2026年FIFAワールドカップのグループF第2節、チュニジア代表対日本代表は、現地時間6月20日(日本時間6月21日)にメキシコのモンテレイ・スタジアムで行われ、日本が4-0で勝利しました。日本代表の先発メンバーには鈴木彩艶、鎌田大地、伊東純也、上田綺世らが名を連ね、森保一監督はオランダ戦から先発4人を変更。負傷した久保建英を欠くなか、攻撃陣の組み合わせを変えて結果を残しました。
日本サッカー協会(JFA)の公式試合記録、FIFAの戦術ラインアップ、Jリーグ公式の試合データをもとに、チュニジア対日本のスタメン、両チームのフォーメーション、オランダ戦からの変更点、久保建英の欠場理由、得点経過と交代選手を整理します。チュニジア代表は試合直前にエルヴェ・ルナール監督を迎えており、指揮官交代後の布陣にも注目が集まりました。
【チュニジア対日本のスタメン】2026年W杯グループF第2節の先発11人

チュニジア対日本のスタメンは、日本が3バックを軸とする布陣、チュニジアが5バックを基本とする布陣でスタートしました。日本は前線の機動力と積極的なプレスを生かし、試合開始直後から主導権を握ります。
以下はFIFAの公式戦術ラインアップとJFAの試合記録に基づく先発メンバーです。
| 項目 | 日本代表 | チュニジア代表 |
|---|---|---|
| 監督 | 森保一 | エルヴェ・ルナール |
| フォーメーション | 3-4-3 | 5-3-2 |
| GK | 鈴木彩艶 | アイメン・ダーメン |
| DF | 伊藤洋輝、板倉滉、冨安健洋 | アリ・アブディ、オマル・レキク、モンタサル・タルビ、ディラン・ブロン、ヤン・ヴァレリー |
| MF | 中村敬斗、田中碧、佐野海舟、堂安律 | エリス・スキリ、アニス・スリマン、ハンニバル・メイブリ |
| FW・前線 | 鎌田大地、上田綺世、伊東純也 | エリアス・サアド、セバスティアン・トゥネクティ |
| 試合結果 | 日本 4-0 チュニジア | |
| 開催日 | 2026年6月20日(現地時間)/6月21日(日本時間) |
日本代表は、GKに鈴木彩艶、最終ラインに伊藤洋輝、板倉滉、冨安健洋を配置。中盤では田中碧と佐野海舟がバランスを取り、堂安律と中村敬斗がサイドから攻撃に関わりました。前線には鎌田大地、上田綺世、伊東純也が並び、久保建英不在の穴を複数の選手で補う構成となっています。
一方のチュニジアは、GKダーメンを中心に5人の最終ラインを形成。中盤のスキリ、スリマン、メイブリで中央を固め、サアドとトゥネクティを前線に置く布陣でした。日本のサイド攻撃を抑えながら、ボールを奪った後の速攻につなげる狙いが考えられる配置です。
【日本代表フォーメーション】3-4-3が生んだ攻撃の連動性
FIFAの戦術ラインアップで示された日本代表のフォーメーションは3-4-3です。3人のセンターバックを土台に、4人の中盤が幅と中央のバランスを取り、前線の3人が相手守備を動かす形でした。
この試合で重要だったのは、単純に前線の人数を増やすことではなく、ボールを奪った後に素早く前へ運ぶことです。日本は積極的なプレスでチュニジアの守備陣に時間を与えず、奪ったボールをサイドや中央へ展開。中村敬斗らが相手の守備ブロックを揺さぶり、鎌田大地や上田綺世がゴール前でフィニッシュに関わりました。
開始4分の先制点は、その攻撃の連動性を象徴する場面です。前方へのパスを起点に攻撃がつながり、中村敬斗が左サイドから低い折り返しを送ると、鎌田大地が押し込んでゴール。日本は早い時間帯にリードを奪い、試合の流れを引き寄せました。
