ベビーカーはいくらで買えるのか。2026年の価格を見ると、1万円以下で購入できる選択肢がある一方、人気ブランドの高機能モデルは7万円前後、海外ブランドの上位モデルでは10万円を超える商品もあります。価格差が大きいだけに、初めて購入する人にとっては「何万円くらいを予算にすればいいのか」「高いベビーカーほど使いやすいのか」と迷いやすい買い物です。
価格を左右するのは、A型・B型の違いだけではありません。赤ちゃんを乗せられる月齢、車体の重さ、走行性、折りたたみやすさ、シートの機能、ブランドなどによっても変わります。コンビ、アップリカ、ピジョン、サイベックスの掲載価格をはじめ、新品・中古・レンタルの費用を比較し、予算に合ったベビーカーの選び方を整理します。
【ベビーカーはいくら?】2026年の価格相場は1万円以下から10万円超まで

ベビーカーの購入予算は、まず新品のB型なら1万〜4万円前後、A型なら3万〜7万円前後をひとつの目安にすると考えやすくなります。機能を絞った低価格モデルや型落ち品はこれより安く、軽量性や走行性、デザインにこだわった商品はさらに高額になります。
2026年4月に公開された価格比較情報でも、B型は7,000円台から2万円台、A型は2万円台から3万円台の低価格帯が紹介されています。ただし、これは安い商品の目安であり、すべてのモデルが同じ価格帯に収まるわけではありません。
おおまかな予算の考え方は次のとおりです。
- 1万円以下:中古品、型落ち品、一部の低価格B型などが候補。
- 1万〜3万円:シンプルなB型や、機能を絞ったモデルを探しやすい価格帯。
- 3万〜5万円:B型の上位モデルや、A型の比較的手頃なモデルが候補になる。
- 5万〜8万円:両対面式、振動対策、収納性などに配慮したA型や海外ブランドの人気モデルを比較しやすい。
- 8万〜10万円超:デザインや素材、走行性、独自機能などを重視した上位モデルが中心。
この区分は市場全体の統計的な平均価格ではなく、商品を比較するための予算目安です。実売価格は販売店、カラー、在庫、発売時期、セールによって変わります。
また、ベビーカーの本体価格だけを予算にするのも注意したいところです。雨の日に使うレインカバー、防寒用品、シートマットなどを追加購入する場合があります。購入前に必要な付属品を洗い出し、本体と合わせた総額で比較すると、予算オーバーを防ぎやすくなります。
【A型とB型の違い】価格差はなぜ生まれる?安さだけで選ぶ前に確認したいこと
ベビーカーの価格を考えるうえで、最初に確認したいのがA型とB型の違いです。両者は単に値段が異なる商品ではなく、使用開始時期や設計上の特徴が異なります。
製品安全協会のベビーカーSG基準では、A形は生後1か月から使用できるタイプ、B形はおすわりができる時期を目安に使用するタイプとして区分されています。一般的な目安は、A型が生後1か月頃から、B型が生後6〜7か月頃からです。実際に使用できる月齢は商品ごとの表示に従ってください。
A型ベビーカーは、新生児期を過ぎた頃から使いたい家庭向けです。背もたれを深く倒せる構造や、赤ちゃんの様子を見ながら押せる両対面式などを備えた商品が多く、初めての1台として検討されます。こうした機能や構造が価格に反映されるため、B型より高くなる傾向があります。
一方、B型ベビーカーは、腰がすわる時期以降の外出を中心に考える家庭向けです。軽量性やコンパクトさを重視した商品が多く、セカンドベビーカーとしても選ばれます。ただし、B型なら必ず軽い、あるいはA型より必ず安いというわけではありません。折りたたみ機構や車輪、素材、ブランドによって価格も重量も変わります。
選び方を整理すると、次のようになります。
- 生後1か月頃から使いたい:A型を中心に比較する。
- 最初は抱っこひもなどで対応し、腰がすわってから購入したい:B型を候補にする。
- 新生児期から長く1台を使いたい:使用可能月齢と耐荷重を確認したうえで、長期間使えるA型などを検討する。
- 電車移動や旅行が多い:価格だけでなく、折りたたみ後のサイズ、持ち上げやすさ、収納性を重視する。
なお、「AB型」は販売現場などで使われる呼び方で、A型とB型の特徴を兼ね備えた商品を指す場合があります。名称だけで判断せず、SG基準上の区分やメーカーが示す使用開始月齢を確認することが大切です。
【人気モデルを価格比較】コンビ・アップリカ・ピジョン・サイベックスはいくら?
