大会の国際的な広がりと日本ゴルフの到達点が見えてきます。
【歴代スコアを比較】276打のマキロイと268打の大会記録は何が違う?
マスターズの優勝スコアを比較する際、注目したい記録が2020年のダスティン・ジョンソンです。ジョンソンは合計268打、通算20アンダーで優勝しました。これは72ホールの合計打数とパーとの差の両面で、大会史上屈指の低スコアです。2026年のマキロイは276打、12アンダーで、合計打数では8打多い結果でした。
ただし、優勝スコアを単純に合計打数だけで比較するのは適切ではありません。マスターズの開催コースは同じオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブですが、ティーの位置やコースの距離、芝の状態、当日の天候などによって難易度は変わります。2026年の大会コースは7,565ヤード、パー72でした。歴代の距離やコース設定も一律ではありません。
そこで、歴代優勝スコアを読むときは、次の3点を意識すると比較しやすくなります。
- 合計打数:4日間で実際に何打を要したかを示します。数字が小さいほど少ない打数で回ったことになります。
- パーとの差:コースの基準打数に対して何打上回ったか、下回ったかを示します。アンダーパーの数字が大きいほど、パーに対する成績が優れています。
- 大会当時の条件:コース距離、天候、芝やグリーンの状態などを考慮します。異なる年代のスコアを比べる場合は、数字だけで難易度を断定しないことが大切です。
歴代の優勝スコアには、2007年のザック・ジョンソンの289打、1オーバーという結果もあります。低スコアが優勝の条件であるとはいえ、マスターズでは毎年同じようにアンダーパーが出るわけではありません。コースの難しさと、その年の競技条件によって、勝つために必要なスコアは大きく変わります。
この視点で2026年大会を見ると、276打、12アンダーという結果は単なる数字以上の意味を持ちます。シェフラーが最終ラウンドで4アンダーを記録して迫るなか、マキロイは1打差を守り切りました。優勝スコアだけでなく、最終日の追い上げを含めて振り返ることで、連覇の価値がより明確になります。
【マスターズの優勝者】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のマスターズ優勝者は誰ですか?
A1:北アイルランド出身のローリー・マキロイです。276打、通算12アンダーで優勝し、スコッティ・シェフラーに1打差をつけて大会連覇を達成しました。
Q2:マスターズの歴代最多優勝者は誰ですか?
A2:ジャック・ニクラスです。1963年、1965年、1966年、1972年、1975年、1986年の計6回優勝しています。タイガー・ウッズが5勝で続きます。
Q3:日本人でマスターズを優勝した選手は誰ですか?
A3:松山英樹です。2021年大会で278打、通算10アンダーを記録し、日本人として初めて優勝しました。2026年大会終了時点でも、日本人の歴代優勝者は松山だけです。
Q4:マスターズの歴代最少優勝スコアは何打ですか?
A4:72ホールの合計打数では、ダスティン・ジョンソンが2020年に記録した268打、通算20アンダーが大会記録です。2020年大会は新型コロナウイルスの影響で11月に延期開催されました。
Q5:マスターズで連覇した選手は誰ですか?
A5:ジャック・ニクラス、ニック・ファルド、タイガー・ウッズ、ローリー・マキロイの4人です。マキロイは2025年と2026年に連続優勝し、歴代の連覇達成者に加わりました。
まとめ:マスターズの歴代王者から2026年の連覇までを読み解く
2026年のマスターズを制したのはローリー・マキロイです。276打、通算12アンダーでスコッティ・シェフラーを1打差で退け、2025年に続く連覇を達成しました。歴代最多優勝はジャック・ニクラスの6勝で、タイガー・ウッズが5勝。日本人では2021年に優勝した松山英樹が唯一の王者です。
歴代優勝者を調べる際は、優勝した選手だけでなく、合計打数、パーとの差、連覇や複数回優勝の記録も併せて見ることをおすすめします。異なる年代のスコアを比較するときは、コース設定や競技条件の違いにも注意が必要です。
グリーンジャケットをめぐる歴史は、ニクラスやウッズの時代から松山の初優勝、そしてマキロイの連覇へと続いています。2026年大会の結果は、マスターズが過去の記録を積み重ねるだけでなく、新たな歴史が生まれ続ける大会であることを改めて示しました。