なお、試合データを掲載する媒体によっては、日本の布陣を3-4-2-1と表記する場合もあります。これは鎌田や伊東が上田の背後でプレーする形を重視した見方によるものです。フォーメーションの数字だけで判断するのではなく、選手の立ち位置や攻守の切り替えまで見ると、森保監督の狙いが理解しやすくなります。
【オランダ戦からの変更点】久保建英の欠場理由と森保一監督の判断
日本代表はグループF初戦のオランダ戦で2-2と引き分けましたが、その試合で久保建英が負傷。日本サッカー協会の発表を伝えた共同通信などの報道によると、久保は左膝を痛め、チュニジア戦を欠場しました。オランダ戦で相手選手との接触があった後、後半途中に交代しており、負傷の影響が残っていたことが出場を見送った理由です。
久保はチームを離脱したのではなく、回復とリハビリを続ける扱いとなりました。ただし、当時の発表では復帰時期や負傷の詳しい程度までは公表されていません。したがって、チュニジア戦の欠場は左膝の負傷によるものと整理できますが、具体的な復帰日を断定することはできません。
森保一監督はオランダ戦から先発4人を変更しました。JFAの試合レポートでは、守備陣に冨安健洋と板倉滉が入り、前線では伊東純也が久保建英に代わり、田中碧も先発に名を連ねています。具体的な変更は次のとおりです。
- 守備陣:谷口彰悟、渡辺剛に代わり、板倉滉、冨安健洋を起用。
- 中盤:田中碧を先発に加え、ボール奪取と前進を支える役割を強化。
- 前線:負傷欠場の久保建英に代わって伊東純也が先発し、前線の突破力を確保。
- 攻撃の組み合わせ:前戦で先発した前田大然に代わり、伊東純也を含めた攻撃陣を再編。
この変更を単純な選手の入れ替えとして捉えるだけでは、狙いを十分に理解できません。久保が担っていた前線での創造性を、鎌田の判断力、伊東のスピード、中村のサイド突破によって分担する構成です。加えて、冨安の復帰と板倉の起用によって守備の組み合わせも変え、攻撃と守備の両面を調整しました。
負傷による欠場は当初の計画を狂わせる要因ですが、複数の選手が異なる役割を引き受けられることは、短期決戦のワールドカップで大きな意味を持ちます。チュニジア戦は、日本代表の選手層と戦術的な柔軟性が結果に結びついた試合でした。
【チュニジア戦の試合結果】鎌田大地・上田綺世・伊東純也の得点経過
試合は日本が4-0で勝利。FIFAの公式試合レポートによると、この試合はワールドカップ本大会の通算1000試合目にあたりました。日本は大会の節目となる一戦で、序盤から攻撃力を発揮しています。
- 4分:鎌田大地(日本)
中村敬斗の左サイドからの折り返しを鎌田が押し込み、日本が先制。 - 31分:上田綺世(日本)
日本が追加点を挙げ、前半のうちに2点のリードを確保。 - 69分:伊東純也(日本)
上田のプレーを起点に伊東がゴールを決め、リードを3点に広げた。 - 83分:上田綺世(日本)
上田がこの日2点目を記録し、4-0で勝利を決定づけた。
とりわけ注目したいのは、上田綺世が2ゴールを挙げたことです。1トップとして相手のセンターバックを引きつけるだけでなく、自らゴールを決め、伊東純也の得点にもつながるプレーを見せました。得点数だけでは測れない前線での貢献も大きかったといえます。
鎌田大地は試合開始早々の得点でチームに勢いをもたらし、伊東純也は持ち味のスピードを生かして追加点を奪いました。久保建英を欠いた日本が、特定の選手だけに依存せず、複数の攻撃ルートからゴールを生み出したことは、この試合の大きな収穫です。
開催地のモンテレイには5万1243人が来場。FIFAは日本の4-0勝利を、アジア勢によるワールドカップ本大会での大きな記録として紹介しました。日本はこの勝利でグループステージ突破に大きく前進し、チュニジアは2連敗となって敗退が決まりました。