具体的な商品を比べると、同じベビーカーでも価格が大きく異なることがわかります。以下は、2026年10月25日時点で確認できたメーカー公式情報や正規販売店の掲載価格をもとにした比較です。税込価格を基本とし、セール価格が掲載されている商品はその旨を記載しています。
| メーカー・モデル | タイプ・特徴 | 掲載価格(税込) |
|---|---|---|
| コンビ スゴカル air エッグショック MO | A型・軽量タイプ | 41,800円 |
| コンビ スゴカル エッグショック LB | A型・オート4キャス搭載 | 52,800円 |
| コンビ スゴカルR エッグショック ZA | A型・シングルタイヤ採用 | 69,300円 |
| アップリカ マジカルエアー AI | B型・本体重量3.3kg | 21,450円 |
| アップリカ ラクーナ クッション AI | A型・両対面式 | 67,100円 |
| ピジョン ビングル BB6 | B型・軽量タイプ | 36,850円〜 |
| ピジョン ランフィ RB5 | A型・両対面式 | 39,800円(セール表示) |
| サイベックス リベル(2026年モデル) | コンパクトタイプ | 29,975円 |
| サイベックス オルフェオ(2026年モデル) | コンパクトタイプ | 49,500円 |
| サイベックス メリオ カーボン(2026年モデル) | A型・両対面式 | 74,690円 |
| サイベックス ミオス | 上位モデル | 110,000円 |
価格は掲載時点のもので、販売店や在庫状況、カラー、キャンペーンによって変動します。ピジョンのランフィ RB5は公式オンラインショップにセール価格が掲載されていた例であり、いつでも同じ価格で購入できるとは限りません。サイベックスの価格は正規販売店の掲載情報を参照しています。
コンビは、4万円台から6万円台までA型の選択肢を比較しやすいのが特徴です。公式ブランドストアには、3.9kgのスゴカル air エッグショック MOや、より高価格帯のスゴカルR エッグショック ZAなどが掲載されています。階段で持ち運ぶ機会が多いのか、押しやすさを重視するのかによって候補が変わります。
アップリカは、比較的手頃なB型と機能を備えたA型の両方を選べるブランドです。公式製品情報によると、マジカルエアー AIのメーカー希望小売価格は21,450円、ラクーナ クッション AIは67,100円。使用開始時期が異なるため、価格だけでなく対象月齢を確認したいところです。
ピジョンは、軽量なB型から両対面式のA型まで幅広いのがポイントです。公式オンラインショップではビングルやランフィなどが掲載されています。セール価格が通常の掲載価格を大きく下回ることもあるため、予算を抑えたい人は値引きの有無も確認するとよいでしょう。
サイベックスは、コンパクト性を重視したモデルから10万円超の上位モデルまで展開しています。リベルは約3万円、オルフェオは約5万円、メリオ カーボンは約7万5,000円、ミオスは11万円という価格差があります。同じブランドでも用途や設計が異なるため、高価格モデルがすべての家庭に適しているわけではありません。
人気モデルの評判を調べるときも、口コミの評価点だけで決めないことが大切です。「軽くて便利」という評価は、階段や電車移動が多い人には参考になりますが、段差の多い道を長時間歩く人には走行性のほうが重要可能性があります。実際の使用環境に合った評価を探すことが、購入後の満足度につながります。
【新品・中古・レンタルを比較】ベビーカーの費用を抑えるならどれが得?
