2023年の読売ジャイアンツは、原辰徳監督を中心に、阿部慎之助ヘッド兼バッテリーコーチ、川相昌弘総合コーチ、大久保博元打撃チーフコーチ、亀井善行打撃コーチらがチームを支えました。二軍監督は二岡智宏、三軍監督は駒田徳広が務め、ファーム全体を統括する役職には桑田真澄が就いていました。
2026年10月現在、日本野球機構(NPB)の公示を確認すると、巨人の監督は阿部慎之助、川相昌弘はディフェンスチーフコーチ、亀井善行は外野守備兼走塁コーチを務めています。2023年から2026年にかけて、同じ人物が異なる役職を担う一方、監督やファームの責任者も交代しました。ここではNPBの年度別監督・コーチ一覧と球団の発表をもとに、当時の陣容、人事変更の経緯、2026年との違いを整理します。
【巨人コーチ陣2023一覧】一軍の監督・コーチは誰だった?

NPBの「2023年度 監督・コーチ一覧」に掲載された読売ジャイアンツの一軍首脳陣は、監督を含めて10人です。攻撃、守備、投手運用、バッテリーという各分野に担当者を置き、原辰徳監督を中心にチームを編成していました。
- 監督: 原辰徳(背番号83)
- ヘッド兼バッテリーコーチ: 阿部慎之助(背番号80)
- 総合コーチ: 川相昌弘(背番号78)
- 打撃チーフコーチ: 大久保博元(背番号88)
- 打撃コーチ: 亀井善行(背番号79)
- 作戦兼内野守備コーチ: 元木大介(背番号77)
- 外野守備兼走塁コーチ: 鈴木尚広(背番号82)
- 投手チーフコーチ: 阿波野秀幸(背番号72)
- 投手コーチ: 山口鉄也(背番号71)
- ブルペンコーチ: 村田善則(背番号74)
この一覧で押さえておきたいのは、阿部慎之助がまだ監督ではなく、ヘッド兼バッテリーコーチだったことです。現役引退後の阿部は指導者として経験を積み、原監督を支える立場にいました。2023年の役職と2026年の肩書きを混同すると、当時の指揮系統を正しく理解できません。
また、川相昌弘は総合コーチ、大久保博元は打撃チーフコーチ、亀井善行は打撃コーチでした。2026年には川相がディフェンスチーフコーチ、亀井が外野守備兼走塁コーチとなっており、同じ人物でも担当分野が変わっています。
なお、この一覧はNPB公示に掲載された監督・コーチを基準としています。トレーニング担当など、球団が別途発表するスタッフまで含めた全スタッフ数とは一致しない場合があります。
【巨人二軍コーチ2023】二岡智宏・桑田真澄らの役職
2023年の巨人は、一軍だけでなく、二軍、三軍、巡回スタッフを含めた育成体制を敷いていました。二軍は一軍昇格を目指す選手の実戦機会を確保し、三軍は若手や育成選手の成長を支える役割を担います。それぞれの責任者と担当者を分けて見ると、当時の編成が分かりやすくなります。
二軍の監督・コーチ
- 二軍監督: 二岡智宏(背番号76)
- 二軍総合コーチ: 安藤強(背番号75)
- 二軍投手チーフコーチ: 三澤興一(背番号85)
- 二軍投手コーチ: 青木高広(背番号81)
- 二軍内野守備兼走塁コーチ: 古城茂幸(背番号86)
- 二軍外野守備兼打撃コーチ: 橋本到(背番号87)
- 二軍バッテリーコーチ: 加藤健(背番号89)
二岡智宏は2023年に二軍監督を務めました。その後、2024年のコーチングスタッフでは一軍のヘッド兼打撃チーフコーチに配置され、担当するカテゴリーが変わっています。二軍監督から一軍首脳陣へという役職の変化は、年度別のスタッフ表を比較する際の要点です。
一方、桑田真澄はファーム総監督(背番号73)として登録されていました。二軍監督とファーム総監督は同じ役職ではありません。二岡が二軍の現場を率い、桑田がファーム全体を統括するという役職の違いを理解しておく必要があります。
【巨人三軍コーチ2023】駒田徳広監督と巡回スタッフの一覧
三軍の監督は駒田徳広でした。NPBの2023年度公示に掲載された三軍スタッフは次のとおりです。
- 三軍監督: 駒田徳広(背番号70)
- 三軍打撃コーチ: 小笠原道大(背番号100)
- 三軍投手チーフコーチ: 杉内俊哉(背番号101)
- 三軍投手コーチ: 矢貫俊之(背番号107)
- 三軍内野守備コーチ: 脇谷亮太(背番号104)
- 三軍外野守備兼走塁コーチ: 金城龍彦(背番号103)
- 三軍バッテリーコーチ: 市川友也(背番号102)