【チュニジア代表スタメンと監督交代】エルヴェ・ルナールの狙い
チュニジア代表にとって、日本戦は通常のグループ第2節とは異なる難しさを抱えた一戦でした。初戦でスウェーデンに1-5で敗れた後、サブリ・ラモウシ監督が退任し、フランス人指揮官のエルヴェ・ルナールが大会残りの試合を率いることになったためです。FIFAは2026年6月16日付の報道で、ルナールの就任を伝えています。
ルナールは過去にサウジアラビア代表を率いた経験を持つ監督です。しかし、日本戦までの準備期間は限られていました。5バックを基本とする守備的な配置で日本の攻撃を受け止めようとしたものの、試合開始から4分で失点したことで、ゲームプランは早い段階で修正を迫られました。
チュニジアのスタメンでは、主将エリス・スキリが中盤を支え、ハンニバル・メイブリが攻撃へのつなぎ役を担いました。両サイドのアリ・アブディとヤン・ヴァレリーも守備に加わり、5バックで日本の突破を封じる構成です。
ただし、5バックは人数をそろえれば自動的に守備が安定するわけではありません。最終ラインと中盤の距離が開けば、相手にペナルティーエリア手前で自由を与えます。日本はテンポのよいパス交換とサイドからの侵入で守備ブロックを揺さぶり、チュニジアの守備対応が整う前に攻撃を完結させました。
ルナール体制での初戦は、指揮官交代直後にチームを立て直す難しさを示す結果となりました。監督交代だけで短期間に戦術、選手間の連係、試合中の判断をすべて改善するのは容易ではありません。チュニジアにとっては、守備組織の再構築と攻撃への移行が今後の課題として残りました。
【チュニジア対日本の交代選手】森保監督は何を変えたのか
日本は2点リードで迎えた後半も攻撃の姿勢を保ち、追加点を奪った後は交代選手を投入して試合を締めくくりました。JFAの公式試合記録では、日本は74分、78分、84分に交代を実施しています。
日本代表の交代選手
- 74分:堂安律に代わり菅原由勢、鎌田大地に代わり鈴木淳之介。
- 78分:冨安健洋に代わり瀬古歩夢、中村敬斗に代わり鈴木唯人。
- 84分:上田綺世に代わり後藤啓介。
この交代策には、主力選手の負担を管理しながら、試合終盤の守備を安定させる狙いが読み取れます。2点差の段階で交代を始め、リードが3点に広がった後も複数の選手を入れ替えました。最後は上田を下げて後藤を投入し、前線の選手にも出場機会を与えています。
チュニジア代表の交代選手
- ハーフタイム:ディラン・ブロンに代わりモハメド・アミン・ベンハミダ、エリアス・サアドに代わりイスマエル・ガルビ。
- 64分:セバスティアン・トゥネクティに代わりフィラス・シャウアト。
- 90分:アリ・アブディに代わりエリアス・アシュリ、エリス・スキリに代わりラニ・ケディラ。
チュニジアはハーフタイムに2人を入れ替え、後半途中にも前線の選手を交代しました。先制点を許した後に守備を修正し、攻撃の活性化を図る狙いがあったと考えられます。しかし、69分に3失点目を喫したことで、試合を立て直す余地はさらに狭まりました。
交代策を評価する際は、交代人数だけでなく、投入時点のスコア、選手の疲労、守備と攻撃のどちらを優先したかを合わせて見る必要があります。この試合では、日本がリードを維持するだけでなく、追加点を重ねてから選手を入れ替えられた点が、両チームの差を示していました。
【プロの結論】スタメンから読み解く日本代表の勝因と評価基準
チュニジア対日本のスタメンを分析すると、勝因は久保建英の不在を埋めたことだけではありません。先発4人を変更しながらも、前線の役割分担、ボールを奪った後の速攻、3バックを軸とする守備の連係を機能させたことが重要でした。