ベビーカーを安く手に入れる方法は、新品の低価格モデルを選ぶことだけではありません。使用期間が限られている育児用品だからこそ、中古やレンタルも選択肢になります。ただし、購入価格だけを比べても、本当にお得かどうかは判断できません。
新品のメリットは、商品の状態や付属品を確認しやすく、保証やアフターサービスも利用しやすいことです。毎日使う予定で、長期間の使用を考えている家庭には、新品の標準モデルが合理的な場合があります。価格を抑えたいなら、型落ち品や販売店のセール品も候補になります。
中古品は、購入費用を大幅に抑えられる可能性があるのが魅力です。フリマサービスのメルカリでは、コンビの旧型ベビーカーが数千円から1万円台で出品されている例も確認できます。ただし、出品価格は成約価格や市場平均を示すものではありません。送料、付属品の有無、商品の状態によって実際の負担は変わります。
中古品を購入するときは、次の点を確認してください。
- フレームに亀裂や変形がなく、接合部にガタつきがないか。
- ブレーキ、車輪、開閉ロック、シートベルトが正常に機能するか。
- 取扱説明書と必要な付属品がそろっているか。
- メーカーのリコール対象になっていないか。
- シートやプラスチック部品に劣化がないか。
製品安全協会も、中古品やお下がり品について、部品の欠落や劣化、リコールの有無を確認するよう注意を促しています。外見がきれいでも、使用年数や保管環境によって部材が劣化している場合があります。価格の安さだけでなく、安全に使える状態かどうかを優先しましょう。
レンタルは、短期間だけ使いたい家庭や、購入前に使い勝手を試したい人に向いています。例えば、ダスキンのベビー用品レンタル「かしてネッと」では、A型の軽量タイプの基本料金が1か月3,850円と掲載されています。同サービスの料金例では、3か月利用で9,240円、6か月利用で13,860円です。長期利用の割引が適用された場合の料金で、宅配料金は別途かかります。
一方、ベビレンタなどのサービスでは、モデルやレンタル条件によって30日間で1万円前後から1万4,000円以上の料金が掲載されている例もあります。レンタル費用は一律ではなく、機種、期間、送料、延長料金によって変わります。
レンタルと購入を比較する際は、次のように考えると整理しやすくなります。
- 数週間〜数か月だけ使いたい:レンタルを優先して比較する。
- 使う期間が決まっていない:延長料金や返却条件を確認する。
- 毎日使い、長期間利用する予定:新品購入とレンタルの総額を比較する。
- 高価格モデルが自宅や生活動線に合うか不安:短期レンタルで使い勝手を確かめる方法もある。
なお、レンタル品でも、到着時にブレーキや車輪、ベルトなどの状態を確認してください。利用前の点検を省略せず、異常があれば使用せずに貸出元へ相談することが大切です。
【安いベビーカーのおすすめは?】価格だけで失敗しない5つの選び方
予算を抑えたい場合でも、単純に最安値の商品を選ぶことが最善とは限りません。毎日使うベビーカーでは、価格差が実際の使いやすさにどう影響するのかを考える必要があります。
1.使用開始月齢を確認する
最初に見るべきなのは価格よりも対象月齢です。生後1か月頃から使うならA型を中心に比較し、腰がすわる時期以降から使用するならB型も候補になります。購入した商品が使いたい時期に対応していなければ、安くても目的を果たせません。
2.持ち上げる重さと押しやすさを確認する
階段、駅の乗り換え、バスへの乗り降りなど、持ち上げる機会が多いなら本体重量が大切です。一方、段差の多い道や長い距離を歩くなら、車輪の構造や走行性も確認したいポイントです。軽量性と走行性のどちらを優先するかによって、適したモデルは変わります。
3.折りたたみ後のサイズを確認する
玄関が狭い家庭や、車のトランクに収納したい家庭では、開いた状態のサイズだけでなく、折りたたんだときの寸法も確認してください。自立するか、片手で開閉できるか、収納かごに荷物を入れやすいかも、毎日の使い勝手に関わります。
4.必要な機能と不要な機能を分ける
両対面式、振動対策、日よけ、シートの洗いやすさ、ハンドルの高さ調整など、機能が増えるほど価格が高くなる傾向があります。しかし、すべての機能が必要とは限りません。毎日の外出で使う機能を優先し、利用頻度が低い機能のために予算を増やしすぎないことが節約につながります。
5.安全性と保証を確認する
安い商品を検討するときも、安全性の確認は省略できません。製品安全協会のSGマークや、メーカーが示す安全基準への適合状況、保証条件、修理対応、交換部品の入手しやすさを確認しましょう。中古品では、外観だけでなく、取扱説明書やリコール情報の確認も欠かせない。
特に、ベビーカーの口コミを読むときは、評価の理由に注目してください。軽さを評価しているのか、段差の越えやすさを評価しているのか、収納力を重視しているのかによって、参考になるレビューは異なります。実店舗で試せる場合は、実際に押す、曲がる、折りたたむ、持ち上げる動作を試してから決めるのがおすすめです。