加えて、カテゴリーを横断して指導するスタッフや、専門分野を担当する役職もありました。
- 巡回投手兼トレーニングコーチ補佐: 大竹寛(背番号108)
- 巡回投手コーチから投手コーチへ異動: 久保康生(背番号84)
- 巡回打撃コーチから打撃コーチへ異動: 石井昭男(背番号98)
- 打撃コーディネーター: Z.ウィーラー(背番号110)
NPB公示によると、久保康生と石井昭男は2023年3月29日付で役職が変更されました。シーズン開幕前に公表されたスタッフ表だけを見ていると、こうしたシーズン中の配置変更を見落とす可能性があります。
巨人の三軍体制を調べる際は、監督やコーチの氏名だけでなく、三軍専任なのか、巡回指導なのか、途中で担当が変わったのかまで確認すると、実際の育成体制をより正確に把握できます。
【役職から読み解く】原辰徳・阿部慎之助・川相昌弘・大久保博元の役割
2023年の一軍首脳陣を理解するうえで、特に注目したいのが原辰徳、阿部慎之助、川相昌弘、大久保博元の4人です。それぞれ役職が異なり、チーム運営の中で担当する領域も異なっていました。
原辰徳監督: 一軍の指揮を執る責任者です。試合の采配や選手起用を含め、チーム全体の方向性を決める立場にありました。2023年は原体制のシーズンでしたが、同年終了後に監督交代が発表されています。
阿部慎之助ヘッド兼バッテリーコーチ: ヘッドコーチとして監督を補佐するとともに、バッテリー部門も担当しました。捕手出身という経歴と、チーム全体を支える役職の両方を持っていた点が特徴です。翌2024年には監督に就任しました。
川相昌弘総合コーチ: 一軍の総合コーチとして登録されていました。2026年のNPB公示ではディフェンスチーフコーチとなっており、2023年とは役職名が異なります。守備分野を含む指導体制の変化を追う際に注目したい人物です。
大久保博元打撃チーフコーチ: 2023年の一軍打撃部門を率いる立場でした。亀井善行打撃コーチとともに打撃指導を担いましたが、役職の名称だけで個々の打撃成績やチーム成績を直接評価することはできません。選手の起用、コンディション、相手投手との相性など、結果には複数の要因が関係するためです。
また、2023年の一軍投手部門では阿波野秀幸がチーフコーチ、山口鉄也が投手コーチ、村田善則がブルペンコーチを担当しました。投手陣についても、チーフ、担当コーチ、ブルペンという役職の違いを区別して見ることが大切です。
【巨人コーチ人事の変更経緯】2023年から阿部監督体制へ
2023年のスタッフ人事は、シーズン前の配置、シーズン中の異動、シーズン終了後の監督交代という3つの段階で整理できます。
2022年10月14日: 読売ジャイアンツは2023年シーズンのコーチングスタッフを発表しました。原辰徳監督を継続し、阿部慎之助をヘッド兼バッテリーコーチ、大久保博元を打撃チーフコーチに配置する体制でした。
2023年3月29日: NPBの公示上、久保康生が巡回投手コーチから投手コーチへ、石井昭男が巡回打撃コーチから打撃コーチへ異動しました。年度初めのスタッフ一覧とシーズン中の登録内容は、必ずしも同一ではありません。
2023年8月16日〜19日: NPBの公示には、安藤強が二軍監督代行を務めた期間が記録されています。二軍監督の正式な登録は二岡智宏であり、代行期間と通常の役職を混同しないことが大切です。
2023年10月4日: 原辰徳監督がシーズン終了後の辞任を表明し、後任として阿部慎之助が監督に就任することが発表されました。これにより、2023年にヘッド兼バッテリーコーチだった阿部が、翌2024年から一軍を率いる立場へ移りました。
2023年10月28日: 球団が翌2024年のコーチングスタッフを発表。二岡智宏は一軍のヘッド兼打撃チーフコーチとなり、川相昌弘は内野守備コーチ、亀井善行は外野守備兼走塁コーチへと配置が変わりました。
なお、NPBの2023年度勝敗表では、巨人は71勝70敗2分、勝率.504でセ・リーグ4位でした。143試合を戦って上位3球団に届かなかった結果は、当時のチームを振り返るうえで欠かせない背景です。ただし、順位だけを根拠に特定のコーチ一人へ責任を帰すことはできません。監督交代とスタッフ再編は、球団全体の編成方針として捉える必要があります。
【巨人コーチ陣2023と2026を比較】役職・担当者はどう変わった?