鎌田大地は試合序盤に結果を出し、伊東純也は突破力を生かして得点。上田綺世は2ゴールでフィニッシュの精度を示しました。中村敬斗も先制点につながる折り返しで貢献しており、攻撃の成果は一人のスター選手だけに集約されるものではありません。
また、鈴木彩艶をGKに据え、板倉滉、伊藤洋輝、冨安健洋の3人を最終ラインに並べたことは、攻撃的な布陣を支える土台になりました。攻撃に人数をかけるためには、ボールを失った後に相手のカウンターを抑えられる配置が必要です。守備の安定があったからこそ、日本は前線で積極的に勝負できました。
試合結果を振り返る読者が確認すべき要点は、次の3つです。
- スタメンの比較:前戦から誰が外れ、誰が入ったか。変更が負傷対応なのか、戦術上の判断なのかを区別する。
- フォーメーションの理解:3-4-3などの数字だけでなく、前線の選手がどこで受け、サイドと中央をどう使い分けたかを見る。
- 結果と内容の区別:4-0というスコアに加え、先制点の時間、追加点の流れ、交代後の試合運びを確認する。
この3点を押さえれば、単に得点者や先発メンバーを覚えるだけでなく、森保一監督がなぜスタメンを変更し、どのように試合をコントロールしたのかまで理解できます。ワールドカップのような短期決戦では、主力の欠場に対応できる選手層と、試合状況に応じた戦術の調整力が勝ち上がりを左右します。
【チュニジア対日本スタメン】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のチュニジア対日本戦で、日本代表のスタメンは誰でしたか?
A1:鈴木彩艶、板倉滉、伊藤洋輝、冨安健洋、田中碧、堂安律、中村敬斗、伊東純也、鎌田大地、佐野海舟、上田綺世の11人です。FIFAの公式戦術ラインアップでは3-4-3とされています。
Q2:久保建英がチュニジア戦を欠場した理由は何ですか?
A2:グループF初戦のオランダ戦で左膝を負傷したためです。日本サッカー協会の発表を伝えた報道では、チュニジア戦への出場を見送り、回復とリハビリを続けるとされました。
Q3:チュニジア対日本の試合結果と得点者は?
A3:日本が4-0で勝利しました。得点者は4分の鎌田大地、31分と83分の上田綺世、69分の伊東純也です。上田綺世は2ゴールを記録しました。
Q4:オランダ戦から日本代表のスタメンは何人変更されましたか?
A4:JFAの試合レポートによると、先発4人が変更されました。久保建英の負傷欠場に加え、守備陣と前線の組み合わせも変更されています。
Q5:チュニジア代表の監督は誰でしたか?
A5:チュニジア戦ではエルヴェ・ルナールが指揮を執りました。初戦のスウェーデン戦で1-5と敗れた後、サブリ・ラモウシ監督に代わって大会残りの試合を率いることになりました。
まとめ:2026年チュニジア対日本はスタメン変更と攻撃の連動が勝利の鍵
2026年FIFAワールドカップのグループF第2節、チュニジア対日本は日本が4-0で快勝しました。鈴木彩艶をGKに据えた3-4-3を軸に、鎌田大地、伊東純也、上田綺世らが結果を残し、久保建英の負傷欠場をチーム全体の連動で補いました。
オランダ戦から先発4人を変更した森保一監督の判断、試合開始直後の先制点、上田綺世の2ゴール、そしてリードを保ちながら進めた交代策が、この試合を理解するうえでの要点です。
チュニジア代表はエルヴェ・ルナール監督の就任後、守備の立て直しを目指しましたが、日本の速い攻撃を止められず敗退が決まりました。スタメンを確認するときは、選手名だけでなく、フォーメーション、前戦からの変更、負傷による欠場、試合中の交代を一緒に見ることが、試合内容を正しく理解する近道です。