【ベビーカーはいつ買う?】購入時期と費用を抑える方法
ベビーカーを買う時期は、出産前か出産後かという点だけでなく、実際に使い始める時期と商品の価格変動を考えて決めるとよいでしょう。
生後1か月頃から使う予定なら、出産前に候補を絞り、必要な時期までに購入できるよう準備すると安心です。実物を試したい場合は、出産前に店舗で操作性や収納性を確認しておくと、慌てて選ぶリスクを減らせます。保管場所や車への積み込み方も、事前に確認しておきたい点です。
費用を抑えたいなら、次の方法を組み合わせると効果的です。
- 型落ちモデルを比較する:新モデルの発売後に旧モデルが値下げされることがある。必要な機能が備わっているかを確認する。
- 複数の販売店を比較する:メーカー希望小売価格だけでなく、実売価格、送料、ポイント還元、保証内容を含めて判断する。
- セールやクーポンを活用する:大型セールや店舗独自のキャンペーンを確認する。ただし、値引き率だけでなく、値引き後の支払総額を比較する。
- 中古品やレンタルを検討する:使用期間が短い場合や、購入前に試したい場合は、新品購入以外の方法も比較する。
- 付属品を必要な分だけ買う:購入時にすべてをそろえず、実際の使用環境に応じて必要なものを追加する。
購入時期を決める際には、値下がりを待ちすぎないことも大切です。欲しいモデルの在庫がなくなったり、使い始めたい時期に間に合わなくなったりすれば、結果として選択肢が狭まる可能性があります。
また、ベビーカーは赤ちゃんの成長に合わせて使う商品です。価格が安くても、対象月齢や体重の条件を満たしていなければ使用できません。購入を急ぐよりも、使用開始時期、生活動線、予算を先に整理しておくと、必要な機能を備えた商品を選びやすくなります。
【ベビーカーはいくら】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ベビーカーは最低いくらから買えますか?
A1:新品では、B型の一部に1万円以下から購入できる商品があります。中古品ならさらに安い出品もありますが、A型は使用開始月齢や機能によって価格が高くなる傾向があります。中古品は安全性や部品の状態を確認して選びましょう。
Q2:A型とB型では、どちらが安いですか?
A2:一般的にはB型のほうが安い傾向があります。B型は腰がすわる時期以降から使う商品で、軽量性やコンパクトさを重視したモデルが多いためです。ただし、ブランドや機能によって価格は異なります。生後1か月頃から使いたい場合は、価格だけでB型を選ばず、対象月齢を確認してください。
Q3:ベビーカーは5万円以内でも十分ですか?
A3:使用開始月齢や必要な機能が合っていれば、5万円以内でも選択肢はあります。コンビの軽量A型や、アップリカのB型などが候補になります。走行性、重量、折りたたみやすさ、安全性を比較し、生活スタイルに合う商品を選ぶことが大切です。
Q4:ベビーカーは中古とレンタルのどちらがお得ですか?
A4:短期間だけ使うならレンタル、長期間使う予定で状態のよい商品を安く購入できるなら中古が候補になります。ただし、レンタルは送料や延長料金、中古は修理や不足部品の費用が発生する可能性があります。利用期間を決め、総額で比較してください。
Q5:10万円を超えるベビーカーを買う価値はありますか?
A5:高価格モデルには、デザインや素材、走行性、独自機能などに特徴がある商品もあります。ただし、価格が高いほどすべての家庭に適しているわけではありません。必要な機能を具体的に整理し、実際に使う頻度や移動環境を考えて判断しましょう。
まとめ:ベビーカーの予算は使用月齢と生活スタイルから決める
2026年のベビーカーは、1万円以下の選択肢から10万円を超える上位モデルまで価格帯が幅広く、予算の決め方によって候補が大きく変わります。新品のB型なら1万〜4万円前後、A型なら3万〜7万円前後をひとつの目安にし、必要な機能や使用期間に応じて比較するのが現実的です。
コンビ、アップリカ、ピジョンは、比較的手頃なモデルから機能を備えたモデルまで選択肢があり、サイベックスはコンパクトなモデルから10万円を超える上位モデルまで展開しています。メーカー名や価格だけで決めるのではなく、対象月齢、重量、走行性、収納性を見比べることが大切です。
費用を抑えたい場合は、型落ち品やセール、中古、レンタルも検討できます。ただし、安さを優先するあまり、使いたい時期に合わない商品や、安全性を確認できない中古品を選ぶのは避けたいところです。
失敗しないための判断基準は、「いつから使うか」「どこで使うか」「何を優先するか」の3点です。この条件を先に決めておけば、必要以上に高いモデルを選ぶことも、安さだけで購入して後悔することも防ぎやすくなります。ベビーカー本体の価格だけでなく、付属品やレンタル費用も含めて総額を比較し、家族の生活に合う1台を選んでください。