2026年度のNPB公示では、監督は阿部慎之助です。2023年に一軍のヘッド兼バッテリーコーチだった阿部が監督となり、川相昌弘や亀井善行も別の役職を担っています。以下は、両年度の主な役職を比較したものです。
| 比較項目 | 2023年 | 2026年 | 主な変化 |
|---|---|---|---|
| 一軍監督 | 原辰徳 | 阿部慎之助 | 阿部がヘッド兼バッテリーコーチから監督へ |
| 川相昌弘 | 総合コーチ | ディフェンスチーフコーチ | 担当役職が変更 |
| 亀井善行 | 打撃コーチ | 外野守備兼走塁コーチ | 打撃から外野守備・走塁へ |
| 打撃部門 | 大久保博元・亀井善行 | Z.ウィーラー・李承燁 | 一軍の打撃担当者が交代 |
| 投手部門のチーフ | 阿波野秀幸 | 杉内俊哉 | チーフ担当者が交代 |
| 二軍監督 | 二岡智宏 | 石井琢朗 | ファームの指揮官が交代 |
| 三軍監督 | 駒田徳広 | 会田有志 | 三軍の指揮官が交代 |
2026年の一軍スタッフを詳しく見ると、NPB公示には次の担当者が掲載されています。
- 監督: 阿部慎之助
- オフェンスチーフコーチ・監督代行: 橋上秀樹
- ディフェンスチーフコーチ: 川相昌弘
- バッテリーチーフコーチ: 村田善則
- 打撃コーチ: Z.ウィーラー、李承燁
- 内野守備兼走塁コーチ: 吉川大幾
- 外野守備兼走塁コーチ: 亀井善行
- 投手チーフコーチ: 杉内俊哉
- 投手コーチ: 内海哲也
- バッテリーコーチ: 實松一成
同じく2026年の二軍は石井琢朗監督、金城龍彦二軍オフェンスコーチ、脇谷亮太二軍ディフェンスコーチ、田口昌徳二軍バッテリーコーチ、大田泰示二軍打撃コーチ、鈴木尚広二軍外野守備兼走塁コーチ、山口鉄也二軍投手チーフコーチ、大竹寛二軍投手コーチという構成です。
三軍は会田有志監督、橋本到三軍オフェンスコーチ、若林晃弘三軍ディフェンスコーチ、市川友也三軍バッテリーコーチ、立岡宗一郎三軍外野守備兼走塁コーチ、野上亮磨三軍投手チーフコーチ、西村健太朗三軍投手コーチ。巡回スタッフには矢野謙次巡回打撃コーチ、久保康生巡回投手コーチが登録されています。
もう一つ、2026年の人事で見落とせないのが橋上秀樹です。NPB公示では、橋上はオフェンスチーフコーチから2026年5月26日付で監督代行として記載されています。年度の基本スタッフとシーズン途中の変更を分けて見ることで、最新の陣容を正確に理解できます。
2023年と2026年を比べると、単に顔ぶれが入れ替わっただけではありません。監督の交代に加え、攻撃・守備のチーフ役職、二軍と三軍の指揮官、各コーチの専門領域にも変化が見られます。役職の名称と担当カテゴリーをセットで比較することが、人事の変遷を読み解くポイントです。
【巨人コーチ陣2023】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2023年の巨人の監督は誰でしたか?
A1:原辰徳です。阿部慎之助は当時、ヘッド兼バッテリーコーチを務めており、監督に就任したのは2024年からです。
Q2:2023年の巨人の二軍監督と三軍監督は誰ですか?
A2:二軍監督は二岡智宏、三軍監督は駒田徳広でした。また、桑田真澄はファーム総監督として登録されていました。
Q3:大久保博元と亀井善行は2023年に何のコーチでしたか?
A3:大久保博元は一軍の打撃チーフコーチ、亀井善行は一軍の打撃コーチでした。2026年のNPB公示では、大久保は掲載されておらず、亀井は外野守備兼走塁コーチとなっています。
Q4:2023年から2026年までに最も大きく変わった点は何ですか?
A4:原辰徳から阿部慎之助への監督交代です。加えて、川相昌弘や亀井善行の役職変更、二軍・三軍監督の交代など、各カテゴリーの指導体制も変化しています。
Q5:巨人のコーチ陣を正確に調べるには、何を確認すればよいですか?
A5:NPBの年度別「監督・コーチ一覧」を基本資料とし、シーズン途中の異動や監督代行の記録も確認してください。球団が発表するスタッフ一覧と照らし合わせれば、トレーニング担当など公示とは別枠のスタッフも把握しやすくなります。
まとめ:巨人コーチ陣の歴代人事を正しく読み解くポイント
2023年の巨人は、原辰徳監督、阿部慎之助ヘッド兼バッテリーコーチ、川相昌弘総合コーチ、大久保博元打撃チーフコーチらを中心とする体制でした。二軍では二岡智宏、三軍では駒田徳広が監督を務め、桑田真澄がファーム総監督として登録されていました。
その後、阿部慎之助が2024年から監督に就任。2026年には川相昌弘がディフェンスチーフコーチ、亀井善行が外野守備兼走塁コーチとなり、二軍・三軍の監督も交代しています。橋上秀樹が監督代行として記載されたことも、2026年度の公示で確認できる人事上の動きです。
巨人コーチ陣の歴代比較で失敗しないためには、氏名だけで判断せず、年度・役職・担当カテゴリー・シーズン中の異動をセットで確認することが大切です。2023年の布陣を知りたい場合は2023年度のNPB公示、2026年の最新体制を知りたい場合は2026年度の公示を基準にすると、監督交代やコーチ人事の変化を整理しやすくなります。